- 投稿日:2025/05/03
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はえらいてんちょう 著『しょぼい起業で生きていく』2018年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:えらいてんちょう
1990年東京生まれ。朝起きるのが苦手だったため、はじめから就職活動をせず、なんの経験も計画もないまま、しょぼく起業。慶応義塾大学経済学部卒業。2015年10月、初の実店舗としてリサイクルショップを開店。
その後、知人が廃業させる予定だった学習塾を受け継いだり、居抜き物件を借りて、小さなバーをオープンさせたりするなどし、事業を拡大。その後、バーが人気を呼び、「しょぼい起業」をしたい若者たちのためにフランチャイズ化。加盟店は全国に7店舗。現在は、投資家、コンサルタントとしても活動し、しょぼい店舗の開業・運営を1年で10件以上手がける。
✅ 生活の資本化が鍵である。
✅ 事業計画なしでも起業は可能。
✅ 「しょぼく」ても生きていける。
何でもかんでも鵜呑みにするのはオススメしないが、「何とかなる」ということを教えてくれる本。
都合よく、「別に頑張らなくてもいいんだ!」と考えるのは注意しよう。
よくよく読んでみると…。
著者は慶応義塾大学経済学部を卒業している。
うまくいった土壌やタイミングもある。
芽が出るまで3年以上かけているし、起業してその後、コンサルティングとビジネスを変化させている。
「自分なりに」頑張ってきて見つけた「結論」である。
他所の成功体験を自分流にアレンジしないで行ったメソッドは破綻する。
この点を踏まえて、自分はどうするかを考えよう。
しょぼくたって、人は生きていけます。
何も悲観することはありません。
よく生きづらい社会だと言われますが、うまく使えば、社会はあなたに牙を向いてくることはありません。
生きていくための固定費を減らしましょう。
自分のできるアルバイトをしましょう。
それも無理なら親に頼りましょう。
どうしてものときは生活保護があなたを救ってくれます。
えらいてんちょう 著『しょぼい起業で生きていく』
この本も含めて、いくつかの書籍で見られるのは"今のところ"日本は手厚いサービスがあるので、何だかんだ生きていけるということである。
『しょぼい起業で生きていく』
しょぼい起業とは?
「いつもやっていることをお金に換えること」である。
これを「生活の資本化」と表現している。
著者がリサイクルショップと飲食店を経営したのは非常に相性が良かったからと語る。
リサイクルショップに回ってきた一番良いものを店舗に利用する。
飲食店の内装費をこれでかなり抑えたとのこと。
そして、飲食店では自分の食事を10人分作ることは10倍の材料費がかかるわけではない。
余った9人分を売ることで利益を得る。
食費(生きているだけでかかるコスト)を利益に換える。
「店舗かつ、家」として考える。
これが「しょぼい起業」のマインドである。
現物商売ではあるが、売れなければ、自分で消費することができる。
これは「不況に強い」と言える。
⇒ 日常の延長で収益を得る。
⇒ すでに持っているものを最大限に活かす。
⇒ 自分の生活をすべて自分の労働で満たして、余ったぶんは売って資本化する。
手持ちにカメラがあるなら、カメラを活かした活動を考える。
できる限り、日常的な動作を利益に結び付けるのだ。
事業は、アイデアから入るというより、人とのつながりや置かれている環境などの条件から、自分ができそうなことを発見して事業化していくものなのだと思います。
えらいてんちょう 著『しょぼい起業で生きていく』
ちなみに、しょぼくても稼ぐ仕組みはどうするのか?
⇒ 固定費を減らし、小さな利益を積み重ねるとのこと。
⇒ いきなり大儲けしようとしてはいけない。
収益が少なくても、生活コストを下げることで十分に生計を立てられる。
どちらかというとミニマリズムかもしれない。
八木仁平 著「世界一やさしい『才能』の見つけ方」
こちらの書籍では才能とは「ついやってしまうこと」としている。
才能を、外へ探しに行ってはいけません。 すでにやっていることが才能なんです。 宝物は、すでにあなたの中にあります。
八木仁平 著「世界一やさしい『才能』の見つけ方」
事業計画も資金も不要?
しかし、しょぼい起業にも勇気は不可欠である。
「資金もいらねえ! 誰にも頼らねえ! 基本全部自分でやったる!」ということを覚悟して始めないと、そもそも店が開店しません。
えらいてんちょう 著『しょぼい起業で生きていく』
準備資金は50万くらいあれば十分とのこと。
それもできないなら、「投資してもらえる人」になるしかない。
大事な点は「お金を持ち逃げしない、好ましい人で、おもしろいことをやっている人」に、人は投資をする。
「始めてしまったけどこの部分でどうしてもお金がないんです!」なら出資する気になりやすいといった点は確かに…と私も思いました。🧐
いちばんいいのは、「なんらかの成果物を持ってくる」こと。
完璧なものである必要はなく、クオリティが低かろうと、とりあえず途中で放り投げずに何かをやり通した、というのは信用に大きく寄与するのだ。
何かを申し込む前にポートフォリオが求められる。
提示できれば、スタートラインに立てると思えば心強い。
⇒ いきなり始めることが重要。
自分が我慢ならないことをし続けるよりはよっぽど健全である。
「嫌なことから逃げた人」なりになんとかやっていけば何も問題はない。
「兵は拙速を尊ぶ(へいはせっそくをたっとぶ)」
計画に時間をかけるより、まず動いて軌道修正をしながら成長させる。
完璧で遅いよりも、多少出来が悪くとも早い方がいいことの方が多い。
「しょぼい起業」において事業計画書はとりあえず書くだけで良い。
なにせ、事業計画書の通りに行くことなどない。
来年になったら何をやっているか全くわからないという。
無駄遣いするんじゃねぇ!
「お金がない=楽しみがない」というわけではないのです。
えらいてんちょう 著『しょぼい起業で生きていく』
学長マガジンの2月4日のお金のニュースにはこんな記述があった。(抜粋)
・給料は、全部使ってはいけない ・借金は、基本的にしてはいけない これは、富を築くうえでの大原則や。
「No Buy Challenge(買わないチャレンジ)」をするための、具体的なテクニックを1つ紹介するで。 そのテクニックが、こちら。 ① 気になるものがあったら、スクリーンショットなり写真なりを撮って保存 ② 月末までに、そのことを一度も考えなかったら、写真を削除する ③ 3ヵ月後に写真が残っていたら、貯金の範囲内で買ってもOK なかなか面白いやろ?
https://libecity.com/room_list?room_id=President-Tweet&comment_id=2sw4PEJ5Dyh6bfbk5cCW
「お金がないと時間がつぶせない」と言う人はちょっとマズい。
カモじゃなくて人間でいるためには、視野を変えなければならない。
金にかからぬ娯楽はこの世にあふれている。
⇒ 無理に耐えず、柔軟に生きる。
⇒ 工夫や知恵は娯楽である。
嫌なことから逃げても、生きていくための手段はたくさんある。
深刻な顔をする前に、ちょっと視野を変えてみるがよい。 それで悪ければ、また見方を変えればよい。 そのうちに、本当に正しい道がわかってくる。 模索の本当の意味はここにある。 そしてこれが出来る人には、行きづまりはない。
松下幸之助 著『道をひらく』
与沢翼著『お金の真理』
欲望が原動力となって行動することは間違いではないが、無限に膨らむことを恐れなければならない。
「欲望のブラックホール」に飲み込まれてはいけない。
クリス・アンダーソン著『フリー 無料からお金を生みだす新戦略』
私たちの周りには無料のモノやサービスが多い。
利用するのは良いが、利用されないように。
まとめ
✅ 生活の資本化が鍵である。
✅ 事業計画なしでも起業は可能。
✅ 「しょぼく」ても生きていける。
⇒ 小さく始め、持っているものを活かせば生きていける。
日本にいるかぎり飢え死にはしない それでどうやって生きていくのか、と思う人は、もう少し視野を広げてみてはいかがでしょうか。
いくらでも生きていけますよ、この世界。
本当に食えないほどお金がない人は、逆に何にお金を使えばそんなにお金がなくなるのかと思います。
えらいてんちょう 著『しょぼい起業で生きていく』
結局は、当事者のお金がどのくらい必要かで支出が決まってくる。
無駄遣いしたかったら、とにかく稼ぐしかないのだ。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆