- 投稿日:2025/06/02
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』2024年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:長倉顕太
出典:Amazonのプロフィール画像
作家・プロデューサー・編集者
1973年、東京生まれ。学習院大学卒業後、職を転々としたあと28歳の時に出版社に転職し、編集者としてベストセラーを連発。今までに企画・編集した本の累計は1100万部を超える。
本書は5章に分かれている。
第1章 自分への期待をやめる練習
第2章 人への期待をやめる練習
第3章 会社への期待をやめる練習
第4章 お金への期待をやめる練習
第5章 社会への期待をやめる練習
「期待しない」ということは、「人生の流れに逆らわない」ということの練習でもある。
✅ 期待しないことが行動力と幸福度を高める。
✅ 過度な期待はストレスの根源になる。
✅ 行動によって選択を最善に変えられる。
何かにショックを覚えるというのは、「期待していた」ことが原因である。
日々、無数の選択を迫られる人生に対して、「何を選ぶか」というのはとても大変である。
「選んだまたは、配られたカード」で何とかしていくのは、自分らしい人生を歩むためのヒントになるだろう。
「人生を楽しむ能力を持つ者が、幸せになれる」
人間は何もしなければ悲観主義に行きついてしまう。
より自由でしなやかな人生も知っておいて悪くない。
誰にも何にも期待しない
人生に期待することをやめれば、失敗という概念がなくなり、新しいことに挑戦する勇気が手に入る。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
「自分への期待」をやめて、軽やかに生きるためには
よく書店で本を選びます。そこで、意識しているのが、
「最善の選択ではなく、選択を最善にする」
ということ。選択した本を自分のために活かすと決めるのです。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
著者はこれを人生に当てはめることもできると語る。
決して「諦め」「自暴自棄」といった強いネガティブな感情からではない。
「行動するための道具」として「期待しない」ことを呼び掛けている。
「行動」しなくなる原因は2つ。
❶失敗を恐れて、行動しない。
❷失敗して落ち込み、行動を止めてしまう。
⇒ 自分に厳しすぎると行動が止まる。
過剰な自己期待は、失敗への恐怖を生み出す。
まずは「完璧でなくていい」と自分に許可を出そう。
他人の目を気にするのも、自分への期待が原因である。
面白いのが、人生は時間、能力、人脈、お金の順で攻略するとのこと。
「金融投資に走る前に、まずは自分自身に投資すべきだ」
トニー野中 著「世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと」
成功者の習慣は4つ
「お金」「時間」「健康」「人間関係」
不幸が起こるのは、どれか1つが大きく欠けている。 または、1つだけ突出しすぎている。
「他人への期待」は感謝で手放すべし
家族だからといって過度な期待や要求はNG。 古い家族観は捨て、一人ひとりを尊重することで、円滑な関係を保てる。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
⇒ 他人はコントロールできない存在。
親や友人、パートナーに“こうしてほしい”という思いを持つと、失望は避けられない。
代わりに「ありがとう」と言える距離感が心を守る。
いくつかのテクニックを紹介する。
◆ 一度は親を否定してみる。
◆ 親への期待をやめられなければ、物理的な距離をとる。
◆ 自分の願望を子どもに押しつけない。
◆ 親は子どもに適切な環境を用意する。
◆ 教育に関する情報に常にアンテナをはっておく。
◆ 「家族なんだから」は通じない。一人一人の個性を尊重する。
◆ 自分を大事にして、他者との関係に執着しない。
◆ 仕事につながらないならSNSは極力避ける。
◆ デジタルデトックスで一人時間を設ける。
他者は決して、何でも聞いていいAIとは全く違うのだ。
アダム・グラント著『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』
自分がその仕事をせずにはおれないという「意義」がポイントだ。 「自分にとって意義のあることをする」 「自分が楽しめることをする」 この条件が満たされれば、ギバーは他人だけでなく、自分にも「与える」ことができる。
アダム・グラント著『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』
「会社への期待」は自分で稼ぐ力に変える
当たり前ですが、なんらかの結果を出すためには、続けることが大前提です。ビジネスで成功した人たちは続けた人であり、やめなかった人です。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
⇒ 依存から自立へと視点を切り替える。
会社に不満を抱く前に、自分のスキルと人脈を磨くこと。
大事なのは「どこで働くか」ではなく「誰と働くか」。
上司とは適切な距離感を保ち、会社外の複数のコミュニティに参加することは自分の考え方を変えるヒントになる。
また、「コミュニケーションコストを下げること」の重要性を語っている。
話が伝わりにくい人、反応が遅い人、確認やフォローが甘い人は、信頼関係を築くうえで不利になりやすい。
コミュニケーションコストを下げる3つのコツ
①「即レス」
②「リマインド」の徹底
③「即報告」
忙しい現代において、タスク(作業、仕事)の切り替えが起こると注意力が激減してしまう。
Do less Do better(少数に絞る方がより多くのことができる)
もしも、あなたが誰かの上司なら、部下には自ら成長したいと思える環境を提供すると良い。
成長するかどうかは本人次第である。
大前提として、会社と自分や社員同士の価値観が違うことを知らなければならない。
「20人目の社員がその会社に入りたい理由は何だろう?」
「お金への期待」はツールと割り切る
まずは、今すぐ使える資源や能力に焦点を当てる。 短期的目標の中で自分御資源、能力をフル活用。 小さな挑戦をどんどん積み重ね、可能性を拡げていく。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
⇒ お金を目的にすると不安になる。
お金は人生を充実させる“道具”にすぎない。
お金を「経験の購入」に使えば、幸福度が上がる。
節約は人間関係に悪影響を及ぼさない範囲で行うべし。
田内学 著『きみのお金は誰のため』
お金の真実はこの3つに集約されるという。
一、お金自体には価値がない
二、お金で解決できる問題はない
三、みんなでお金を貯めても意味がない
もし疑問に思ったのであれば、読んでみるといいだろう。
「社会への期待」は情報と柔軟性で備える
柔軟性とネットワーキング力で、仕事とチャンスを引き寄せよう。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
ちなみにネットワーキング力とは、人脈を築き、維持、発展させる能力のこと。
⇒ 社会は変えられない前提で動く。
メディアを鵜呑みにせず、自分で情報を得る努力を。
常に変化に対応する姿勢が、心の余裕を生む。
税金や国家だって永遠にして不滅のものじゃない。
人間がなるべくたがいに迷惑をかけずに生きていくための単なる道具にすぎない。
肝心なのは、その道具を使って何をするかである。
いくつか本書に乗っているものを列挙すると…。
◆ 政治家にプレッシャーをかけるため、とにかく投票に行く。
◆ メディアが流す情報が正しいという思い込みは捨てる。
◆ メディアが誰のお金で運営されているかを確認する。
◆ 報道に関して、違う立場のメディアの情報を見比べる。
◆ ネットワークを広げて、一次情報を収集する。
メディアや私の記事も二次、三次情報である。
◆ 自分の身を守るため、災害時に備えて最低限の準備はしておく。
◆ 治安の悪化に備えて、安全な場所を探したり、行動に注意を払う。
◆ 平和について真剣に考えていく。
社会や政治について話すのは、実に難しい。
しかし、諦めすぎるのも良くない。
折角もらった権利なのだから、”期待しないで”投票には行こう。
これもまた、「行動」である。
まとめ
✅ 期待しないことが行動力と幸福度を高める。
✅ 過度な期待はストレスの根源になる。
✅ 行動によって選択を最善に変えられる。
⇒ 「選んだ後の行動が結果を決める」
「行動力」と「幸福度」を高めるのが本書の目的です。
長倉顕太著『誰にも何にも期待しない』
結局、幸福とは何かを手に入れた瞬間に得られるものではなく、日々の行動や人との関わりの中で、少しずつ育まれていくものである。
怒りと絶望は打ち勝つべき第一の敵だ。
必要なことは、信じ、期待し、微笑むこと。
そしてまた、仕事をすることだ。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆