- 投稿日:2025/06/19
- 更新日:2025/09/29

🩺この連載では、会社の数字を「健康診断」に見立てて、やさしく解説していきます。
「難しいことはよくわからないけど、会社の状態ってどうやって見るの?」
そんなあなたに向けて、やさしく、ひとつずつ読み解いていきます。
やさしい会社の健康診断シリーズまとめ 👉 こちら
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✅Point|配当性向は「どれくらい利益を配当にまわしているか」を表す数字です
利益がたくさん出ていても、どれくらいを配当に使っているかは会社によってバラバラ。
配当性向を見ると、「その会社の配当に対するスタンス」がわかります。
✅配当性向が高すぎると、ちょっと心配な面も…
配当性向の計算式は
配当性向 = 配当金 ÷ 純利益 × 100(%)
これが高すぎると、「もうけのほとんどを配当に使っている」ことになります。
💹配当性向が50%くらい 👉 利益の半分を配当に、残りは投資へ
💹80%~100%超 👉 無理して配当している可能性も
配当が魅力でも、【その裏にムリがないか?】を見る視点を持つと安心です。
✅芝浦電子の配当性向を見てみると?
芝浦電子の2024年3月期の実績では、
💹純利益 : 38億円
💹配当金 : 300円/株(分割前)
💹配当性向: 約70%
つまり、利益の3分の2以上を配当に使い、残りは将来のために残しているという配当方針です。
配当に力を入れている企業、ということがいえそうです。
✅Point(再確認)|高すぎても低すぎても、気になるのが配当性向
高配当銘柄を探すとき、「利回り」だけでなく、
その利回りがムリなく続けられるものか?
を見極めるために、配当性向を見てみるのがおすすめです。
☕おわりに|その配当、長く続きそう?
企業にとって、配当は「一度出すと続けたくなる」もの。
でも、無理して出していたら、いつか減配することもあります。
そんなリスクをちょっとだけ減らすために、配当性向という数字を活用してみてください。
📌次回予告:「キャッシュって大事?」
利益が出てるのに、お金がない?
次回は、「現金の残り方」に注目して、キャッシュを見てみましょう!
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