- 投稿日:2025/07/06
- 更新日:2025/11/05
こんにちは、やどかりです🐚
今回はWebライティング学習の定番『写経』のお話です。
以前、ノウハウ図書館にこんな記事を投稿しました。
2025/06/05:「文章力なんてなくて当たり前」
次のようなコメントをいただきました。
🙋♀️「私も写経やってみます」
👨💻「学長マガジンの写経、今日からやってみます」
👩🏻🦰「落ち込む暇があったら写経を基本に、ひたすら書いていきます」
前回の記事では写経をおすすめしたものの、なにか違和感が残っていました。写経よりも『模写』の方が伝えたいことに近い表現だと思ったので今回、改めて記事を書いてます。
この記事を読めば次のことがわかります。
⚫模写の超具体的なやり方
⚫模写に必要な時間
⚫模写によって得られるメリット
写経に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない、めんどくさそーすぎて、オマにワシの腰が上げられるんか?
そんな方にはピッタリの内容になっていると思いますので、最後まで読んでいってください。
1|写経ではなく『模写』
前提
⚫「稼げる文章の書き方」、というより
⚫「読まれやすい文章の書き方」を本記事の目的としています。
写経。
一般的に、なんのためにそんなことをすると思いますか?
妻のばあちゃん(91歳)も、毎朝紙と筆ペンで写経をしています。
ばあちゃんに聞きました。
「今日も生き延びた報告だよ」だそうです。深いぃ....。
(実はじいちゃんと死別して、初めは気を紛らわしたくて。そこから習慣になったみたいです。ガチの理由はちょっと重たいと思うのでこの辺で)
『写経』:経文を書写すること。
引用:コトバンク
※経文:仏教の経典にのせた文章
『模写』:実物どおりに写しとること。
引用:コトバンク
『写経』は仏教用語です。お経を正しく理解し、後世に伝えるための修行の一つとされているらしいです。現代では、「心を落ち着ける」「集中力を高める」目的で取り入れている人が多い印象があります。
一方、『模写』は作業そのものを指します。
要するにコピーのことです。
『写経』と『模写』の違いを整理すると
⚫【意義】
写経:内容を深く理解するための手段
模写:文字を書き写す作業
⚫【目的】
写経:深層理解(お経を正しく理解し、後世に伝えること)
模写:技術習得
次の章からもう少し深掘っていきたいと思います。
2|模写の効果

模写をすると、「読まれやすい文章」に対する理解が深まります。
⚫見た目(行間・余白・改行の工夫)
⚫リズム(一文の長さ・言葉のリズム)
⚫話の流れ(読み進めたくなる文章展開:すべり台効果)
「メラビアンの法則」ご存知でしょうか。
メラビアンの法則とは...
「人の印象は見た目50%、話し方40%、内容10%」で決まるという法則
引用:Chat-GPT
『写経』には、確かに集中力が高まり、心がととのう効果があるかもしれません。しかし、「読まれやすい文章」を目指すなら、見た目・リズム・話の流れの優先順位で、実際に手を動かして体に覚えさせる方が効果的です。
文章力はスキル。続けていくと、自然と自分の文章にも読まれやすい文章のクセが身についてきます。
3|模写の超具体的な方法
ステップ①|押しライターを見つける
まずあなただけの「押しライター」を見つけてください。
推しライターとは次のような人です。
⚫こんな文章書けるようになりたい
⚫最後までスルッと読める
⚫なんかこの人の文章好き
ここでポイントなのは
⚫書きたいジャンルの記事
⚫Googleの検索上位にある実績のある記事
を無理して「選ばない」ことです。
なぜかと言うと、「心からこんな文章が書けるようになりたい」と思う文章じゃないと、楽しくなくなってしまうからです。
稼げるライターになるためには、稼げるジャンルを選ぶことや、上位表示している記事の分析も必要になるときがあります。
でも
⚫「人の役に立つ記事を書いて、たくさんの人に読んでもらいたい」
⚫「楽しく文章を書けるようになりたい」
と思う人はぜひ、自分が書きたい文章を書いている人、目標にしたい人を押しライターにしてみてください。
自分が読みやすいと感じる文章には、必然と読みやすさの技術が詰まっているはずです。押しライターが見つからない、という人はまずは「学長マガジン」をお手本にしましょう。
ステップ②|模写する記事を選別する
「押しライター」が見つかったら、次に実際に模写する記事を決めます。
模写に適した記事の目安
⚫文字数:2,000文字(はじめは1,000文字からでもOK)
⚫模写にかかる時間:平均30-40分(タイピングスキルに寄ります)
※文字数チェックはこちらのサイトが便利です。
(文字数の参考:学長マガジン)
⚫「株価予想、当たらない」:1,800文字(かかった時間: 30分)
⚫「金持ちピラミッド最新版」:2,600文字(かかった時間: 40分)
⚫「新Apple製品」:1,600文字(かかった時間: 25分)
【左】学長マガジン 【右】ほぼ学長マガジン(模写)

※リベシティの「マイチャット」を使えば「ほぼ学長マガジン」の完成です。
ステップ③|実際に模写する
模写をするときは、画面の左側に押しライターの記事、右側にGoogleドキュメント(お好みのツール)を並べると効率的です。サブディスプレーをお持ちの方はそちらを使用してください。
【左】推しの記事 【右】自分のページ

模写をするときのポイントは2つ。
①一気に書き写す(途中で止まったり、考えたりしない)
②一字一句、忠実に書き写す(改行の場所や数、太字などの装飾に至るまで)
①一気に書き写す
模写で重要なのは、いちいち考えながら写さないことです。止まらず、一気に書き写してください。メールやLINEが来てもオール無視。
なぜかというと「書き写す作業」とのちほど説明する「分析する作業」は分けないと非効率だからです。
ここの表現はこうで....文章構造がこうで...などど考えながら書き写すと1時間、下手すれば2時間くらいかかって、疲れてしまうと思います。
②一字一句、忠実に書き写す
🦁学長も若い頃、会社経営で悩んだときに、社員満足度日本一の会社で使っているスリッパの種類まですべて真似したと言っていました。
読みやすい記事というのは、実はたくさんの技術が詰まっています。どこにどんな技術が使われているのかわかればいいのですが、わからないうちは完全に真似してしまう方が、自然と気づきが生まれ、早く成長できた実感があります。
ステップ④|模写した記事を分析する
学長マガジンの模写をして気づいたことは100を超えます。
(嘘じゃないです。DMいただければお送りします。笑)
ここで学長マガジンに対する、私の雑魚分析を披露するのも野暮なので割愛しますが
⚫「一文の短さ」
⚫「対比構造のわかりやすさ」
⚫「冗長表現の少なさ」
⚫「結論の言い切り」など
学びの種は山ほどありました。
模写をした結果、何を感じるか。それはひとそれぞれだと思います。テストではないのですから、ぜひその気づきを楽しんでみてください。何かしら気づくとこが必ずあるはずです。
ステップ⑤|もう一度、別の記事を模写する
模写する記事の数は5本くらいがちょうどいいと思います。何十記事もこなすのも大変ですし、自分の記事を書く作業にも時間を当てたいので、とりあえず2記事でもいいと思います。
「気づき」と「確認」のサイクルを1回は回して欲しいと思います。あとは、行き詰まったときや、書くことが楽しくなくなってきてしまったときに、また推しライターを探して、やってみる感じでいいかと。
ステップ⑥|記事を執筆する
Webライターは文章を書く仕事ですが、国語の先生ではありません。文法的にミスの無い正しい文章を一生懸命目指す必要はありません。(ミスがないに越したことはないですが)
それよりも大事なことは、伝えたいことがその人に伝わること(読んでもらえること)です。
ミスを過度に恐れず、模写で学んだことを意識的に(無理矢理でも)使うようにしてください。英語の学習と同じように、インプットだけでは中々自分で使えるようにはなりません。アウトプットが必須です。
4|まとめ:「読みやすい文章」は書き方をパクろう

Webライティングやブログ、SNSの投稿で、いざ文章を書いてみると、上手く書けないことは多いですよね。凹むこともあると思います。
でも
あなたの伝えたい内容は、あなたの中にしかありません。
どう書けば読んでもらえるか。まず、人の書き方をパクってみてください。コツコツ続けていれば上達していく実感があると思います。私自身がそうだったので、自信を持って言えます。
『人に伝わる書き方は守・破・離の守』
楽しみながらWebライティングを学んでいって欲しいと思います!
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨️
興味がある方はこちらもチェックしてみてください!
⚫️「Webライター|ビギハラに気をつけて」(投稿日:2025/06/29)
⚫️「Webライター応募文の書き方」(投稿日:2025/06/25)
⚫️「Webライター【1年間】正直な感想」(投稿日:2025/02/22)