- 投稿日:2025/08/23
- 更新日:2025/10/01
突然襲い来る腰痛…
ズキッ 痛っ グキッ ピキッ
あなたは腰を痛めてしまったときどういう対処をしますか?
「病院に行ったほうがいいよね」
「痛いけど…そのうち治るよね」
「湿布と痛み止めでなんとかしよう」
「病院は怖いから整体にしようかな」
どうしたらいいんだろう?
はじめに
この記事を見ていただきありがとうございます。
こーにぃと申します。
腰痛になったとき、病院?整体?そのままでいい?そういった悩みに、少しでも力になれたらと思い記事を書きました。
医療従事者として10数年お仕事させていただいた身として、お伝えしていきます。
病院受診が第一選択
第一選択は病院の受診です。標準治療が最高治療
理由は「現在の体の状態が医学的観点から知れる」ことだと考えます。
診断は医師の先生しかできません。
医師免許を持った先生の診断で、レントゲンやCTを撮り椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症、変形性腰椎症など
そして、現在の身体の状態は、
・手術が必要な状態なのか?
・経過を診ていく段階なのか?
・異常無しなのか?
・もしかしたら別の病気が隠れているのか?
現在の状態が明確に分かります。
でも、明確に分かるって怖いですよね…
「骨折しているかも、、、」
「入院って言われたらどうしよう、家族の生活があるのに、、、」
「もし癌って言われたら、、、」
しかし、重大な病気は早期発見が大事です!
重大な病気でなくとも、今の身体の状態が明確にわかれば対策が取れます。
そのまま放置では手遅れになることもありますし、だんだん悪化していくことも考えられます。
骨折しているのを放置していたら段々と変形が進むかもしれません。
神経症状が出ているのに放置すると下半身麻痺になるかもしれません。
しびれが一生残るかもしれません。
大げさかもしれませんが可能性は無いとは言い切れないのです。
確率低、損失大の出来事です。
まずは病院へ行きましょう。
今の生活、家族の生活が大事だからこそ、早期発見、早期治療を心がけてなるべく早く、家族との生活や仕事、あなた自身の楽しみを問題なく続けていけるような身体にすることが大事だと考えます。
「そうは言っても、全く動けないわけじゃないし、、、」
「病院に行っても薬だけ渡されてろくに話も聞いてくれないかもいしれないし、、、」
なかなか受診が億劫になる理由かも知れません。
私も、いざ受診する側になったとき、冷たい対応をされてもしっかり自分の状態を言えるのか自信はありません。
しかし、みなさんにはインフォームド・コンセント(選択の自由の権利 自己決定の権利)という権利があります。
詳しく説明してもらった上で本人が意思決定できる権利です。
『 選択の自由の権利 』
a.患者は、民間、公的部門を問わず、担当の医師、病院、あるいは保健サービス機関を自由に選択し、また変更する権利を有する。
b.患者はいかなる治療段階においても、他の医師の意見を求める権利を有する。
「合わない」「この先生おかしい」と感じたら別の病院に行くことができます!
先日学長ライブでありました先生がヤバい医院に紹介しなければいけない、殴ってでも止めることができない理由です。
逆に言えば、ダメな治療をされていたら拒否できるのです!
そして、受診した際の問診では正直に答えましょう。
「こんなこと言ったら気分悪くされるかな」
「本当はこういう症状あるけど言わない方がいいのかな」
と思ってしまうかもしれませんが、そんな必要はないと思っています。
こういったイメージはがでしょう?
Dr :「あなたの症状のところまでナビゲートして下さい」
「この交差点は右ですか?左ですか?それとも真っ直ぐですか?」
あなた:「左です。」
Dr :「次の交差点は右ですか?左ですか?それとも真っ直ぐですか?」
あなた:「間違えました!Uターンしてください。」
Dr :「到着しました!この症状であっていますか?」
あなた:「あ、それは数年前の症状です。今回のものはもっと先に…」
⚠️※Drの方、誤報、誤解を生む表現であればご指摘下さい※
”自分の正確な症状までナビゲートする”
と考えるとDrにも伝えやすくないですか?
そもそも話をロクに聞かないのは何故?という疑問はありますが…
整形外科医のぽっぽさんが「信頼できる整形外科医の特徴5選」として投稿されており、この記事の中にも「患者さんの話を傾聴する」とあります。
産婦人科医のやっきーさんも「【地雷を回避】「ヤバい病院」を見分ける10の方法」もご紹介させていただきます!
腰痛の段階に合わせた選択
すぐに病院行ったほうが良い場合
1. 夜間の痛みや安静時の痛み
2. 急激な体重減少
3. 手足のしびれや感覚の異常
4. 尿や便に関連する問題
5. 発熱を伴う腰痛
6. 外傷後の腰痛
引用記事:
【施術者向け】腰痛に潜む危険信号:レッドフラッグを見逃さないために きむ@名古屋の痛み改善整体サロン さん
上記の項目に当てはまる場合は、すぐに医療機関へ受診して下さい。
神経症状や炎症、骨折のリスクが高いものです。
リハビリや整体への適応とならないレッドフラッグと呼ばれるものになります。
※「レッドフラッグ」とは、腰痛や頭痛などの症状に隠れている可能性のある、腫瘍、感染、骨折、馬尾症候群、大動脈疾患など、生命に関わる重大な疾患を示唆する兆候や症状
病院?整体?そのまま?
腰痛の対処の選択を悩ませる原因として、非特異的腰痛があります。
非特異的腰痛…明確な器質的異常や神経症状をともなわず、原因が特定できない腰痛
その割合80%、8割は原因不明となっています。
(なんと!腰の状態を知るために受診勧められたのに8割の確率で原因不明って言われるんかい)
この場合は、ワケのわからない腰痛にということではありません。
原因は腰ではなく別のところにあると考えるのです。
例えば、主婦の方、
家事で手作業が多く指、手首が凝り固まった(でもそのおかげで普段の生活が回っています。ありがとう)
→指、手首の動きが悪いので、それを補おうと肩が頑張ります
→肩が頑張りすぎて強張ります
→肩が強張ると首、胸郭が凝り固まります
→首、胸郭が凝り固まり動きが悪くなった分、腰が余計頑張ります
→腰は他に頼るとこが無いので
ズキッ 痛っ グキッ ピキッ 腰を痛めてしまうのです、、、
こういったときに優秀な理学療法士さん、作業療法士さんや整体師さんの出番です!
動きの専門家、緩和の専門家によって腰とは別のところの原因を探し、その部位へのアプローチを考えます。
腰痛がなかなか良くならず、長引いているのに、同じ治療、施術を続けている方法は根本治療を目指しているとは言い難いと言えます。
痛みを繰り返す、慢性化している方は良い整体師さんのもとへ行ってみると良いのではないでしょうか?
※慢性化…医学的には、病気や症状が3ヶ月以上続く場合を「慢性」と定義することが多い
もっと腰をよくしたいのに何か違うなと感じたら変更する時期かもしれません。
もちろん、リラクゼーション目的やその痛み、症状をとりあえず何とかしたいという目的であれば問題ありません。
なので「どうしたいか?」「どうしてほしいか?」が大事だと考えます!
「何をしてもらいに行くのか」という目的を持っておけば
病院に行く方がいいのか?
整体に行く方がいいのか?
そのままがいいのか?
選択しやすいのではないでしょうか。
◯とにかく痛みをとって欲しい
→痛みの部位をマッサージ、ストレッチ痛み止め、整体によるリラクゼーションなど
◯一時的には良くなるんだけど繰り返し痛くなる
→痛い部位とは別のところに原因がある場合が多い
→原因の部位が動かなくなっているor動かし方が上手くいっていない
→原因部位のマッサージ、ストレッチor適切な運動
個人的な見解としては、
・まずは医療機関の受診
・合わなければ、もう行かない、別のところを探す
・腰痛を繰り返す、長く続く
→良い整体、良い理学療法士、作業療法士さんがいるところを探す
→自宅でできる運動やストレッチを教えてもらう、やる
・現在の自身の状態を知り、やってい良いこと、悪いことを把握しておく
こういった機序で考え選択しています。
最後に
※原則は医師の指示に従うことです。繰り返しますが、診断は医師しかできません!怪しい手技、療法を謳っているところへは行かないようお願いします!!
人間の体は単純なようで複雑にできています。また、複雑なようで単純なことも多いです。
腰痛になったことのない人を探すほうが難しいほど多い腰痛ですが、適切な選択をし、大事なあなたの健康資産を守りましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです!ここまで読んでいただきありがとうございました!
✨️素敵なリベシティライフをお祈りします✨️
※Drの先生方、同業者の先生方、誤報や誤解を招く表現がありましたら、ご指摘下さい!!