- 投稿日:2025/08/24
- 更新日:2025/09/29

ハローワークにて失業保険支給終了を告げられる。
勤めていた会社の倒産後、ハローワークにて失業保険の受給を受けながら職業訓練校に通っていました。緊急事態宣言の度に失業保険の受給期間が延長されていましたが、遂に失業保険の期間が切れてしまいました。
倒産した会社において未払であった給料は会社所在地の労働基準監督署を経由して厚生労働省により立て替え払いを受けました。また、未払給与期間中の厚生年金加入期間は東京地方裁判所が指定した破産管財人の弁護士先生より支払い済みの手続きをして頂いたと聞いています。とはいえ、無職は変わりありません。ここから先、就職先が決まるまで預貯金が減る事態となりました。
アルバイトの募集に応募するも電話で断られる。
収入が無くなったことから、就職活動を行いながら近所でアルバイトをしようと応募しました。何件かWEBで申し込みしたのですが、すぐ電話を頂いてこのように言われました。
「再就職が決まったら辞めちゃうんでしょ、それじゃあお断りします。」
再就職で面接に行けない上に、アルバイトも面接まで行かないとなると精神的にも疲弊してしまうと思い、アルバイト先を探すのは辞めました。
国会答弁がニュースで報じられる。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、飲食店の営業時間短縮など経済状況が悪い中生活困窮者をどのように救済するのか国会での答弁がありました。
「生活保護があります。」このような国会答弁の後、野党議員から
「生活保護の条件にあわない人が救えない。」との再質問がありました。
この報道により社会福祉協議会の貸付制度を知ることになります。
地元自立相談支援機関(自立相談支援センター)へ
地元の社会福祉協議会ホームページから様式をダウンロードし訪問します。
・借入申込書
・借用書
・重要事項説明書
・生活状況確認票
・収入の減少状況に関する申立書
・申請手続きチャックリスト
以上を記載して持参します。書き方が分からなければ教えて貰えるので、この場で質問しましょう。
もうひとつ持参して欲しいのが、
・雇用保険受給資格者証
失業していることを証明して欲しいと言われます。
裏面の12.離職理由の番号を確認していました。
仕組みとしては相談となっていますが、こちらから何も言わなければあっという間です。
「何を聞かれるんだろう」とか「何か言われるかな」とか、そういった心配には及びませんので安心して訪問しましょう。
市町村の社会福祉協議会へ郵送
以上の書類と共に、以下の書類を同封して市町村の社会福祉協議会へ郵送します。
・住民票
・運転免許証の写し
・貸付金を振り込んで貰う預金通帳の写し
都道府県社会福祉協議会から連絡
お金の貸出先は都道府県の社会福祉協議会です。
提出した書類に不備等あれば、書類が返送される前に電話を頂きます。
「書き方がここが違うので」という内容です。数字の記載が多いので間違われる方も多いと思います。知らない電話から掛かってきますので、インターネットで電話番号を検索して折り返しお電話しましょう。
貸付金が振り込まれ始める
私が利用したのは、
・総合支援資金
・緊急小口資金
以上のふたつです。前述の通り勤めていた会社の倒産でしたので、両方申請し貸付金を受けました。私は実家にいますので、住宅確保給付金の対象者ではありませんが、賃貸にお住まいの方は家賃の補助がありますので、一緒に相談しましょう!
無事再就職が決まる
1年2ヶ月の無職の期間を経て再就職が決まりました。
これについては別の記事でご紹介させて頂いていますので、もしよろしかったらご覧ください。
初年度の貸付金償還免除申請する
都道府県の社会福祉協議会より償還免除の案内を頂きました。
私は直近ですと失業保険、未払賃金立替払いでお金を頂いています。
・失業保険は非課税所得
・未払賃金立替制度分は退職所得により退職所得控除によって実質非課税
地元の市役所で住民税非課税証明書を発行して頂きました。
これにより都道府県社会福祉協議会により初年度は貸付金の返還免除が認められました。
借金なんかするんじゃねえ!に反する行為
学長🐯は借金なんかするんじゃねえ!とおっしゃっておられます。
私は大学時代の奨学金の返済に加え、今回の社会福祉協議会からの貸付金で毎月借金返済しています。
しかし、倒産による失業は自分のコントロールの範囲外です。もちろん原因自分論で自分が悪いといえばそうかもしれません😅
でもです。毎日の生活がままならなければ就職活動どころではありません。
日々の生活費、携帯電話料金、面接への交通費どれも必要です。
学長🐯へは私から謝罪します。預貯金残高が減る中での就職活動は精神的に厳しいです。社会福祉協議会は公益性が高い団体ですので、借入のご相談をなさってみてください。私は謝るの得意ですからお任せください😆
おわりに
私は高校、大学の奨学金の返済に、今回の貸付金の返済も加わりました。
でも、私はトラ🐯会員にしています。
恐らくこの記事をお読みになる方はそう多くないと思います。
ノウハウ図書館への記事が多い中、閲覧数が少なければこの記事が埋没することでしょう。
私の経験が数少ない必要な人に届かない。これほど悔しいことはありません。
会員区分が高ければより多くの人の目に留まる。私の会員区分が低いせいでこの記事に気づかなかったということだけは避けたい。そう思っています。
読者さんに私の記事が何かしらのお役にたって、再就職され、生活が安定されたのならうれしい限りです。
私からのお願い
このような経験をされる方は少数派だと思います。私が倒産により失業した際、インターネットで検索して情報を得ようにもそのようなWEBサイトを見つけられませんでした。
私と同じような経験をされた方がいらっしゃったら、生活が安定した後で良いので、是非次の世代につないでいって欲しいです。失業するし借金は増えるしであまり公開したくないというお気持ちもあるかと思いますが、「困った人が必要な情報にアクセスできる」それこそがノウハウ図書館の良いところだと思います。