- 投稿日:2025/09/14
- 更新日:2025/09/29

民泊は、一気にブームが広がったビジネスですが、規制強化によって今は大きな転換期を迎えています。
豊島区のように、これまで大丈夫だったエリアでも新たな規制が入るケースが出てきました。
そこで重要になるのが 出口戦略。
「撤退」ではなく、事業を資産として次につなげる方法 を考えることです。
その代表例が 民泊のM&A です。
👉 この記事では、民泊における出口戦略として「M&A」「旅館業転換」「撤退」の3つを紹介し、さらにビジネスを安定化させるための2つの考え方を解説します。
この記事がおすすめな人
✅️ 民泊をすでに運営しているオーナー
✅️ 新規参入を考えているが規制リスクが気になる人
✅️ 「撤退=失敗」と思って不安になっている人
✅️ 民泊を投資や事業として一歩進んだ視点で捉えたい人
《結 論》
まず最初に結論から。
では早速ご紹介していきましょう!
民泊事業における3つの出口戦略
ビジネスを行う上で、いきおいではじめることも大切です。
さらに、事業をどうするかの出口戦略をイメージした上で、事業計画をすることも重要です。
では民泊事業での3つの出口戦略は、以下の通り。
① M&Aで売却する
ゼロから立ち上げるのは大変ですが、運営して実績を積めば その事業自体を売却可能な資産 になります。
・売却側のメリット
規制リスクや収益性低下を回避、投資回収が可能
・購入側のメリット
ゼロから始めるより即スタート、実績があるため金融機関の評価も得やすい
👉 実際にM&AサイトのBATONZでは売却案件がM&A市場に出ています。
【参考】
◇民泊バブル終焉?豊島区の規制強化が示す民泊の未来◇
https://library.libecity.com/articles/01K53798APQKDYAJ3MHJ26J6PT
最近では、豊島区や墨田区でのM&Aの物件が出てくるようになってます。
おそらく、豊島区の規制強化に伴い、事業売却を検討しているのでは?と思っています。
② 用途変更して旅館業に転換する
民泊新方でスタートした事業を、新たに旅館業許可を取得、用途変更をすれば、長期的に安定した運営が可能になります。
ただし、建築基準法の用途変更や消防対応が必要で、コストも大きい点は要注意が必要です。
③ 撤退して他事業に資金を回す
採算が合わないと判断したら撤退も大切です。
ただし撤退前にM&Aを検討すれば、ゼロで辞めるのではなく少しでも回収 できる可能性があります。
ピンチはチャンス ― 規制を逆手に取る視点
規制が厳しくなれば、撤退する人も増えます。
しかしこれは裏を返せば、競合が減り、残った人が市場を独占できるチャンス でもあります。
真のビジネスマンは「どう残るか」を考え、規制や環境変化を逆手にとって成長につなげます。
コロナ禍が教えてくれたこと
コロナのときも、
・柔軟に対応して乗り切ったケース
・損切りして次に進んだケース
両方が存在しました。
ビジネスにおいて外部環境の変化は日常茶飯事。
大事なのは「変化が来たらどう動くか」を最初から決めておくことです。
ビジネスを安定化させるための2つの助言
出口戦略と同じくらい大切なのが、事業を安定化させる工夫 です。
① 固定費を極力下げる
民泊でいえば、家賃や管理費、人件費が固定費にあたります。
その他のビジネスでも、固定費を抑え、数字で管理することが事業継続のカギです。
これは家計管理とも共通する考え方ですね!
② ストック収入を持つ
一時的な収益だけでなく、安定的に入り続ける収益源を複数持つことが重要です。
民泊であれば、エリアや客層を分散することでリスクを下げられます。
また、民泊以外のストック型収入を持つことで、事業全体の安定度はさらに高まります。
筆者は、事業では不動産賃貸業と管理業、個人では高配当株でストック収入を得ています。
👉 ストック収入の仕組みについては、別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
◇【月5万円のストック収入】フロー収入からの脱却装置のつくり方を10分で解説◇
https://library.libecity.com/articles/01K3J7AA1B3XPZG03KFB34H2ZA
M&Aという出口戦略があれば初期投資も変わる
例えば、1つのビジネスでもちろん黒字化すればベストですが、事業していれば必ず黒字にできるとは限りません。
むしろ、赤字になることのほうが大半です。
そこで、民泊やその他のビジネスでも初期投資を厚みをもたせて、黒字ギリギリでも、売却価値を高めれば、初期費用以上の回収ができる可能性があります。
M&A仲介サイトでビジネスがいくらで売れるか調べてみよう!
つまり、M&Aという選択肢を持つことで、1つ出口戦略が増えます。
※BATONZ、TRANBIのHPより引用
TRANBIやBATONZと言った、M&A仲介サイトの存在をしり、実際にどんなビジネスがいくらで売られているかも調べてみると面白いですよ(^^)/
まとめ
最後に簡単にまとめます。
民泊は規制によって大きく変動するビジネスですが、それはピンチであると同時にチャンスです。
①M&Aで資産化して売却する
②規制に対応して旅館業転換する
③撤退して損失を最小限に抑える
さらに、
✅️ 固定費を下げて身軽にする
✅️ ストック収入を複数持ち安定させる
こうした視点を持つことで、出口戦略と安定基盤の両輪で事業を強化 できます。
👉 上手くいかない前提で「やめ方」まで設計しつつ、安定した収益の仕組みを持つこと。
これこそが、変化の時代を生き抜くビジネスマンに必要な視点です。
今回の記事で、少しでもお役に立てた、学べることがあったら、いいねやコメント頂けたら幸いです。(励みになります(^^)/)
どんどん自分で失敗しても良いから、やってみることだ大切だと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!(感謝)