- 投稿日:2025/09/27
- 更新日:2025/10/01

この記事では、「看護師」と「民泊」という2つの仕事を両立させる友人を紹介します。
これからの時代を賢く、そして自分らしく生き抜くための「才能の掛け算」を彼女は実践しているのです。
未来の「不安」が「楽しみ」に変わるヒントが、きっとここにあります!
友人の民泊へ遊びに行った
先日、鳥取県の米子市に滞在してきました。
友人がそこで民泊を始めたので、大阪の友人たちと見学に行ったのです。
夜は民泊の宿泊者さんも巻き込んで、総勢10名の大パーティー!
そして夜の海へ繰り出して花火をするという、なんとも大学生チックなことをやってきましたよ。笑
手堅く稼ぎつつ夢を実現させる
民泊を始めたその友人は、現役の看護師さんです。
病院で働きながら物件を探し、自分で改装して民泊をスタートさせました。
驚くべきは、その家賃です!
長年使われていなかった物件を借りたため、月4万円と破格なのだそう。
彼女自身もその物件に住んでいるので、実質的には自分の家賃として払えます。
あとは宿泊者が増えれば増えるだけ、収益がプラスになるという賢い仕組みです。
看護師という社会的信用も高く安定した職業で手堅く稼ぎつつ、自分の「好き」や「やりたい」という夢を形にした彼女。
まさに、現代を賢く生きるロールモデルと言えるでしょう。
彼女の生き方を見て、「これからは複数の仕事を持つのが当たり前の世の中になる」と僕は強く感じました。
一生に一つの仕事はもはや幻想
「終身雇用」という言葉が、過去のものとなりつつある現代。
「一生に一つの仕事」という考え方は、果たして現実的でしょうか?
人生100年時代、仮に80歳まで働き続けるとしたら…
20歳前後までを学生期間として、その後の働く期間は約60年にも及びます!
半世紀以上という長い期間の中では、社会のあり方やテクノロジーは劇的に変化するでしょう。
今ある職業が未来永劫、存続する保証はどこにもありません。
この事実を裏付けるように、企業の寿命は私たちが思う以上に短くなっています。
東京商工リサーチの調査によると、2023年に倒産した企業の平均寿命は23.1年でした。
これは2年連続で前年を下回っており、企業の短命化が進んでいることを示しています。
単純に平均で考えれば、私たちは人生の中で1〜2回は勤務先の倒産に直面する可能性があるのです。
こうした不安定な時代において、収入源を一つに絞ることは片足で立ち続けるようなもの。
もしもの事態が起きた時に、すべてを失いかねない大きなリスクをはらんでいます。
その点、複数の仕事を持っていれば強いです!
たとえ一つが時代の変化の波に飲まれてしまったとしても、残りの仕事で生活を維持できます。
1本足より2本足、2本足より3本足の方が安定するように…
複数の収入の柱を確保しておくことは、これからの時代を生き抜くための必須の戦略なのです!
政府も「働き方改革」の一環として、兼業・副業を推進しています。
複数の仕事を持つことは、もはや特別なことではなくなっていくでしょう。
才能の掛け算で勝負する
複数の仕事をこなすメリットは、リスク分散だけにとどまりません。
むしろ最大のメリットは「才能の掛け算」によって、自分だけのユニークな価値を創造できることです!
多くの人は残念ながら、一つの分野で頂点を極めるような天才的な才能は持っていません。
いくつか人より上手にできることはあっても、そのどれもが「そこそこ」というのが現実ではないでしょうか?
しかし一つ一つの才能は小さくても、それらをどう掛け合わせるかで結果は大きく変わってきます。
看護師の友人の例で考えてみましょう。
彼女の場合、かけ合わせた才能は「医療(看護師)」×「宿泊(民泊)」です。
医療の専門知識を持った人がすぐ隣に住んでいて、何かあった時に気軽に相談できる民泊。
これは他の宿泊施設にはない、とてつもなく大きな付加価値だと思いませんか?
実際に僕が遊びに行った時、宿泊者の方が彼女に相談を持ちかけている場面に遭遇しました。
なんでも娘さんの手に小さなトゲが刺さってしまい、自分では抜けずに困っていたとのこと。
彼女は慣れた手つきでサッとトゲを抜き、消毒まで済ませていました。
そのテキパキとした姿を見て、「これは他の民泊にはない魅力だな」と感心させられたのです。
このように一見すると関連性のないスキルや経験でも、掛け合わせてみることでオンリーワンの価値が生まれます。
たとえば他にも、以下のような組み合わせが考えられるでしょう。
民泊 × 料理:地元の食材を使って宿泊者と一緒に郷土料理を作る体験をする
参考:なぜ田舎の民泊に外国人が殺到?Airbnb11年目ホストが明かす秘密
僕自身も「民泊 × 金融」という掛け算をしてきました。
参考:起業は「好きなこと」で始めよ!「得意なこと」が落とし穴になる意外な理由とは?
「100人に1人のスキル」を2つ掛け合わせれば、「1万人に1人」の希少な人材になり…
3つ掛け合わせれば、「100万人に1人」の圧倒的な存在になることができます!
複業は特別な才能がないと感じている人こそ挑戦すべき、新しい時代の生存戦略なのです。
複業時代に私たちが持つべき視点
もちろん、複数の仕事を両立させるのは簡単なことではありません。
時間管理の難しさや心身の健康維持、本業とのバランスなど乗り越えるべき課題も存在します。
しかし友人のように「住み込みで働く」ことで、家賃と経営コストを最適化したり…
本業のスキルがもう一方の仕事の付加価値に直結するような形を模索したりと、工夫次第でそのハードルを下げることは可能です。
彼女の挑戦は、これからのキャリアを考える上で重要な示唆を与えてくれます。
一つの組織や仕事に依存するのではなく、自分自身が持つ複数のスキルや情熱を掛け合わせ、主体的にキャリアを築いていく。
この記事を読んでくださったあなたも、ぜひ一度、自分だけの「才能の掛け算」について考えてみてはいかがでしょうか?
それが予測不可能な未来を、より豊かで安定したものに変えるための「はじめの一歩」になるはずです!