- 投稿日:2026/01/04
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』2019年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
出典:Wikipedia
歴史学者、哲学者。1976年、イスラエル、ハイファ生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2018年のダボス会議での基調講演など、世界中の聴衆に向けて講義や講演も行なう。著書は、世界的なベストセラーとなっている
✅ AIとデータが人類の自由を脅かしている
✅ グローバルな課題は国際協力でしか解決できない
✅ 謙虚さと世俗主義が未来を切り開くカギとなる
的外れな情報であふれ返る世界にあっては、明確さは力だ。
理屈の上では、誰もが人類の将来についての議論に参加できるが、明確なビジョンを維持するのはとても難しい。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
AIが仕事を奪うのか?
ナショナリズムは本当に人類を守れるのか?
情報の氾濫は、真実をどこまでゆがめるのか?
本書は21の教訓を通して、現代人が直面する最重要テーマを提示する。
この記事では、その中核部分を要約して紹介する。
『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
時は加速していない。1日にやるべき密度が高まったのだ。
私たちは気づきさえしないことも多い。物事をじっくり吟味してみるだけの余裕がない人が何十億人もいる。仕事や子育て、老親の介護といった、もっと差し迫った課題を抱えているからだ。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
技術が人間を超える時代
AI社会ではくだらない誤情報に、気を取られないようにすることだ。
とくに、AIは他者についての直感を求められる仕事では人間を凌ぎうる。
歩行者がいっぱいの通りで乗り物を運転したり、見知らぬ人にお金を貸したり、ビジネスの取引の交渉をしたりといった、多くの仕事は、他者の情動や欲望を正しく評価する能力を必要とする。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
⇒ AIとバイオテクノロジーは人類の存在を揺さぶる。
AIの発展は、かつて「人間だけの領域」と思われていた知的労働にまで踏み込んでいる。
文章生成やプログラミング、画像認識などはすでに人間を超える精度を見せ始めており、近い将来には医師や弁護士、教師といった専門職でさえ代替可能になると予測されている。
この変化は単なる雇用喪失にとどまらない。
「働く意味」と「生きる意味」を根本から問い直す事態を引き起こすのだ。
生物工学とAIの普及の組み合わせという、この2つの過程の相乗効果は、一握りの超人の階級と、厖大(ぼうだい)な数のホモ・サピエンスから成る下層階級へと人類を二分しかねない。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
かつて産業革命が肉体労働を機械に奪われたように、AIとバイオテクノロジーの進歩は精神労働や身体の制御すら機械に委ねる可能性を示している。
結果として、経済的にも社会的にも「不要な階級」が生まれる危険がある。
ハラリが指摘するのは、この事態を避けるには新しい教育と社会制度の設計が欠かせないという点だ。
人間が「役に立つ存在」であることにしがみつくのではなく、「意味ある存在」として生きる道を模索することが求められている。
AIには途方もない力があるにもかかわらず、当面はその使用はある程度まで人間の意識に依存し続けるだろう。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
チャンスは間違いなくある。
しかし、チャンスの前にある損失やリスクを飛び越えられる者にしか訪れない。
少なくとも、AI技術には触れてみて、「使う」「使わない」を明確に判断しよう。

カイフー・リー/チェン・チウファン著『AI 2041』
人類がAIに勝てない部分を明確に線引きして、活かすことが望まれる。
そのためには「人間とは何か?」を明確に理解しないといけない。
人間の労働者をどのように再訓練するか。 変化に労働者を備えさせ、雇用をつくるために必要なのは「リスキリング」「リキャリブレート」「ルネサンス」の3Rである。 これはAI経済革命の最大課題に対応するための、途方もない努力の一部となる。
カイフー・リー/チェン・チウファン著『AI 2041』
特に、人間はAIが苦手な「共感」「判断」「対人関係」を担う役割分担が進むと語る。
自由と平等の逆転
自由になるための技術が別の存在によって不自由になっていく。
巨大なデータ企業は、十分なデータと十分な演算能力を併せ持つことで、生命の最も深遠な秘密をハッキングし、そうして得た知識を使って私たちのために選択したり私たちを操作したりするだけでなく、有機生命体を根本から作り直したり非有機生命体を創り出したりできるようになりうる。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
⇒ データを握る者が未来を制する。
インターネットやスマートフォンを通じて集められる膨大なデータは、もはや人々の行動や感情を予測し、時には一部の大衆を操作する力を持つようになった。
SNS広告やレコメンド機能はその初歩的な例に過ぎず、進化したアルゴリズムは私たちが何を欲し、誰に投票するのかさえ左右しかねない。
この状況は「自由意思の幻想」を突き崩す。
私たちは選択しているつもりでも、その背後ではデータを握る企業や政府が意思決定を誘導している可能性が高いのだ。
広告費と称してお金を出せば出すほど、人々の目に「無駄な情報」を垂れ流し、目に触れる数が多くなればなるほど「真実」になっていく。
そしてデータとアルゴリズムを独占する一握りの存在が、かつてない規模で権力と富を集中させている。
かつて近代民主主義は「すべての人間は平等である」という理念を基盤に築かれた。
しかし21世紀に入り、「データを所有する者」と「所有される者」との格差は拡大し続け、自由と平等が逆転する危機を迎えている。
未来の社会で人間らしい選択を守るためには、データの所有権や透明性をどう制度化するかが決定的な課題となる。
もし、一握りのエリート層の手に富と権力が集中するのを防ぎたいのなら、データの所有権を統制することが肝心だ。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
少なくとも…のめり込んではいけない。

ローレンス・レッシグ著
「CODE インターネットの合法・違法・プライバシー」
インターネットの自由は自然に守られない。
人間の行動は法律・社会的規範・市場・アーキテクチャーの4つで制限されている。
アーキテクチャー(architecture)は簡単に言えば、「システムの基本的な設計」
例えば、最近の2段階認証、デバイス認証はまさにこれである。
言論の自由の権利は、コストなしで話す権利じゃない。
ローレンス・レッシグ著「CODE インターネットの合法・違法・プライバシー」
スコット・ギャロウェイ著『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』
GAFAの強みは、単に技術的な優位性ではなく、人間の根源的な欲求に直結している点にある。
あなたが「いいね」(好き、高く評価、気に入った)をつけたものが150件わかれば、そのモデルはあなたのことを配偶者より理解できる。 これが300件になると、あなた自身よりあなたのことを理解できる。
スコット・ギャロウェイ著『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』
巨大企業の多くは無料の情報やサービスや娯楽を提供し、私たちの注意を惹いて、その注意を広告主に転売している。
そして、彼らにとってお客から収集した膨大なデータは「商品」である。
ナショナリズムの限界
どれだけ人類が無意味な争いを続けても、星々の動きは変わらない。
人間が世界を支配しているのは、他のどんな動物よりもうまく協力できるからであり、人間がこれほどうまく協力できるのは、虚構を信じているからだ。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
⇒ グローバル問題は国家主義では解決できない。
気候変動、核兵器の拡散、AI規制、パンデミック。
特に詐欺師や謎の専門家が私たちの不安をあおるために使われる言葉でもある。
これらはいずれも国境を越えて人類全体に影響を及ぼす問題である。
しかし、現実の政治はナショナリズムに引き寄せられ、各国が自国の利益を優先する傾向を強めている。
ナショナリズム:国家や民族のような集団に属しているという自覚のもと、その集団の統一・独立・発展を目指す思想や運動のこと。
国の文化や歴史を重視し、国民全体の団結や誇りを高め、国家の利益を最優先に考える傾向がある。
結果として、問題は協力によって解決されるどころか、競争や対立によって悪化する。
ユヴァル・ノア・ハラリは、ナショナリズムを完全に否定するわけではない。
共同体への帰属意識は人間にとって自然な感情であり、文化や伝統を守る役割を果たす。
ただ、21世紀の人類が直面する課題は、個々の国家の範囲を超えている。
自国だけが安全であればよいという発想では、温暖化や戦争のリスクは避けられない。
「人類は一つの運命共同体である」という認識を持ち、グローバルな協力体制を築くことが必須となる。
ナショナリズムを越えた新しい連帯がなければ、未来の世代に持続可能な社会を残すことはできない。
瞑想は万能薬ではなく、科学的な道具箱に追加する貴重な道具と見なすべきだ。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
瞑想は現実逃避のために行われるものではない。
現実を接触するために行われる。
結局のところ、自分の頭で考えていくしかない。
複雑に考えるのではなく、シンプルに自分が納得できる範囲で。

デイビッド・ヒューム著『貧しい人を助ける理由』
この本は、遠くの国の貧困は、暴力、感染症、環境破壊となって私たちの生活に影響を及ぼすことをシンプルに語る。
相互連関の高まっている地球上では、「どこか遠くで」起きた問題は、あっという間に「どこにでもある」問題になるのである。
デイビッド・ヒューム著『貧しい人を助ける理由』
まとめ
✅ AIとデータが人類の自由を脅かしている
✅ グローバルな課題は国際協力でしか解決できない
✅ 謙虚さと世俗主義が未来を切り開くカギとなる
私たちはまだ選択の余地が残されている。
努力をすれば、私たちは自分が本当は何者なのかを、依存としてじっくり吟味することができる。だが、この機会を活用したければ、今すぐそうするしかないのだ。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
⇒ 人類の未来は「謙虚さ」と「協力」にかかっている。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
