• 投稿日:2025/11/27
星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』:思い通りの人生は「心の設定」で決まる

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』:思い通りの人生は「心の設定」で決まる

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シロマサル@ノウハウ図書館×本の要約🍀

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要約
人生は努力ではなく、メンタルで9割決まる。 星渉の『神メンタル』は、脳科学・心理学をもとに「思い通りの人生を生きる公式」を提示する。 現状維持の脳の壁を突破し、未来の自分を“先取り”して生きることで、理想を現実に引き寄せる。 思考・感情・行動を支配する最強のメンタル術だ。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回は星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』(2018年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。

著者:星渉(ほしわたる)

株式会社Rising Star代表取締役。1983年仙台市生まれ。大手企業で働いていたが、東日本大震災に岩手県で被災。生死を問われる経験を経て「もう自分の人生の時間はすべて好きなことに費やす」と決め、2011年に独立起業し、心理療法やNLP、認知心理学、脳科学を学び始める。

00000.png✅ 成功を決めるのは「努力」ではなく「メンタル設定」である。

✅ 現状維持の脳を“騙す”ことで、理想の未来を引き寄せられる。

✅ 「未来の自分」を先に生きることで、現実が変わる。

「強い心」は、科学的に「作り出す」ことができる

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』


「なぜ、頑張っても報われないのか?」

「やる気が出ても、すぐに続かないのはなぜか?」

星渉は、その答えを「心の設定」に見いだした。

本書『神メンタル』は、努力や根性ではなく、“脳の仕組み”と“心理学”によって、理想の自分を実現する方法を解き明かす一冊である。

読めば、「行動できない自分」ではなく、「思い通りに動ける自分」に変わる。


『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

Image_fx (1).jpg君の精神を一番理解するのは君自身だ。

「今のあなたの状況」(収入、仕事、地位など)は、これまであなたがしてきた選択と行動の「結果」です。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

思い通りの人生は「心の設計」で決まる──すべてはメンタルの公式から始まる

Image_fx (5).jpg心地良いエリアは人によって異なる。他者に合わせるな。

人生の9割はメンタルで決まります。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

0.png⇒ 現実=目的地 × 手段 × メンタル。


星渉は、人生の結果を「努力や才能の差ではなく、心の状態で決まる」と断言する。

彼が提示する公式は、きわめてシンプルでありながら革命的だ。

この式において最も重要な変数は「メンタル」である。

どれほど明確な目標(目的地)を持っても、どんなに合理的な戦略(手段)を立てても、心が整っていなければ結果は歪み、努力は報われない。

人間は、自分の「自己評価」の範囲でしか行動できない生き物だ。

「自分には無理だ」と思う人は行動しないし、「自分ならできる」と信じる人は、失敗しても立ち上がる。

つまり、人生の成果は“自分をどう評価するか”で決まる。

メンタルを変えるとは、思考をポジティブにすることではない。

それは「自分をどう扱うか」を根本から書き換えることだ。

「あなたに見えているものは、すべてあなたの自己評価に基づいている」

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

自分を小さく扱えば、小さな人生しか得られない。

逆に、理想の自分を「すでに存在している前提」で扱えば、現実はそれに追いつこうと動き始める。

努力よりも先に“心の設定”を変える。

この構造理解こそが、すべての行動のスタート地点であり、星渉の言う「思い通りの人生」の出発点なのだ。


変われないのは意志の弱さではない──脳の「現状維持プログラム」をハックせよ

Image_fx (6).jpg心の中でこう唱えるんだ。「存在しない」と。

「現状を維持しようとすること」、つまり「今のままでいようとすること」がほとんどなのです。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

0.png⇒ 変化を怖がる脳を、味方につける。


多くの人が変われない理由は、根性が足りないからではない。

それは、脳が“変化を危険と認識している”からだ。

星渉はこのシステムを「心理的ホメオスタシス」と呼び、脳が現状を守ろうとする防御反応こそが、成長を妨げる最大の壁だと説く。

「自分にはできない理由」を探してきたり、同じことをして失敗した人の例が目につくように(気になるように)したりと、全力であなたの変化を止めようとします。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

新しい挑戦を始めようとすると、不安や恐怖を感じる。

それは意志が弱いのではなく、脳が「いつも通り」を守ろうとしている証拠である。

このブレーキを解除する鍵は、「変化=危険」という認識を「変化=快」に書き換えること。

そのために必要なのが、「現状維持=衰退」という新しい信念だ。

脳は損失を避ける性質(損失回避の法則)があるため、“変わらないことの方が損”だと認識させれば、自然と行動を起こすようになる。

さらに重要なのは、脳が“自分の設定を証明しようとする”という性質を持つことだ。

「自分はできる」と信じれば、その証拠を探すようになり、「どうせ無理だ」と思えば、失敗する理由を探す。

だからこそ、意志ではなくシステムで自分を導くべきなのだ。

脳の機能を理解し、それを味方に変える。

これこそが、精神論ではなく“科学的メンタル強化”の真髄である。

神メンタルとは、感情を抑え込む強さではなく、「脳を訓練し、未来に最適化された心をつくる技術」である。


「未来の自分」で今を生きろ──現実を動かす“自己評価の再設計”

Image_fx (7).jpgきみはどこに向かいたい?その長い道のりを決めるのはきみだ。

なぜ飛行機はきちんと目的地にたどり着けるのか?
それは、「目的地に向かっているか、航路からずれていないかを常に確認しているから」「自動運転や、ナビゲートに目的地をセットして、どこに向かっているかを常に”忘れないように”しているから」です。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

0.png⇒ 現実は「今の自分」ではなく、「未来の自分」がつくる。


星渉は、「未来の自己評価で生きる」ことが、人生を変える最も強力な方法だと説く。

それは、“理想の自分になったつもりで生きる”というメンタルトレーニングである。

「成功した自分なら、どう考え、どう行動するか?」

この問いを繰り返すことで、未来のイメージが現在の行動を変え、結果的に現実が未来に追いついてくる。

その中核となるのが「自己評価」の再構築だ。

著者は、自己評価=自己肯定力 × 自己効力感 と定義する。

自己肯定力…どんな自分も受け入れる力。
自己効力感…自分にはできると信じる感覚。

自己肯定力は、安定した心の土台を築く。

そして自己効力感は、「行動できる心のエンジン」になる。

ここで重要なのは、自己効力感に根拠は必要ないということだ。

「できるから信じる」のではなく、「信じるからできる」。

この逆転発想が、メンタルの進化を促す。

そして、その自己イメージを潜在意識に定着させる方法がアファメーション(自己宣言)である。

「私はすでに成功している」「理想の自分として生きている」と、現在完了形で言葉にすることで、脳はその“設定”を現実と認識し始める。

自分自身に肯定的な言葉で宣言し、思考が変わり、行動が変わり、現実が変わる。

この一連の流れが「神メンタル」の構造である。

つまり、現実は外側の環境ではなく、内側の自己設定がつくり出している。

未来の自分を先に信じることが、人生を動かす最初のスイッチなのだ。

どんな方法、どんな手段、どれくらいの頻度であなたがメンタルプログラムの書き換えに取り組んだとしても、あなた自身が手に入れたいことを実現するための方法は、つまるところ1つしかありません。
それは「実現するまでやり続ける」ということです。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』


0000000.png467.pngデール・カーネギー著『道は開ける』

「人は悩みを“思考”でなく、“構造”で乗り越える生き物である」

どんな規則や手法よりも重要な絶対条件がある。(中略) それは、「真剣に学ぼうとする向学心」である「悩みを断ち、新しい門出をしたいという固い決意」にほかならない。

デール・カーネギー著『道は開ける』


389.png荒木博行著『努力の地図』

努力とは感情ではなく、構造である。

「自分は努力ができない人間だ」と自己不信に陥っているなら、「頑張りが足りない」のではなく、正しい努力の地図を持っていないだけだ。

多くの行為を組み合わせた努力が必要と言っても、私たちはレイヤーの異なる多種多様な頑張りをマルっとひとまとめにして努力として片付けている。 それは、私たちが努力に関する共通言語を持っていないからだ。

荒木博行著『努力の地図』


242.pngM. チクセントミハイ「フロー体験―喜びの現象学―」

本書は長年に渡る実証的な研究、学術論文を一般向けにした作品。

あらゆる自己実現、自己啓発書において、「心理学」という視点のバイブル(聖典)であり、良書であることは疑いようがない。

最適体験(フロー体験)という言葉が意味するものはこのようなものである。それは進路を正確にたどっている船乗りの髪を風がなびかせるとき、ヨットが若駒(わかごま)のように波間を突き進み、帆、船隊、風、そして海が船乗りの血管の中でハーモニーを奏でている時、そういう時に感じられるものである。

M. チクセントミハイ著「フロー体験―喜びの現象学―」

「仕事がゲームのように構成されていれば、フローは職場において頻繁に得られるだろう。」- M. チクセントミハイ -


まとめ

note_見出し用 (1).png✅ 成功を決めるのは「努力」ではなく「メンタル設定」である。

✅ 現状維持の脳を“騙す”ことで、理想の未来を引き寄せられる。

✅ 「未来の自分」を先に生きることで、現実が変わる。

まず大きな目標を描き、それを”細分化”し、「これなら(すぐに)できる」というものを目指すことで行動しやすくなります。

星渉著『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』


⇒ 「自分を信じる根拠はいらない」

「根拠のない自信を持て。それを裏付ける努力をしろ」


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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