- 投稿日:2026/01/31
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』(2024年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:黒部亜希子(くろべ・あきこ)
元テレビ大阪アナウンス部長1973年生まれ。兵庫県出身。聖心女子大学文学部卒。1996年宮崎放送に入社。ラジオとテレビ両方のアナウンサーとして勤務。1999年にテレビ大阪に転職し、報道・スポーツ・情報バラエティまで、幅広く活躍した。2020年4月から3年間はレギュラー番組のナレーションを担当しながらアナウンス部長を務め、2022年12月ドキュメンタリー番組のナレーターとして出演したのを最後に2023年4月からは社長秘書を担当。あわせて経営企画局 次長 兼 秘書広報 兼 SDGs・CSR推進グループ長および放送番組審議会事務局長も務め、アナウンサー時代の経験を活かして新たな分野に活躍の場を広げている。これまで携わった番組は、100作品超。
✅ 「伝える」と「伝わる」は違う。
✅ 相手を知り、自分を正しく見せることで信頼が生まれる。
✅ 言葉は、自分の居場所をつくる“技術”である。
家族や友人など相手が自分にとって大切な人である場合や、職場の同僚など長く付き合っていかなければならない環境にある人と話す場合は、偽ることなく本音で話せた方が、自分も相手も心地よい人間関係を築くことができます。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
「言いたいことがあるのに、うまく伝わらない」
「本音を話すと、空気が悪くなる気がする」
そんな“話すことの怖さ”を感じたことはないだろうか。
本書は、27年にわたり人の言葉を伝え続けた元アナウンサーが教える「伝わる技術の本質」である。
単なる会話術ではなく、信頼を生む表現法と心の整え方を学べる一冊だ。
『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
橋の反対側に渡りたいことを口にするのだって難しい時がある。
「言いたいこと」を表現できるだけで、過ごしやすい環境が整うのです。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
伝えるだけでは足りない──「伝わる」は相手の世界で起こる
いくら花の良さを伝えても、相手の心が華やかになるとは限らない。
独りよがり、あるいは偏った価値観が、「伝わらない」を作る原因となる例です。言葉を音声として「伝える」ことと、相手の心に届く「伝わる」ということの間には、このように明確な違いがあります。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
⇒ 「伝わらなければ、伝えたことにならない。」
黒部氏は言う。
「言葉は、届いて初めて存在する」
どれほど正確な言葉を選んでも、相手が受け取らなければ意味はない。
それは“発信者の自己満足”に過ぎないからだ。
著者が新人アナウンサー時代に経験した出来事は、この真理を端的に表している。
ある日、彼女は「明日は晴れでしょう」と明るく朗らかに天気予報を読んだ。
すると先輩が静かに言った。
「農家の人にとっては、雨が降らないことは困るんだよ」
その瞬間、黒部氏はハッとしたという。
「晴れ=いいこと」と信じて疑わなかった自分の価値観が、誰かにとっては“苦しみ”の象徴であることを理解したのだ。
このエピソードは、「伝える」と「伝わる」の間に深い溝があることを示している。
言葉を発するだけなら誰にでもできる。
しかし“伝わる”とは、相手の背景・感情・立場にまで想像を巡らせ、「この人にどう届くか」を考え抜く行為である。
つまり、言葉は“自分の世界”ではなく“相手の世界”の中で初めて完成するのだ。
現代社会では、SNSやチャットなど、誰もが発信者になれる。
だが、発信が増えるほど「伝わらない言葉」も増えている。
なぜなら、相手の状況や感情を無視した“独り語り”が多いからだ。
「自分はこう思う」だけでは、共感は生まれない。
言葉とは、相手の理解の上に成り立つ“共同作業”である。
発信する前に「この言葉を聞いた相手はどう感じるか?」を一瞬でも想像できる人が、真に伝わる人なのだ。
アナウンサーはこうした「伝える」と「伝わる」の違いを徹底的に叩きこまれます。アナウンサーにとって、滑舌が甘いせいで間違った音で伝わってしまったときの、「ちゃんと言ったんですけど」 や、言葉が足りなくて理解しにくいリポートだったと指摘されたときの「説明しました」も、当然のことながら「伝わらなかった」理由にはなりません。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
なぜ伝わらないのか──「相手を知らない」「自分を誤解されている」
なぜ、私たちは別々の身体を持っているのかを理解すべきだ。
自分の発信したい内容とズレがないようにすることが、「伝えたい」とおりに「伝わる」ためにとても重要なことなのです。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
⇒ 伝わらない原因は、相手を知らず、自分も正しく見せていないから。
黒部氏は、伝わらない原因を2つに分ける。
ひとつは「相手を知らないから」、もうひとつは「自分が誤解されているから」である。
まず、「相手を知らない」とはどういうことか。
たとえば、転勤で落ち込む部下に上司が「キャリアアップのチャンスだよ」と言ったとする。
上司に悪意はない。むしろ励ましのつもりだ。
しかし、パートナーとの別れを抱える部下にとっては“無理解の象徴”にしか聞こえない。
このズレの根本原因は、相手の事情・気持ち・置かれた状況を想像していないことにある。
つまり、「正しい言葉」を選ぶよりも、「相手の現実を知る」方が、はるかに重要なのだ。
もう一つの原因は「自分が誤解されている」こと。
人は、話す前に“見た目・声・表情・しぐさ”などの非言語情報から印象を形成する。
この印象があなたの言葉の意味を決定づける。
ニュースのアナウンサーが重大事件の日に赤い服を着ないように、見た目や態度は「言葉の信頼度」を左右するもう一つの言語なのだ。
例えば、ある女性が明るく装うことで「前向きな人」と見られたいと努力しても、内面が疲弊していれば、声のトーンや間合いに“無理”が滲む。
つまり聴く側に「作り物の印象」を与えてしまう。
第一印象と中身の不一致が大きいほど、人は「この人は本音を隠している」と感じる。
本書が強調するのは、“印象操作”ではなく“内面との整合性”である。
自分の本心と表現が一致したとき、初めて「信頼できる人」として相手に届くのだ。
つまり、伝わるとは、相手を知る努力と、自分を正しく見せる誠実さの掛け算で成り立つ。
「わかってもらえない」と嘆く前に、「自分はどれだけ相手を見ているか」
「自分はどう見せているか」を振り返ることが、伝達力の第一歩である。
「魅せ方を工夫する」というのは、あくまでも自分を正しく認識してもらい、楽に「伝わる」ようにするための手段です。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
伝わる人になる──日常で実践できる口癖・間合い・姿勢の技術
インプットでアウトプットは変わる。”それでも”前に進むのだ。
口癖は印象を作ります。「でも」や「だって」を使うことが多ければ、「できない理由ばかり考えている人」だとか「言い訳が多い人」という印象に繋がってしまいます。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
⇒ 小さな癖を変えるだけで、言葉は人格を映す鏡になる。
「伝わる力」は特別な才能ではない。
日常の中の“ちょっとした習慣の改善”から始まる。
黒部氏が紹介するのは、口癖と間合い、そして姿勢の3つだ。
まずは口癖。
無意識に出る言葉は、あなたの印象そのものを作る。
「でも」「たしかに」「普通は」といった否定的な前置きは、相手に“壁”を感じさせる。
反対に、「嬉しい」「面白い」「なるほど」といった共感や肯定の言葉は、
相手の心に“余白”を作る。
つまり、日々の会話を通して“人柄”は形成されているのだ。
次に、間合いの取り方。
人は誰でも、自分の話すタイミングを逃したくないと思う。
しかし、「話すより待つ」ほうが、伝達力は高まる。
相手の言葉が終わってから、2秒待って口を開く。
それだけで「話をきちんと聴いてくれている人」という信頼が生まれる。
さらに、話し出す前に軽く手を挙げる、体を前に傾けるなど、“これから話します”というサインを送るだけで、会話の衝突は劇的に減る。
沈黙の中にこそ、信頼は育つのだ。
最後に、姿勢。
黒部氏は「話さないときには、口を閉じること」と言う。
簡単なようで、実はできていない人が多い。
常に口が開いたままだと、相手は「この人は落ち着きがない」と感じる。
対して、唇を静かに結ぶ人は、聴く姿勢が整っており、言葉に重みが生まれる。
つまり、伝わる人とは、「聞く」「待つ」「整える」人である。
黒部氏はこう締めくくる。
“伝える技術”とは、声を大きくすることではなく、相手の心が受け取る余白をつくる技術なのだ。
あとは「やるか」「やらないか」、それだけです。臆病な私ですらやっているのですから、あなたならきっとできます。ぜひ、試してみてください。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』

永松茂久著『人は話し方が9割』
コミュニケーションにおける3つの大原則にまずは従うこと。
①人は自分への関心が一番強い。
②人は自分のことをわかってほしい生き物
③人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ
⇒ 人に好かれる聞き方は、話し方を超える武器になる。
話し方は言葉だけのテクニックではなく、あなたの内面を表すものである。
会話が上手くなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」。これだけです。
永松茂久著『人は話し方が9割』
五百田達成『話し方で損する人得する人』
「人は、話を“聞いてくれる人”を好きになる」
会話で信頼を得る鍵は、発言力ではなく「受け止める力」にある。
相手の言葉を遮らず、最後まで耳を傾ける。
その沈黙こそ、最上のリアクションなのだ。
聞き上手の第一歩は、「黙ってうなずく」ことから始まる。
人間関係は、お互いの相性や立場、年齢・性別で、うまくいくかどうかが決まるように思われがちです。しかし、そうではなく「話し方」で、人間関係は良くも悪くもなるのです。
五百田達成『話し方で損する人得する人』
平井一夫著『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』
2012年、ソニーは5000億円超の赤字を抱え、崩壊寸前の状態だった。
平井一夫が社長に就任したとき、誰もが構造改革や事業売却を優先すべきだと考えていた。
だが、彼が最初に着手したのは「社員の心の再建」である。
彼は言う――「人は数字では動かない」。
どれほど優れた戦略を描いても、実行するのは“人”であり、その人が信頼と共感を失っていれば何も変わらない。
組織を根本から立て直すためには、何から手を付ければいいだろうか。 いきなり経営者となった私にはすべてが手探りだった。 ただ、ひとつハッキリしていたのは社員にも指摘された通り、経営陣のチームを固めないことには社員たちに「ここでやっていこう」とは思ってもらえないということだ。
平井一夫著『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』
まとめ
✅ 「伝える」と「伝わる」は違う。
✅ 相手を知り、自分を正しく見せることで信頼が生まれる。
✅ 言葉は、自分の居場所をつくる“技術”である。
人の悩みというのは大きく分けると3つあり、健康・お金・人間関係といわれますよね。しかし、人間関係が元で健康を害することだってあります。お金を得る仕事においても、人とまったく関わらずにできることはとても少ないでしょう。そういった意味では、人間関係がうまくいくような付き合い方を習得できれば、今よりもずっと心穏やかに過ごせるということになります。
黒部亜希子著『アナウンサーが知っている最強の居場所の作り方』
⇒ 言葉は、自分を守る盾であり、誰かと繋ぐ橋でもある。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆

