- 投稿日:2025/09/20
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は永松茂久著『人は話し方が9割』2019年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:永松茂久
株式会社人財育成JAPAN代表取締役。永松塾主宰。知覧「ホタル館富屋食堂」特任館長。大分県中津市生まれ。「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で数多くの講演、セミナーを実施。「人のあり方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累積動員数は延べ40万人にのぼる。経営、講演だけではなく、執筆、人材育成、出版スタジオ主宰、イベント主催、映像編集、経営コンサルティング、ブランディングプロデュース、自身のセオリーを伝える『永松塾』の主宰など、数々の事業を展開する実業家である。
✅ 話し上手になるには、聞き上手になること。
✅ 会話は技術より「心の姿勢」が9割。
✅ 会話下手ほど“聞く力”が最大の武器になる。
会話が上手くなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」。これだけです。
永松茂久著『人は話し方が9割』
「話が続かない」「沈黙が怖い」「会話の主導権を握れない」。
そんな悩みを抱えていないだろうか?
話し方の本は数あれど、多くが“話す技術”にフォーカスしすぎている。
『人は話し方が9割』は真逆の提案をしてくれる。
それは、「聞くことが話し方の本質だ」という考え方。
この記事では、会話に自信がない人ほど救われる、“聞き方”中心のコミュニケーション術を要約して紹介。
今の時代ほど、「コミュニケーションで相手に共感してもらう」ことに価値の出る時代はない。
インターネットで誰でもライブでお話しすることができる。
スナックのママさんやライバー、政治家、コンサルタントはより多く(もしくは少数)の人間に”推してもらえる”からこそ富を得ている。
あなたの人生や考え方、発信や行動のすべてが「物語」である。
その物語に感情移入したファンが「あなたにお金を払いたい」と思うのは、ごく自然なことだ。
『人は話し方が9割』
会話は本来、娯楽でもある。
「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」
永松茂久著『人は話し方が9割』
仲間で撮った集合写真で真っ先に見るのは「自分の顔」である。
つまり、1番興味があるのは自分なのだから、「相手自身」を主役にすれば、自然と相手の感情は高まっていく。
「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である。」
これは至極当然のことであり、生きる上で自己理解無くてはあらゆる選択やライフスタイルと決めることができないからだ。
会話の主役は「話す側」ではなく「聞く側」
コミュニケーションにおける3つの大原則にまずは従うこと。
①人は自分への関心が一番強い。
②人は自分のことをわかってほしい生き物
③人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ
⇒ 聞くことで相手の心を動かせる。
⇒ 質問と傾聴で場をコントロール。
⇒ 「会話の主導権=話すこと」ではない。
相手が気持ちよく話せる環境をつくるのが、会話の達人。
聞く姿勢は最高の会話スキルである。
特にコミュニケーションがうまい人は、相手に「気持ちよくたくさん話して(コメントして)もらおう」という意識を持っている。
相手に会話の主導権を握らせつつ、自分は聞き役に徹することで、相手の自己重要感を満たし、会話を弾ませる。
大きく5つのステップで構成されている。
❶感嘆: 相手の話を聞いた時に受ける感銘や驚きを表現する。
「そうなんですか〜!」「へー!」「わー!」
❷反復: 相手の話の一部を繰り返すことで、相手は「自分の話が伝わっている」と感じ、安心して次の話を展開しやすくする。
「〇〇ですか、いいですね!」「そっかー、〇〇なんだね」
❸共感: 「分かります」「大変だったね」といった言葉で相手の気持ちに寄り添い、感情を込めて理解を示す。
「分かります!」「大変だったね」「それは嬉しいね」
❹称賛: 相手を褒めることで、相手の気分を良くし、さらに話を引き出す。
「素敵ですね!」「さすが〇〇さん!」「すごいですね!」
❺質問: 相手の話のその後を追いかける形で質問を投げかけ、会話を深掘りする。
「それでそれで?」「今は大丈夫?」「その後どうなったの?」
まとめると、「あなたはどう思う?」という一言で相手は心を開く。
質問 → 共感 → 深堀りの流れで、自然に会話は盛り上がる。
そして何よりも、意識するのは良いが、テクニックに拘るべきではない。
自分自身、大好きな人と話す時間を増やすことを考えなければならない。
つまり、「あなたが興味のある人間」でなければ、そのテクニックは簡単に嘘くさくなるだろう。
表面的な話し方より、「相手を大切に思う気持ち」が伝わることで、印象が決まる。
それが人間関係の土台となる。
「共感」と「うなずき」が会話を回す
話し方によって好かれる人もいれば、嫌われる人もいます。
永松茂久著『人は話し方が9割』
⇒ リアクションが会話の潤滑油。
⇒ テクニックより“心”が大事。
⇒ 好かれる前に、まず嫌われないこと。
話の内容を理解しようとする姿勢よりも、「そうなんですね」と共感しながら聞く方が会話はスムーズに続く。
会話に困った際の3大キラーテーマは①食べ物、②出身地、③ペットとのこと。
これは相手との共通点を探るためである。
明るく話せて、広がりやすいネタは「共感(自分のことをわかってくれる)」するための布石であることがわかる。
個人の主義主張や出自(家柄、教育課程)に関わるものはナイーブな話題になりやすい。
3つの大原則から逆算すると話のネタは話す敷居が低く、一緒に笑いやすい内容であることが話のネタとなる。
自己紹介の際に「小さな失敗談」を語るのも「他者の共感」を得るための技法といえる。
共通点を探す理由は相手にもっと話してもらうためである。
逆に嫌われる人の話し方は以下のとおりである。
❶「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」を連発する人
❷男女関係や下ネタを話す人
❸お笑い芸人の真似事をする人
❹話をまとめてしまう人
❺相手の話を奪う人
❻すぐになれなれしい口をきく人
❼負け惜しみを言う人
とはいえ、甘い言葉ばかりではいけないときもある。
「正論を直球で投げない」ことが重要であり、「あなたは間違っていますよ」と真正面から相手を斬りつけることは相手も当然身構えてしまう。
相手の意見を肯定した上で違う意見を言う際に、「そうだよね。ただ、こういうのはどうだろう」のように肯定の言葉を挟むことで、柔らかく伝えることはできる。
結局は「相手と一緒に良い時間や成果を出す」ことを目指そう。
議論や会話は「”私が”正しくある必要はない。」
全体にとって良い結果や結論であれば良いのだ。
佐々木圭一著『伝え方が9割』
伝え方には技術があり、学べる。
それを知っている人は少ない。
個人発信が求められる時代では、文章を書かない人はいない。
書くことでも「ノー」を「イエス」に変えることができる。
清水克彦 著『知って得する、すごい法則77』
私の好きな言葉に、「微差が大差になる」があります。
その人は、今のあなたより「ほんの少しだけ」人とコミュニケーションを取る上で、大切なことを知っているだけなのです。
永松茂久著『人は話し方が9割』
楽天の創業者・三木谷浩史著『成功のコンセプト』には、「微差が大差になる」ことを示す法則が紹介されている。
それが「1.01と0.99の法則」である。
毎日少しずつ努力することを「1.01」という数字で表し、それを365乗すると、1年後には 37.78 に。
毎日ほんの少しだけ努力を怠ることを「0.99」という数字に置き換え、同じく365乗すると、1年後には 0.03 にまで減少してしまう。
⇒ 毎日の“ちょっと”が圧倒的差になる。
1日1%の努力が1年後には大差になる。
その目標は何も上司から言い渡されたノルマである必要はない。 自分なりの目標でいい。 その代わり、できるだけ高い目標を作ることだ。 できることならば、達成したら自分の人生が変わると思えるくらいの目標がいい。
三木谷浩史著『成功のコンセプト』
話し下手ほど「聞く側」に回ればいい
単に情報を受け取るだけでなく、相手の感情を尊重し、その存在を肯定する行為として傾聴するのだ。
生きている以上、私たちはいろんな人に出会います。
その中でも厄介なのが、「悪口好きな人や批判が趣味のような人」です。
おそらくあなたも、こういう人に頭を悩まされた経験はあると思います。
そうした人の話は、少しの間ならつき合えても、長時間続くと、さすがにうんざりしてきます。
永松茂久著『人は話し方が9割』
⇒ 無理に話そうとしなくていい。
⇒ 話し方の9割は「人柄」で決まる。
自分が話さなきゃと焦る必要はない。
むしろ、話を引き出す側に回ることで、相手との信頼関係は深まる。
ただ注意が必要で、相手の悪口に共感することには1㎜の得にもならない。
「言葉通りに受け取ってはいけない言葉」もある。
【会社の悪口を人前でいうな!自分が損するぞ!】ゲーマー思考で考える。
仮に自分が上司だった場合、不平不満ばかり言っている社員のグループを近くに置きたいか?という話である。
シミュレーションゲームなどで「忠誠」や「好意」があまりにも低い味方に城を任せたいかというと…謀反や出奔の不安材料でしかないのだ。
ダニエル・ゴールマン著『EQ こころの知能指数』
心理学者でジャーナリストでもある著者のゴールマンは、「成功要因のうちIQは2割で、EQは8割」という。
自分が怒っていることが認識できれば、怒りを鎮めたり、他のことを考えるための手段を講じることができる。
上司やリーダーには必須要素。
つまり、『人はEQ(共感)が8割』である。
「よく経営者はコミュニケーション能力が高くなければならないといわれる。それだけではなく、私は知能指数を示す『IQ』ではなく『EQ』、すなわち心の知能指数が高くなければならないと考えている」
平井一夫著『ソニー再生』
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
むやみに人を敵に回す。やたらと人を傷つける。
その行為は自分自身の「生きれる場所」を減らすことに他ならない。
⇒ 頭のいい人ほど、不機嫌を周囲にまき散らすことはしない。
機嫌とは自分でコントロールできるものです。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
まとめ
✅ 話し上手になるには、聞き上手になること。
✅ 会話は技術より「心の姿勢」が9割。
✅ 会話下手ほど“聞く力”が最大の武器になる。
あなたの未来は、話し方が9割!
永松茂久著『人は話し方が9割』
コミュニケーションにおける3つの大原則
①人は自分への関心が一番強い。
②人は自分のことをわかってほしい生き物
③人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ
⇒ 人に好かれる聞き方は、話し方を超える武器になる。
話し方は言葉だけのテクニックではなく、あなたの内面を表すものである。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆