- 投稿日:2025/11/05
- 更新日:2025/11/16
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』2024年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:覚詩
株式会社FILL drop代表取締役。1999年、大阪府生まれ。関西学院大学経済学部卒。大学在学中にYouTube、TikTokへ投稿を開始し20万フォロワーを獲得するも、最高月収20万円で挫折。動画台本のクオリティによって再生回数が100倍変わった経験から、「動画台本」を重視したYouTube運用代行者に転向。チャンネルは、高単価の有形商品・医療系・語学系など多岐にわたる。
✅ 動画は「話す」より「書く」力で決まる。
✅ 視聴者の“顕在ニーズ”と“潜在ニーズ”を見抜け。
✅ 成果を出す台本は、教育・心理・構成の三位一体で作る。
相手に情報を伝える際に、どのような言葉を選べば効果的に理解してもらえるかわかっていると、説明する力や説得する力がつくからです。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
「動画を投稿しても再生数が伸びない」
「ライバルとの差が出ない」
そんな悩みを抱える人に共通しているのは、「話す内容」よりも「書く構成」に問題があることだ。
覚詩は、動画の成功を決めるのは映像技術でも話術でもなく、“台本”だと断言する。
台本が視聴者の“ほしい”を刺激し、1秒でも長く見せ、最後に“買わせる”。
今回はその「100倍変わる」動画ライティング技術の核心をまとめて紹介。
YouTubeやTikTokなどの「台本」ライティングに特化した書籍である。
『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
この時代だからこそ、文章(台本)を書く価値がある。
世の中には、1日たった3~4時間の労働で皆さんと同じかそれ以上に稼いでいる人がいます。そういう人は、生活に余裕があり、仕事をこなしたうえで自分の好きなことに没頭できる時間持ちです。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
伝えて人を思い通りに動かすことができれば、自分の時間をお金稼ぎのために使う必要がなくなり、自分の思い通りの人生を歩むことができる。
「一度だけ語られた噓は噓のままであり続けるが、1000回語られた噓は真実になる」
「どれほど見事なプロパガンダのテクニックをもってしても、ある根本原則を絶えず念頭に置いておかないかぎり成功は覚束(おぼつか)ない。すなわち、要点を絞り込み、それをひたすら繰り返すのだ。」
使い方次第では、非常に危険であることも理解したい。
視聴者の「ほしい」を見抜く──顕在と潜在のニーズ分析
自分自身と同じように、私たちには見えていない欲望が多い。
人の「ほしい」は
・自分で欲求に気づいている、顕在的な「ほしい」
・自分では欲求に気づいていない、潜在的な「ほしい」
に分かれます。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
⇒ 表面ではなく、心の奥にある“欲求”を描け。
覚詩が提唱する動画ライティングの出発点は、「相手の“ほしい”を言語化すること」である。
ここでいう「ほしい」とは、単に商品を購入したいという欲求ではない。
「変わりたい」「安心したい」「自分を認めてほしい」といった、人間の根源的な感情欲求を意味する。
多くの動画制作者は、視聴者が検索するキーワード(顕在ニーズ)ばかりに焦点を当てる。
しかし、本当に行動を促すのは、その奥にある“潜在ニーズ”である。
例えば「副業の始め方」と検索する人は、「お金が欲しい」というよりも「将来への不安を解消したい」「今の職場から自由になりたい」という心の叫びを抱えている。
覚詩は、動画台本とは「心理設計書」であると語る。
つまり、論理的な情報構成と感情的な物語を両立させ、視聴者の“意識されていない動機”に響かせる構造を設計するのだ。
現在は「動画のクオリティよりも、企画そのものや内容がしっかりしていないと見てもらえない」という時代を迎えています。
そこで、発信する内容を過不足なくまとめた台本が必要とされるようになりました。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
顕在ニーズが“入口”なら、潜在ニーズは“扉の奥”である。
この二重構造を的確に捉えることができれば、動画は単なる説明ではなく「共感」を生む物語へと変わる。
動画台本とは、これら2つのニーズを結びつけ、論理と感情の両面から刺激するのだ。
心を動かす構成──PASTORフォーミュラで信頼を設計する
人気のチャンネルは分析するとある流れを持っている。
PASTORフォーミュラとは、YouTubeの動画において、最も視聴者に伝わりやすいとされる形式です。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
⇒ 共感・解決・信頼・行動の流れを台本化せよ。
人を動かす動画には、必ず“構造”がある。
覚詩はその中心に「PASTORフォーミュラ」という構成法を置く。
「Problem(問題提起)→ Affirm(共感)→ Solution(解決策)→ Testimony(証拠)→ Offer(提案)→ Response(行動喚起)」という流れで、人の心を段階的に導くシナリオ設計である。
P:Problem(問題提起)
視聴者・読者が抱えている課題や悩みを明確化する。
「あなたもこんな悩みはありませんか?」という形で関心を引く。
A:Amplify(問題の拡大・共感)
その問題を放置した場合の悪影響を示し、感情的な共感を呼び起こす。
「このままだと○○な状態が続く…」など、危機感を喚起する。
S:Story / Solution(物語 or 解決策の提示)
自身や他人のストーリー、または具体的な解決策を紹介する。
「私も同じ悩みを持っていましたが、こうして変わりました。」など。
T:Testimony(証拠・実績の提示)
実際の事例・データ・体験談を使い、信頼性を補強する。
「この方法で○○人が結果を出しました」といった“証拠”を提示する。
O:Offer(提案・オファー)
問題を解決するための具体的な商品・サービス・行動を提案する。
「もし同じように変わりたいなら、こちらを試してみてください。」
R:Response(行動喚起)
視聴者・読者に明確な行動を促す。
「今すぐ登録」「この動画の概要欄からチェック」など、行動導線を提示する。
たとえば、「ダイエットを続けられない」という問題を提示し、視聴者の共感を得る(A)。
その上で「続かないのは意思の弱さではなく、仕組みが間違っている」と原因を解決策で示し(S)、成功者の事例を証拠として提示する(T)。
そして、「自分にもできる」と感じさせる提案(O)を行い、最後に「今すぐ始めよう」と背中を押す行動喚起(R)へとつなげる。
この6ステップを踏むことで、動画は情報の羅列ではなく「感情の物語」として記憶に残る。
覚詩は、「商品を売る動画ではなく、“納得をつくる動画”を作れ」と述べる。
人は論理で理解し、感情で行動する。
PASTORフォーミュラとは、その“感情のスイッチ”を設計する技術であり、信頼の土台を築くための心理構築メソッドなのだ。
なぜPASTORフォーミュラがYouTubeに向いているかと言うと、YouTubeは視聴者とコミュニケーションを取ることが前提になっているメディアだからです。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
台本の基本的な構成は…。
<前編>
❶挨拶
❷予習(動画視聴で得られる利益の提示)
❸前提知識の共有
❹回遊訴求(他動画でも紹介していることを伝える案内)
<本編>
❶現状理解(皆さんは〇〇について悩んでいますね)
❷理想に行くための問題点(これが課題になります)
❸乗り越えた先の未来への提示(こんな未来が待っています)
❹解決策・悩みに対する手段の提示
<後編>
❶CTA:チャンネル登録の呼びかけ
❷手段・方法や理由を再度提示
❸それを叶える環境や・サービスを伝える。
❹後押しのメッセージ(これだけは大事なので覚えて)
❺CTA:LINE友達追加の呼びかけ
❻今後の動画の予告
割合は前編30%、本編60%、後編10%の比率としている。
動画が10分であれば、最初の7秒までに挨拶と自己紹介。
前編を1分以内で終わらせ、本編は6~7分。
後編は飛ばされやすいので30秒程度で終わらせよう。
具体的な提示なので、参考になる。
さぁ、これを意識してお金に関する教育動画を観てみよう。
台本が収益を生む──「教育」と「信頼」が動画の本質
他者を思い通りに動かすためには時間がかかる。しかし、金になる。
商品やサービスについて理解してくれた視聴者(=教育ができた視聴者)というのは、最後まで動画を観てくれた人たちです。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
⇒ 再生数より「教育深度」を追え。
覚詩は「YouTubeはエンタメではなく教育の場だ」と断言する。
多くの投稿者は“バズ”を狙うが、それは短期的な注目でしかない。
一方、視聴者に「理解」と「納得」を与える動画は、信頼を生み、長期的な収益をもたらす。
実際に、覚詩の支援したチャンネルの中には、登録者数がわずか600人でも3000万円を売り上げた事例がある。
その成功の理由は、「教育深度」にある。
単に情報を伝えるのではなく、視聴者の疑問を一つずつ解消しながら、信頼を積み上げていく構成を台本で設計しているからだ。
動画ライターとは、映像を飾る職人ではなく、「言葉で人を導く教育者」である。
顧客が商品を購入するのは、情報ではなく“信頼”に基づく意思決定である。
その信頼は、映像の演出ではなく、脚本に宿る。
「寝る前に食べると痩せる食べ物3つ」というテーマの場合、食べ物を3つ紹介するだけでは単調です。
「寝る前に食べてはダメな食べ物」「寝る前に飲むと痩せる飲み物」など、視聴者が興味を示しそうな情報を盛り込むことも必要です。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
つまり、台本は「教育をデザインする戦略装置」であり、視聴者の行動変容を意図的に生み出す“言葉の科学”なのである。
特に、LINEやSNSのアカウント、Webサイトなど外部リンクに誘導したい場合、話の途中で案内を入れても良いが、うるさくなるようであれば、本末転倒である。

唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
ニュースメディア「ナタリー」の運営を軸にするメディアカンパニー。
つまり、ナタリー式はメディアのプロが意識している文章術である。
「国語は全教科の基礎体力」
「文章力は社会人の基礎体力」
つまり、大体の人にはオススメの書籍である。
タメになる、読みやすい77のお話で、私たちの助けになってくれる。
特に近年のネットユーザーは、私も含め長文への耐性が低下しています。 かったるさを感じたら、すぐ離脱したくなってしまう。 そうすると情報も断片でしか渡せなくなってしまいます。 そういったこらえ性のない読者に、情報を不足なく伝え、メッセージを届けるために、私たちは文章力を磨かなければならないのです。
唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
佐々木ゴウ著「AI時代のWebライター1年目の教科書」
AIと人間Webライターの本質的な違い
AIが生成した記事は責任を取る存在が不在。一次情報もない。
経験者が教えてくれる一次情報が多い。
しかし、本に書かれているような、「3ヵ月で月3万円稼げる」といったような本も存在する。
複数の情報源から知っておくことは損にならない。
発行年も古くない。
そして、まとまったノウハウが書かれているので参考になるだろう。
ウェブライターは確かに増えています。 しかし、本書でお伝えするような、ビジネス貢献の視点を持ちクライアントのマーケティングを考えて、活動できるウェブライターは非常に少ないです。 さらにジャンルごとの専門性がある人となると市場にはほとんどいません。 これは自社のメディアにあったできるウェブライターであれば企業がどんどん囲い込んでしまうからです。 その結果市場にはできるウェブライターがほとんどいなくなります。 これが永遠にウェブライターが足りないと言われ続ける理由です。
佐々木ゴウ著「AI時代のWebライター1年目の教科書」
小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』
TTPS「徹底的にパクって進化させる」というビジネス・マネジメント手法の略称や山場となる3秒のフックや10秒以内には画面切り替えやアップによる視聴者を飽きさせないための動画編集のコツ、機材選びなど、調査、企画、検証、分析まで大全と銘打つだけあって、その手法はかなり網羅されている。
結論から言うと、今からでも動画マーケティングは遅くありません。 すぐにでも始めるべきです。 また、自分には必要ないと思っている方でも、今一度自分のビジネスを伸ばしていくことの本質を考えてみてください。
小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』
大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』
「YouTubeで稼ぐ時代は終わった」と聞いたことがあるだろう。
だが、それは“広告収益”の話であり、集客ツールとしてのYouTubeは今が最盛期である。
こちらは、動画を「売るための装置」として再定義した一冊だ。
Youtubeが得意なのは、「認知・興味・関心」だ。
いきなり、「購入や申込」にはつながらないことだけは注意しよう。
マーケティングの世界では「ザイオンス効果」という名前がついています。 「人は接触頻度が多くなればなるほど、その対象に対して親近感を持つ」という効果のことです。
大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
外注がうまくいかない最大の原因は、“人のスキル不足”ではない。
本当の問題は、運営者が「指示を出せる仕組み」を持っていないことにある。
YouTube制作はそのほとんどを外注することが実は可能です。 先行投資することになりますが、チャンネルのコンセプトや企画だけを考えて、他の動画制作作業のすべてを人に任せて稼いでいる人はたくさんいます。
学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
オマケ
【本当は教えたくない】書籍と人に会って見えた!YouTubeで収益化するための7つの法則!
企業YouTubeでも『収益化の共通法則』は変わらない。
人に会い、大量の書籍を読んだシロマサル独自調査による黄金即7選を紹介中!
5万円するような情報商材を買うぐらいなら、ノウハウ図書館で書いたから一度見てってや~。
YouTube制作の助けになるかもしれない。
まとめ
✅ 動画は「話す」より「書く」力で決まる。
✅ 視聴者の“顕在ニーズ”と“潜在ニーズ”を見抜け。
✅ 成果を出す台本は、教育・心理・構成の三位一体で作る。
台本を書く仕事は基本的にクライアントワークですので、企画と内容が一致しているか、誤字脱字はないか、演者の口調が統一されているかという最低限の確認を自分で行う必要があります。
覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
⇒ 書く力が、映像を動かす。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆


