- 投稿日:2024/12/22
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」2015年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:唐木 元
1974年東京都生まれ。コミックナタリー初代編集長。大学在学中よりライターとして働き始める。卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事。
株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「ナタリーストア」を立ち上げた。
株式会社ナターシャのサイト:https://www.natasha.co.jp/
ニュースメディア「ナタリー」の運営を軸にするメディアカンパニー。
つまり、ナタリー式はメディアのプロが意識している文章術である。
■この本をオススメできる人
✅ 文章を書く何かに携わる人。
✅ 社会人は読んでおいて損は無い。
✅ それなりの文章を書きたい人。
「国語は全教科の基礎体力」
「文章力は社会人の基礎体力」
つまり、大体の人にはオススメの書籍である。
タメになる、読みやすい77のお話で、私たちの助けになってくれる。
■ほかにオススメできる書籍
要約記事:竹村俊助著『書くのがしんどい』
⇒ まずは完読される文章を目指せ!
⇒ 主眼と骨子は読者を引き込む技術である。
⇒ 「サビ頭」で読者を掴むのだ!
ナタリー式:文章力トレーニング
良い文章は何か?
読者を最後まで惹きつける文章とは?
良い文章は時と場合によるとしか言えない。😅
本書では「文章が完読される」ことを1つの目標にしている。
特に近年のネットユーザーは、私も含め長文への耐性が低下しています。
かったるさを感じたら、すぐ離脱したくなってしまう。
そうすると情報も断片でしか渡せなくなってしまいます。
そういったこらえ性のない読者に、情報を不足なく伝え、メッセージを届けるために、私たちは文章力を磨かなければならないのです。
唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
⇒ 「完読されるのが良い文章」
⇒ 読者が途中で離脱しない文章設計が重要。
雑誌やWeb記事では長さや内容、リズムの調整が欠かせない。
文章力はラーメン?
「ダメな文章は食べきれないラーメンである。」と本書は語る。
文章が長すぎる。タイムリーな話題じゃない。リズムが悪くてつっかかる。事実誤認がある。誤字や用語の不統一がある。繰り返し(単調)で飽きる。
求めていない内容。主張が強すぎる。得られるものがない。 したがって、これらの逆を行けば「完食されるラーメン」、すなわち「完読される文章」に近づいていくということに他ならない。
唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
竹村俊助著『書くのがしんどい』でも…。
「自分は食べない」料理を出すシェフになるなとしている。
✅本日の料理:悪い文章とは何か?
わるいぶんしょうはかんじがないことやとうてんやくてんがないもの
五時だつじがあこといがいにも
タピイグンミスだっteそうです
でもよめるのはにげんんののうそみがすごいからです悪い文章は漢字がないことや、読点[、]や句点[。]がないもの。
誤字脱字があること以外にも。
タイピングミスだってそうです。
でも読めるのは 人間の脳みそがすごいからです。
タイポグリセミア(Typoglycemia)現象
文章中のいくつかの単語で最初と最後の文字以外の順番が入れ替わっても正しく読めてしまうこと。
⇒ 食べきれるラーメン=完読される文章。
食べられないラーメンは読みにくい文章に似ている。
油っこすぎる。麺が伸びている。喉越しが悪い。虫が入っている。店内が不潔。具がなくて単調。食べたかった味じゃなかった。味が濃い。逆に味がしない。
「完読される文章」を見失いそうになったら、美味しく完食できるラーメンを思い出そう。
私の場合は「自分を最大の読者とせよ。」である。
書く前に、「主眼」と「骨子」を整理しよう!
主眼:テーマ、コンセプト、切り口、意義付け、テーゼ
⇒ 何を言うための文章なのかという目的
骨子:要素、順番、分量
⇒ 「何を」「どれから」「どれくらい話すか」を考える。
どれか1つ欠けてもダメ。この3つは常にワンセット。
主眼が目的なら、骨子は経路である。
参考になる記事 具体的な「骨子」を紹介。【文章術"7つの極意"】「文章術ベストセラー100冊」の共通点
主眼(テーマ)と骨子(要素、順番、分量)を設計することで、文章の迷子を防げる。
書きなれてきた時の注意点
もしあなたが文章を書くことを仕事でなさっているとしたら、どこかしらクリエイティビティを忍ばせられる余地はないか、常に模索してみてください。
毎回ちょっとだけの工夫、ほんの少しの変化を織り込んでいくことが、長く書き続ける秘訣です。
(中略)
ある程度書けるようになってくると、手癖で書き流す人が出現します。
自分の仕事で自分を貶めることがないよう、常に自問自答しなければなりません。
唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
書き慣れるにしたがってテンプレートに引っぱられることが多々ある。
単調になると人は飽きやすくなる。
この本の要約記事にもテンプレートが存在する。
記事:【本の要約:100冊達成】記事の平均閲覧数が30でも続ける意味。やったこと全てを記す。
でも実は気づかれないレベルでちょこちょこ変えている。
投稿した後、たまに見直してスマホで書き直している。
その結果、改良したり、悪くなったりしている。
実家の味噌汁がいつ食べても飽きないのと同じかもしれない。🤔
「サビ頭」で読者を掴め
先に結論を言ってしまうことを「サビ頭」と表現している。
ラーメンでいうなら、最初の一口が美味しくないと次に続かないということだ👍
「サビ頭」の構成は、結論→問題提起→状況説明→付帯情報の順で進む。
サビ頭は新聞記事やレポート、説明文など、あらゆる文章形式において基本とされている。
ビジネスの世界ではよく「PREP法」などと言われるが、いずれも結論や要約(サマリー)を最初に提示する構成になっている。
完読されるための基本的な文章設計。
それは冒頭で読者の興味をぐっと惹きつけ、関心をキープしたまま目標である完読までこぎつけること。
この設計が、ネット時代においての基本装備だと考えている。
唐木元著「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
「PREP法」は文章やプレゼンテーション、説明などで、聞き手にわかりやすく伝わる構成の手法である。
⇒ 結論→問題提起→状況説明→付帯情報の順
⇒ 核心から切り込む構成が効果的。
J-POPのサビに例えられるこの手法は、特に初心者におすすめ。
ただし、「サビ頭」の構成が常に正解とは限らない。
例えば、話題一つ一つのレベルが高い場合。
前提や予備知識をスタート地点にしても読者がついてきてくれる。
自信があるときはサビ頭よりも良い印象を与えることができる。
まとめ
⇒ まずは完読される文章を目指せ!
⇒ 主眼と骨子は読者を引き込む技術である。
⇒ 「サビ頭」で読者を掴むのだ!
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆