- 投稿日:2026/03/28
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
家族や職場、SNSで、こんな経験はないだろうか。
こちらは冷静に説明しているつもりなのに、相手は感情的になる。
事実を示すほど、話が通じなくなる。
それは話し方の問題ではない。
議論の前提そのものがズレているからである。
今回はピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』2024年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ピーター・ボゴジアン
1966年生まれ。アメリカ合衆国出身の哲学者。主たる関心は、批判的思考や道徳的推論の教育に関する理論とその実践。ソクラテス式問答法を活用した囚人教育プログラムの研究によってポートランド州立大学から博士号を取得し、2021年まで同大学哲学科で教員を務めた。意見を異にする人びとが互いの信念や意見の根拠について理性的に話し合うためのテクニックである「路上の認識論」(Street Epistemology)を提唱
✅ 人は事実ではなく、信じた理由で動いている。
✅ 対話の目的は説得ではなく、思考の再点検である。
✅ 疑念を残せた対話は、すでに成功している。
この本のテーマは、考えが極端に異なる人と効果的にコミュニケーションをとる方法である。私たちは分断と二極化の時代を生きていて(主義主張を異にする人々が)互いに話し合うことがなくなっている。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
本書は異なる考えを持つ人と話すスキルについて36ものテクニックを教えてくれる。
自分とは異なる考えをいかに許容できるかが、教養である。
別に賛成の立場を常に取ることではない。
ただ、そういった考えも世の中には必要だと思える柔軟性だ。
自分と意見が異なるというだけで、不機嫌になったり、無駄に声を荒げたり、鳴き声を出すだけの「ナニカ」になってはいけない。
少なくとも、他人の悪口を人前で言ってはいけない。
それを他人に同意を求めるのも愚かな行為だ。
自分の矮小でくだらない自尊心を満たす以外にメリットはないものである。
言いたいときは、一人で誰もいない静かな場所でまき散らすがよい。
そのような感情を持つことは否定しない。生きているのだから。
今回は、「なぜ話が通じないのか」という根本原因と、分断を生まない対話の考え方を解説する。
『話が通じない相手と話をする方法』
正論を積み上げればよいということではない。信じたいのだ。
「不可能な会話」というときにここで意味しているのは、考え、信念、倫理観、政治観、ないし世界観に関して、橋渡ししがたいような不一致が(対話者の間に)あるように思われ、無益で非生産的だと感じてしまうような会話のことである。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
以下のものは初級レベルでの人の考えを変えるための9つの方法である。
①他の人にしてほしいことの手本を見せること。
②前もって定義すること。
③具体的な質問に専念すること。
④味方がしでかした悪いことを指摘すること。
⑤SNSで当たり散らしてはならない。
⑥非難から寄与に切り替えること
⑦知っていると主張していることをどのようにして知ったのかを探ること。
⑧何をすると相手が頑なになってしまうのか学ぶこと。
⑨節度のない振る舞いや声を荒げたり、無礼な態度をとらないこと。
話が通じない原因は「信じ方」にある
言葉の受け止め方にもコツがある。敵であってはならない。
相手の話を聞き、そして自分の話を聞いてもらうためにすべきことを学ぶこと。立ち上がれ。声をあげよ。ただし、賢くやろう。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
⇒ 正論が効かないのは、相手の思考回路に触れていないからである。
人は自分の意見を、事実や知識から論理的に組み立てていると考えがちである。
しかし実際には、感情や価値観、所属している集団への忠誠心が先に立つ。
その後で、人は自分の立場を守るための情報を集め始める。
この順番を無視して事実を並べると、相手の中では攻撃として処理される。
すると理解よりも防衛が優先される。
結果として、話は深まるどころか硬直していく。
ここで必要なのは、相手がどのような経路でその考えに至ったかを観察する姿勢である。
どの出来事が影響したのか。
どんな経験が確信を強めたのか。
行動例として、すぐに反論する代わりにこう尋ねてみる。
「その考えを持つようになったきっかけは何でしたか。」
「いつ頃から、そう感じるようになったのですか。」
事実を足すより、信じ方を知るほうが、対話の扉は開きやすい。
対話は疑念が生まれた時点で前進している
疑問こそが妄信を打ち破る術である。
ソクラテスから学ぶべき教訓はずばり、会話で一般的な話題ではなく、具体的な質問に集中すること、というものだ。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
⇒ 相手が考え始めた瞬間、対話はすでに成果を上げている。
多くの人は、対話の成功を「相手の意見を変えたかどうか」で判断する。
しかし著者が重視するのは、相手の思考が一度立ち止まったかどうかである。
確信とは、疑われない状態が続いた結果として固定化する。
そこに小さな違和感が生じるだけでも、思考は動き始める。
「本当にそうなのか?」「ほぼあり得ないが、もしかしたら?」
結論が変わらなくても、その裏側が揺らげば意味がある。
有効なのは、正解を示す質問ではない。
理由を掘り下げる質問である。
「その情報は、どこから得ましたか。」
「信頼できると感じた決め手は何ですか。」
この問いは相手を追い詰めない。
同時に、自分の判断を点検する作業を促す。
行動として意識したいのは、沈黙を恐れないことである。
相手が考え込んだら、話題を変えない。
結論を急がない。
疑念が残る会話は、失敗ではない。
むしろ、それは思考が芽生えた証拠である。
ソクラテスは、誤った考えを持った人々を揺さぶり起こす能力で知られている。(中略)注意深く練られた論証をつきつけるのではなく、考え抜かれたターゲットを定めた質問をするというものだった。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
協力関係が整ったとき、思考は初めて動く
どうしても無理なら、その場から離れるのも正しい。
知らないときは「知らない」とはっきり言うこと。何かを知らないことは恥の印ではない。むしろ、正直で、謙虚で、表裏がないことを公に示していることになる。「知りません」と言える人は賞賛しよう。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
⇒ 安全な場を作れた対話だけが、人の考えに届く。
対話は内容以前に、関係性で成否が決まる。
相手が評価されていると感じた瞬間、心は閉じる。
論点が正しくても、受け取られない。
重要なのは、同じ側に立って考えているという合図を送り続けることである。
相手の立場を理解しようとする態度そのものが、安心感を生む。
安心がなければ、思考は現状維持を選ぶ。
実践として有効なのは、まず要約することである。
「あなたの言いたいことは、こういう理解で合っていますか。」
この一言で、敵対関係は協力関係へと変わる。
さらに、自分の不確かさを明示することも効果的である。
「自分もまだ考え途中です。」
「違う視点があれば知りたいです。」
こうした姿勢は、相手にも再検討の余地を与える。
対話の目的は勝つことではない。
思考の自由度を広げることである。
そのためには、相手だけでなく、自分の考えも常に問い直す必要がある。
対話とは、二人で行う思考の訓練なのである。

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会話が上手くなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」。これだけです。
永松茂久著『人は話し方が9割』
まとめ
✅ 人は事実ではなく、信じた理由で動いている。
✅ 対話の目的は説得ではなく、思考の再点検である。
✅ 疑念を残せた対話は、すでに成功している。
ソーシャルメディアで失敗したことのない人はそうはいまい。
ピーター・ボゴジアン著『話が通じない相手と話をする方法』
⇒ 話が通じない相手ほど、認識の地図が違うだけである。
だが、どうしようもないなら、素早く席を立ち去れば良い。
敬意を持って。
「ときには、おしだされる前に、自分から優雅に一歩踏み出すほうがいい」
アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
