- 投稿日:2026/04/13
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
「企業は利益を出せば、それで十分なのか」
「社会課題への関与は、本当に経営に必要なのか」
ビジネスに関わる多くの人が、一度は抱いたことのある疑問である。
今回はマーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』2020年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:マーク・ベニオフ(Marc Benioff)
セールスフォース・ドットコムを創設し、会長兼CEOを務める。クラウド・コンピューティングの先駆者であり、フォーブス誌の「過去10年のトップイノベーター」、フォーチュン誌の「世界最高のリーダー」、ハーバード・ビジネス・レビュー誌の「最高業績をあげたCEO上位10人」に選ばれている。平等に関するリーダーシップで数々の賞を受賞している。
✅ 企業は価値観を軸に社会と向き合う存在である。
✅ 信頼と平等は競争力そのものである。
✅ 仕事の意味は、社会との関係性で決まる。
善き行いと成功は、ビジネスの必須要素であり、バリュー(価値観)は世界を変えるための最も強力なエンジンになる。
これを牽引するのが、「トレイルブレイザー(開拓者)」なのだ。
マーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
今回は、世界的企業セールスフォースの成長を支えた思想を通じて、これからの時代に選ばれる企業と個人の在り方について解説する。
補足
セールスフォース(英: Salesforce, Inc.)は、米国カリフォルニア州に本社を置く、顧客関係管理 (CRM) ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業。
旧社名はセールスフォース・ドットコム
顧客関係管理 (CRM) :売上の拡大と収益性の向上を目指す経営戦略。
代表的なのは、氏名、住所、メールアドレス、電話番号、家族構成、過去の問い合わせ履歴、商談の履歴といった情報を管理して顧客対応や分析に役立てる。
『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
企業こそが、社会を変えるスピードと力を持っている。
すべての危機は機会でもあります。
マーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
ちなみに10の思考は…。
・価値観
・信頼(まず第1のバリュー)
・テクノロジーの活用
・AIとエコシステムの活用
ITやビジネス分野では、異なる企業や製品、サービスなどが相互に連携・補完し合い、大きな価値や収益を生み出す仕組みや共同体のこと
・平等な評価や判断
・企業文化
・社会貢献
・初心を忘れない
・ステークホルダー
企業やプロジェクトの活動に直接的・間接的に関与し、影響を受けるすべての利害関係者。
・アクティビストCEO
企業の経営方針や戦略、社会・環境問題(ESG)などに対して積極的に発言・行動し、変革を迫る(物言う)CEO(最高経営責任者)
これらの視点からセールスフォースがどのように成長、活動してきたかを語る書籍である。
価値観と信頼が企業の競争力を決める
強固な存在になるためには多くの時間がかかる。崩れるのは早い。
「実践者たちは世界をより良くするために学びたいと思っています。恐れずに探求し、イノベーションを切望し、楽しみながら問題を解決して社会貢献もします。文化と多様性を大事にする人々であり、彼らはトレイルブレイザーなのです」。
マーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
⇒ 信頼を最優先にせよ。
企業の強さは、どれだけ優れた製品を持っているかではなく、どれだけ信頼されているかで決まる。
データとAIが前提となった時代では、企業の内部構造や判断基準は以前よりも透けて見える。
情報の扱い方、説明責任の姿勢、都合の悪い事実への向き合い方は、すべて信頼残高として蓄積されていく。
この信頼は顧客だけでなく、社員や社会からの評価にも直結する。
価値観が曖昧な企業では、意思決定の基準が場当たり的になり、組織は分裂しやすくなる。
逆に、平等や誠実さといった価値観が明確に共有されている組織では、多様な人材が安心して意見を出せる。
その結果、危機への耐性が高まり、長期的な競争力が生まれる。
行動としては、自社の判断基準を言語化し、社内外に一貫して示すことが重要である。
不祥事やトラブルが起きた際こそ、短期的な損得より信頼を守る選択を優先する姿勢が試される。
顧客成功と社会貢献を成長と結びつける
やはり三方良しだ。四方でも、五方でもよい。
たどり着いた答えが、株式の1%、製品の1%、従業員の就業時間の1%を、私たち自身が設立したNPOに投入することだった。
マーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
⇒ 関係性を設計せよ。
セールスフォースは、「収益の1%、製品の1%、時間の1%」を社会貢献に充てるというCSR戦略を掲げた。
CSR(Corporate Social Responsibility):企業が行う組織活動の社会的責任のこと
持続的な成長は、単発の取引を積み上げるだけでは実現しない。
顧客が成果を出し続けられる状態を支援し、その成功を自社の成功として捉える発想が必要になる。
顧客との関係性を長期視点で設計することで、信頼と収益は同時に積み上がっていく。
同じ考え方は社会貢献にも当てはまる。
利益が出たら余力で社会に還元するという発想では、活動は長続きしない。
成長すればするほど社会への貢献も自動的に拡大する仕組みを組み込むことで、理念は現実の行動になる。
社会課題への関与は、ブランド価値を高め、社員のエンゲージメントを強化する。
結果として、企業全体の成長エンジンとして機能する。
行動としては、顧客の成果指標を自社のKPIに組み込み、社会貢献も数値と仕組みで管理することが有効である。
善意ではなく設計によって続けることが、結果的に最も現実的な選択となる。
開かれたイノベーションと倫理が未来を決める
技術革新が私たちの成長には必要なのだ。常に意識せよ。
絶えず押し寄せてくる変革の波を乗り切るためには、単にイノベーションについて語るだけでは十分ではない。イノベーションを理念として重んじなければ、決して実現しないだろう。
マーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
⇒ 人間を中心に据えよ。
真のイノベーションは、組織の内側だけで完結しない。
外部の開発者やコミュニティ、異なる価値観を持つ人々との接点が、新しい発想を生む。
知識や技術を囲い込むより、エコシステムとして育てる姿勢が成長を加速させる。
同時に、テクノロジーの進化には明確な倫理観が不可欠である。
AIやデータ活用は、効率化のためだけに使われれば、社会に不信と分断を生む。
人を助け、可能性を広げる目的があってこそ、技術は歓迎される。
その方向性を示すのがリーダーの役割である。
差別や不正義に対して沈黙することは、現状を追認する行為と受け取られる。
影響力を持つ立場にあるからこそ、社会に対して明確な態度を示す責任が生じる。
行動としては、外部との協業を積極的に進めると同時に、技術利用の原則を明文化し、公に説明できる状態を保つことである。
未来は技術そのものではなく、それをどう使うかの選択によって形づくられる。
最後に、本書に書かれている物事の判断を決める際に使われるフレームワークを記載する。
①ビジョン:何がやりたいのか?
②バリュー:自分にとって何が重要か?
③手法:どのようにやりとげるか?
④障害物:何が成功の妨げとなるか?
⑤評価基準:どうすればやり遂げたことがわかるか?
何をするにしても、何、なぜ、どのように集中するかが重要だ。

マーク・ベニオフ、カーリー・アドラー著『クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語』
「インターネットベースのソフトウェアが、いずれ従来のオフライン・ソフトウェアを凌駕する」
『クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語』
ヘンリー・チェスブロウ著『OPEN INNOVATION ハーバード流 イノベーション戦略のすべて』
顧客の「片づけたいジョブ」を見抜くことがイノベーションの鍵だ。
言い換えれば、「客がイライラしていること」を解消すること。
素晴らしいサービスなのに知られていないなら、広告の手が考えられる。
では、手持ちの手札をどうすれば「お金に換える仕組み」にできるのだろうか?
多くのイノベーションは失敗する。 しかしイノベーションしない企業には死あるのみである。
ヘンリー・チェスブロウ著『OPEN INNOVATION ハーバード流 イノベーション戦略のすべて』
まとめ
✅ 企業は価値観を軸に社会と向き合う存在である。
✅ 信頼と平等は競争力そのものである。
✅ 仕事の意味は、社会との関係性で決まる。
これからの時代に繁栄を望む企業にとって問うべきは、もはや「私たちは成功しているか」ではない。「私たちは善いことを行っているか」だ。
マーク・ベニオフ著『トレイルブレイザー 企業が本気で社会を変える10の思考』
⇒ 価値観を行動に変えた企業だけが未来を切り拓く。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
