- 投稿日:2026/01/25
◼️ はじめに
勤務表を作って、
早番・中番・遅番・休日等の回数集計までできるようになると、
次にこう思うはずです。
✅ で、結局この人、何時間働いてる?
✅ 勤務管理、数字で把握できてる?
そこで今回は、
勤務回数を使って「月の実働時間」を自動計算する仕組み
を作ります。
完成すると、
各人ごとに「112:30」「150:30」のような
月合計の実働時間が表示されます。
① 今回の前提
ここでは、すでに次の集計ができている前提で進めます。
各人ごとの勤務回数
・早番
・中番
・遅番
・休日
※ 回数集計は COUNTIF で作成済み。詳細については過去記事を参考にしてみてください。
【第5回】もう目視で数えない!COUNTIF×条件付き書式で出面を見える化する方法
【第6回】勤務表を自動化すると“こうなる”──Excelで実務の面倒をなくす方法
② 勤務ごとの「1回あたりの時間」を決める
まず、勤務ごとの実働時間を決めます。
例として、今回は次の設定にします。
✅ 早番:4.5 時間
✅ 中番:5.0 時間
✅ 遅番:6.5 時間
✅ 休日:0 時間
※ ここは 職場のルールに合わせて変更OK です。
③ 実働時間の計算式を作る
考え方はとてもシンプルです。
数式例(1人分)
=(AH5*4.5 + AI5*5 + AJ5*6.5) / 24
・AH5:早番の回数
・AI5:中番の回数
・AJ5:遅番の回数
/24:
時間 → Excelの時刻(シリアル値)に変換するため
👉
ここがポイントで、「/24」は必須です。
🔍 ミニ解説|時間が「/24」になる理由
Excelでは、
1日=1 という数字で時間を管理しています。
そのため、
4.5時間や6.5時間といった「時間」を
そのまま足すと、Excel的には 数値 のまま。
そこで、
時間を 24で割る(/24)
→ Excelの「時刻」として扱える
表示形式を [h]:mm にする
→ 24時間を超えても合計時間が表示できる
という仕組みになっています。
だから
112:30 のような表示が、
ちゃんと意味のある「月の実働時間」になるわけです。
④ 表示形式を「[h]:mm」にする
このままだと、
表示が「0.46875」のようになります。
そこで、
表示形式を変更します。
○ 設定手順
対象セルを選択
セルの書式設定
① 表示形式
② ユーザー定義
次を入力
③ [h]:mm
これで、
24時間を超えても
・112:30
・150:30
のように
正しい累計時間が表示されます。
⑤ 下にコピーして全員分完成
作成した数式は、
そのまま 下にコピーします。
計算式は同じ
回数だけが人ごとに変わる
これで、
全員分の実働時間合計が自動で計算されます。
⑥ この実働時間があると何が変わる?
この列があるだけで、
✅ 忙しさの差が一目でわかる
✅ 回数だけでは見えなかった偏りが見える
✅ 調整の判断がしやすくなる
勤務表が、
見た目の表 → 判断材料
に変わります。
⑦ 条件付き書式でさらに見やすく
管理しやすいように特定の条件に書式を設定しましょう。

💡 これでかなり管理しやすくなったはずです。
◼️ まとめ
勤務回数 × 勤務時間 で実働時間は出せる
ポイントは
💡 /24
💡 表示形式 [h]:mm
💡 難しい関数は不要
回数集計に
「時間」という軸を足すだけで、
勤務表の使い勝手は一段上がります。
◼次回予告
勤務表を分けない、という選択。
「A早」「B早」などの表記を使って、
一枚の勤務表で複数店舗を管理する方法を紹介します。