- 投稿日:2024/01/14
- 更新日:2025/11/11
※2024年9月17日更新。
お読み頂きありがとうございます。
この記事は支出管理表を作成せずに、固定費、変動費、ゆとり費をマネーフォワード(※以下マネフォ)だけで見える化するためのカスタマイズ方法について解説しています。
余談ですが私が最初にノウハウ図書館に投稿した記事となります。
※作業はパソコンより操作が簡単なスマホを推奨します。
【この記事を実行することで得られる未来】💡
✅毎月の平均した固定費、変動費、ゆとり費が簡単に見られる。
✅ストレスなく仕訳を行える環境を整える。
✅自分の設定したマネフォが可愛くなり、毎日見たくなる(笑)。
1. 支出管理に時間を使うべき?
支出管理は貯める力を付けるための大事な部分となります。しかし減らせる支出額には限界があります。
個人的には80点くらいの管理が出来れば十分で、それ以外の時間は稼ぐ力に注力した方が良いと考えています。
(参考記事:効率的に支出管理のために絶対に知っておくべきこと)
2.カスタマイズについて
私がこの家計管理をするきっかけになった学長の動画です。
まずはこちらをご覧ください。
「目指せ+3万円!「貯まる家計簿」カスタマイズを紹介」
この動画で、学長のご友人は固定費、変動費、ゆとり費が簡単に分かるようにマネフォを工夫した使い方をされていました。
具体的には以下の通りです。
1)「住居費」カテゴリーを固定費として扱う。
→カテゴリー内の中項目に住居費や水道光熱費などの固定費を登録する。
2)「日用品」カテゴリーを変動費として扱う。
→カテゴリー内の中項目に食費などの変動費を登録する。
このようにMFのカテゴリーの中で住居費、日用品など限られたものだけを使い、交通費や水道光熱費と言った残りのカテゴリーは使わない方法となります。
そのため、デフォルトのカテゴリー毎に予算を決める、従来のマネフォでの予算管理は行えません。
そこでリベシティで推奨している支出管理表を使うことで、予算管理を行うことが出来ます。なので予算管理までは考えてない人はMFだけである程度の管理が出来るとも言えるでしょう。
3. 動画の手法からの変更点
実際に動画を見てこの手法を試した人も多いかと思います。
しかし実際にスマホでカテゴリーを選ぶと分かるのですが、「住居費」がかなり下の方にあるため、選ぶ時にいちいちスクロールするのが面倒がです😭
なので、今回ご紹介するカスタマイズ方法では、以下のカテゴリー設定としています。
1)「住居費」ではなく「日用品」を固定費に使う
2)「日用品」ではなく「食費」を変動費に使う
3)ゆとり費を設定する場合は「趣味・娯楽」を使う
なお、自分は別に交際費を事業経費として設定していますが、ここでは無視してもらって構いません。
私はざっくり自分の全体の収支と資産を見える化したかったので作ったものです。
またゆとり費についてはお好みで必要なら付けてください。固定費・変動費の2つのみでも構いません。
これが4つのカテゴリーを使った私の家計簿です。
画面は中項目が非表示のため、シンプルで分かりやすく表示されています。固定費、変動費のみなら2色で、ゆとり費を加えれば3色になるでしょう。
なお私の設定では固定費(日用品)の中に敵①と③が、変動費(食費)の中に敵②と④が合算されて入っているのが特徴となります。
4.中項目のカスタマイズ
4.1 デフォルトの中項目を使わない理由
固定費、変動費のみの管理か、ゆとり費を加えるかを決めたら、
いよいよ作業に入っていきます。
ここではカテゴリー毎に費用項目を追加で作っていきます。
MFでは中項目と呼ばれ、デフォルトのものが存在します。
デフォルトでは日用品の中にはそれに関する中項目しか入っていません。
固定費として使うので、この中に住居費など固定費に関する中項目を追加していきます。
なおデフォルトの中項目にも固定費として使えそうなものがあるのですが、これらは敢えて使いません。
カスタマイズしたものだけを使うことで、MFが仕訳を間違った時にすぐに気づけるようになるからです。後ほど説明します。
それでは具体的な手順の説明に入ります。
4.2 中項目を作成していこう
※パソコンなどで4つの敵リストを見ながら、スマホで進めてください。
1)まず4つの敵リストの敵1と敵3を登録していきます。例えば住居費の場合は「①住居費🏠」と言った具合にです。
※具体的な手順は以下の記事の2. 中項目を追加する具体的な手順に書いています。
(※参考記事: マネーフォワードMEでカスタム項目を追加する方法)
2)固定費が終わったら同様に変動費(敵②、敵④)、ゆとり費(使うなら⑤)も登録していきましょう。
4.3 中項目のカスタマイズのタイミング
中項目を作っていると、新たに付け加えたくなる場面も出ると思います。
支出管理表等で実際に使っている場合は、追加してもらっても構いません。
しかしふと思いついただけの場合はメモに残すなどしてここでは追加しないことを勧めます。
この後の過去の明細の仕訳作業を行うのですが、ここでより実情に合った中項目の追加アイデアが浮かぶことが多いからです。
仕分け作業とと同時にやった方が無駄が出ないかもしれません。
カスタマイズ例として私が作った中項目を使ったものをお見せします。
数字①~④は敵1~4を表しています。
項目名は自分で使いやすいようにカスタマイズしています。
<作成例>
・固定費(日用品):①住居費、①通信費、①水道光熱費、①国保・年金、①民間保険
・変動費(食費):②食材、②交通費、②外食、②現金化・チャージ、②日用品・④家電家具
・ゆとり費(趣味・娯楽):⑤ゆとり飲食、⑤ゆとり物品
※私は食費を自炊用食材、安め外食飲み、ゆとり飲食に分けています。
この内ゆとり飲食のみ変動費ではなく、ゆとり費に入れています。
3.過去の仕訳を行っていこう
次に必要な作業は過去の支出データを新しいカテゴリーの費用に振り分けることです。
有料版だと3年分くらい同期されているので、さすがに全部修正するのは困難でしょう。
なので出来れば過去1年分を目安に更新していき、可能なら更にさかのぼりましょう。
(段々作業が楽しくなって最後まで遡る😸もいるようです)。
以下手順です。(※スマホ推奨)
1) 「家計簿」(①)→「入出金履歴」をタップ(②)。
2) 最新のデータの日付をメモなどに記入しておく。(6で使用)
3)ここでは衣服で登録されている高島屋での買い物を飲食費に修正する例です。
上からデータを選ぶ(①)。入出金明細が開かれるので、二行目の費用項目をタップする(②)。
ここではカテゴリー一覧から「趣味・娯楽(※ゆとり費)」を選び(③)、「⑤ゆとり飲食」を選びました(④)。
戻った画面では選んだ項目が反映されています(⑤)。
保存をタップします(⑥)。
4)同じ要領で、ひたすら過去に遡って繰り返していく。
5)作業を中止する場合はどの日付で終わったかをメモしておく。
6)目標の日付まで終わったら、2)でメモした日付から最新の分まで同様の作業を行う。
7) ホーム画面に戻り既読を押す。
8) 家計簿の円グラフ画面に移動する。
9) 使うカテゴリー以外のものがないかを確認する。
→上の例では「交通費」が該当します。「交通費」カテゴリーをタップし、明細を選択。正しい項目に修正し保存します。
10) 次に家計簿画面の中項目表示をONに変える。項目に数字や絵文字が入っていることを確認する。違うものがあれば同様に明細から修正。
11) 年のグラフも確認する(中項目表示ON/OFF両方)。必要なら修正。 
4.月の平均を把握しよう
きれいに仕訳が出来ると最初の円グラフのように管理出来ます。
ここでやっかいなのが固定費と変動費を月の平均で見ると言うこと。ご存じの通り固定費、変動費共に不定期に発生するものがあり、予算を立てる上で難問となっています、、、が、、
ここで以下の記事の設定を行えばグラフで12ヵ月平均が計算されます。これで予算もバッチリ立てられます。
(参考記事:マネーフォワードで簡単に平均支出を表示する方法)
5.バランスシートを確認しよう
実はMFは収支だけでなくBS(バランスシート)も見ることが出来るんです。これは資産から負債を引いた純資産を見ることが出来るのでとても重宝しています。
※純資産については2024年1月14日現在スマホではなくブラウザのみで見られるようです。
6.その他お役立ち管理方法
「現金の管理」
・現金を管理すると大変。いちいちレシートから登録はfreeeだけで充分。なので、自分の場合、現金を下ろしたタイミングで変動費に計上してます。(中項目:現金化・チャージ)
もし食費にしか使わない場合は食費に計上するのも良いかと思います。
(参考記事:マネーフォワードで現金やPaypayを自動管理させる方法)
「Paypayの管理」
・明細が取れない上、Paypayカードを連携させると更新するごとにパスワード入力ととても面倒。
なので、自分はPaypayカードでオートチャージにし、チャージされたタイミングで「現金化・チャージ」に計上するように設定しています。
(参考記事:マネーフォワードで現金やPaypayを自動管理させる方法)
このように以下に家計管理の時間を減らすかを考え、日々の行動も見直していくと時間やお金が楽になって行きます😄
(例えば思い切ってあまり使ってないドラッグストアのポイントやアプリを断捨離するのもお勧めです。ポイントは貯まりませんが、時間や脳のリソースの節約につながります)。
「自動振り分けのルール管理」
・スマホだと一見出来ないのですが、実はパソコンの設定画面からルールを確認することが出来ます。
修正したり、不要なルールを削除するのもいいでしょう。
(但しルールはどんどん追加されるのであまり細かく管理しない方が良いかも、、、🤔)
「有料版にすべき?」
これは自信を持って有料版にすべきと言えます。左上の一括更新ボタンの楽さを覚えたらもう無料版には戻れません。😂🤣😂
7.(番外編)個人事業主、副業のある人向けのカスタマイズ
自分の場合、副業でせどりをやっているため、「交際費」を事業経費としています。確定申告用にfreeeで帳簿を付けているため、MFでは極力簡単にまとめることとしました。基本的には「変動費」と「固定費」のみの区別です。全体的なキャッシュフローを把握するのに便利です。
8.最後に
MFは最初の設定の設計が一番肝になる部分と考えます。特に中項目をどう言った内容にするかは紙等に書いてしっかり作りこむといいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
記事が役に立ったと思われましたら、レビュー、ブックマーク登録頂けると大変嬉しいです。
この記事がMFを楽しむきっかけになり、皆様の家計改善に少しでも貢献出来ればとても嬉しいです。
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