- 投稿日:2025/11/17
- 更新日:2025/11/17
はじめに
今回はTOEICシリーズ4回めの記事になります。この4本目の記事では試験を受ける前に気をつけたいこと、そして受験時に少しでもスコアが伸ばせるよう受験テクニックをまとめてみました。
TOEIC受験が決まった方、TOEICスコアを少しでも伸ばしたいという方はぜひ参考にしてみてください。
【受験前の準備1】公式問題集を事前に確認しておこう
TOEICをはじめて受験する方、ひさしぶりという方は、本番の試験を受ける前に公式問題集でひととおり問題の形式を理解しておくとよいです。試験会場ではじめて見るというのはぜったいに避けてください。
理由として、出題はすべて英語でアナウンスされ、用紙に書いてある問題の説明や設問もすべて英語で書かれていますので試験現場で初めて読んですぐに理解するのはけっこうむずかしいからです。
試験現場では試験説明を読まなくても説明アナウンスを聞かなくても試験のやり方は理解しているというレベルにしておいてください。
また、試験問題の出題形式は毎年同じなので公式問題集を一冊購入して予習しておけば出題形式を理解することができ、毎回の試験にも対応できます。
【受験前の準備2】TOEICテストの特徴を頭に入れておこう
【主な特徴】
✅テスト形式はマークシート方式である
✅構成は前半と後半にわかれ、前半がリスニング、後半がリーディングの2セクションである
✅試験時間は合計約2時間(リスニング約45分、リーディング75分)
✅問題数は各セクション100問、合計200問
たいへんそうだな〜と思った方は公式問題集がやはりおすすめです。公式問題集には本番と同等の試験が2回分入っています。マークシート用紙とCDも添付されているので本番通りに挑戦することができます。
【受験前の準備3】各セクションの内訳を知っておこう
受験のテクニックに入る前にもう少し内訳を見ていきましょう。
◆リスニングセクション(100問/約45分)
Part 1: 写真描写問題(6問)
Part 2: 応答問題(25問)
Part 3: 会話問題(39問)
Part 4:説明文問題(30間)
◆リーディングセクション(100間/75分)
Part 5: 短文穴埋め問題
Part 6: 長文穴埋め問題
Pat 7:長文読解問題(シングルパッセージ、タブルパッセージ、トリプルパッセージ)
これを読んでむずかしそう、疲れそうと思いませんでしたか?
そうなんです、わたしも試験が終わった後は毎回ほっとするというか、ぐったりします。
2時間、ネイティブの早口の英語を聴き、長文の英文読んで問題を解くのはかなりしんどいので、試験に慣れていること、問題を解くコツを知っていることは、試験中の脳のストレスを減らすことができます。試験中に集中できる時間が深く長いほどゲットできるスコアも伸びます。
では、具体的なテクニックを見ていきましょう。
【受験テクニック1】リスニング・セクション
試験の前半はリスニング問題です。異なるタイプの設問がPart1からPart4まであります。それぞれ簡潔に解説します。
Part 1: 写真描写問題
写真を一枚見て、アナウスされるいくつかの英文を聞いてから適切な文を選ぶ問題です。これは完全に英単語を知っているかどうかが問われます。テクニックとしてはマークシートのAのマス目に鉛筆を置いておき、アナウンスされるAの英文が違うと思ったら鉛筆をBのマス目に移動させる、Aかなと思ったら鉛筆はAに置いたまま、Aだと確信したらAにマークしてします。この方法は鉛筆を動かす時間をかけなくてよい、判断の迷いが減る、リスニングに集中できるの3拍子がそろっていてオススメです。
Part 2: 応答問題
アナウンスされる質問に対して適切な回答を回答用紙の4つの英文から選ぶ問題です。これを解くテクニックはアナウンスのいちばん最初の疑問詞を聞き取ることです。who(誰)、 what (モノ)、when(日時)、 where (場所)、which(どれ)、 how(方法) で回答の仕方が決まってきます。最初を聞き取るだけで、たとえ英語を完全に聞き取れなくても、理解できなくても解ける問題も少なくありません。
Part 3: 会話問題とPart 4:説明文問題
Part 3とPart 4はそれぞれ長めの会話とスピーチがアナウンスされ、問題用紙に記載されてる設問に答える形式です。
ここでの回答テクニックは、設問の順番とアナウンスの順番通りに来ることが多いことを頭に入れておくことです。つまり設問1はアナウンスの前半、設問2はアナウンスの中間あたり、設問3はアナウンスの後半に集中するということです。これを知っているだけで、設問1〜3を行ったり戻ったりするロスをなくせますし、わからない問題はきっぱりあきらめることもできます。
また英文を読むスピードがある方は、設問を先に読んでからアナウンスを聞くと楽な気持ちでアナウンスを聞くことができると思います。
【受験テクニック2】リーディング・セクション
リーディングは以下の3つのセクションがあります。
Part 5: 短文穴埋め問題
Part 6: 長文穴埋め問題
Pat 7:長文読解問題(シングルパッセージ、タブルパッセージ、トリプルパッセージなどを含む)
リーディングセクションの受験の共通ポイント
Part 5から7までは問題を解くにあたって3つ共通ポイントがあります。
✔ひとつめは読み直しをしないこと。
✔ふたつめは全部読まなくても、理解できなくても解ける問題があること。
✔3つめは問題用紙の最後まで解き終わらなくてもよいことです。
ひとつめは、一回読んで解けそうだけど解けない問題があったときに読み返さないことです。私フレンドも2回も3回も読み直してしまい、結局わからなかず時間だけムダにした経験が何回もあります。迷ったら最初の直観に従って次に行きましょう。
ふたつめは、Part 2やPart 3に対応しますが、時制 (現在、過去、未来、過去完了)、文法問題、熟語、前置詞がわかれば解ける問題も多いです。こういう問題は英文を全部読まずとも、あるいは英文の意味がわからなくても、すぐに回答することができます。この手の問題は時間節約のため、文法的にこれだな、この動詞のあとはこの前置詞だとわかった時点で回答して、後半のパートに時間を回しておきます。
3つ目は、Part 6は最後まで解けなくても大丈夫ということです。私フレンドも最後の問題まで解けず、途中で時間切れになってしまいが、スコア700点台はキープできています、最高でスコア800まで行きました。なので最後のページまでムリをして焦って解く必要はまったくありません。
Part 6と7の長文を速く読むテクニック
英語の長文を読んで理解するのはとてもむずかしく、時間がかかり、わたしたち日本人は苦手です。ここでひとつ長文を速く読むコツについて伝授したいと思います。
TOEICの長文は新聞記事、広告記事、掲示物をモデルしたものが多く、人の名前、会社名、お店の名前などの固有名詞が多く出てきます。例えば「リベラルアーチ・ユニバーシティ・中標津町オフィスの応援会員の数人が東京の新橋オフィスに東海道新幹線を利用して出張した」という固有名詞多めの英文が出てきたとします。
これをいちいち読むと意味を考えたり、読み方を考えたりする時間と労力が必要になってしまいます。また英語の名前はなじみがないのでストレスも感じてしまいます。
そこでこういった英文は主語、動詞をメインにして、追加の説明は除いていくというテクニックです。例えば主語は「彼ら(They)}などの代名詞に置き換えて脳の負担を下げるようにします。私はこれを「置換テクニック」と読んでいます。(ちかんだと勘違いされるので、おきかえと言った方がいいかも)これを使えば、「彼らはそこへ(電車で)来た」と短くすることができます。
最後に
TOEIC試験は英語の実力だけでなく、
テクニックを知っている
テストのやり方をあらかじめ知っている
ということだけでもスコアアップが図れます。ぜひこの記事にある方法を実際に試してスコアアップを実感してみてください!
今回の記事でTOEICシリーズはいったん終了になります。この記事が少しでも役に立ちましたら、いいねボタンをクリックしていただけるとうれしいです。また小さなコメントでも執筆の励みになるのでお時間のある方は「良かった」と残していただけると更にうれしいです。
またリクエスト、質問などありましたら、コメントに残していただけるとうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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