- 投稿日:2024/11/12
- 更新日:2025/09/29

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!😆
今回は藤吉豊、小川真理子 著「「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」2021年発行をつまみ食いします。
まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
筆者:藤吉豊 株式会社文道、代表取締役。
筆者:小川真理子 株式会社文道、取締役。
お二人とも、編集プロダクションにて、企業PR誌や一般誌、書籍の編集・ライティングに従事。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
本書において、書く技術は職人的なモノと思われがちだが、「共通のノウハウ」が意外に多くある。
文章の書き方を大事な順に40個紹介しています。
興味があれば読んでみましょう。🧐
文章術の本を100冊読んでその要素を1冊にまとめたもの(共通のノウハウ)がこの本です。
まさに、「文章のコツ」といってよいものでしょう。
汎用性、再現性が高いのが特徴です。😎
この記事を書いている間、自分が恥ずかしくなりました。
何とか我慢しました。
後、文章が長いので、こまめに見ていただければと思います。🧐
■本書の対象
・業務上「書くこと」が必要な方
・情報発信している(したい)方
・プロのライターや編集者
⓪7つの極意はこれだ!😎
①文章はシンプルに
②伝わる文章には「型」がある
③文章も「見た目」が大事
④文章は必ず「推敲」する
⑤「わかりやすい言葉」を選ぶ
⑥比喩・たとえ話を積極的に使う
⑦接続詞を「正しく」使う
⇒ 多くの著者が「大切」としたノウハウ集😎
使わない手はない!
①文章はシンプルに
1.余計な言葉はとにかく削って、簡潔に
2.1文の長さの目安は「60文字」以内
3.ワンセンテンス・ワンメッセージ
⇒ なくても意味が通じる言葉を削る
■シンプルに書く理由
・内容が伝わりやすくなる。
主語と述語が近く、事実関係がはっきりする。
書き手が厳選した言葉が残りやすくなる。
・リズムが良くなる
短文は、重ねることでリズムと緊迫感が出る。
また、入力の手間が減る。🧐
例 削りやすい言葉
(1)接続詞
「そして」「しかし」「だから」
(2)主語
「私は」「彼が」
(3)指示語
「その」「それは」「これは」
(4)形容詞
「高い」「美しい」「楽しい」「嬉しい」
(5)副詞
「とても」「非常に」「すごく」「かなり」
(6)意味が重複する言葉
・まず最初 ⇒ 最初に
・思いがけないハプニング ⇒ ハプニング
・馬から落馬 ⇒ 落馬する
・頭痛で頭が痛い ⇒ 頭痛がする
・はっきり断言する ⇒ 断言する
・余計な贅肉 ⇒ 贅肉
1文の長さの目安は「60文字」以内。
これを意識すれば自然と削るようになる。
「60文字」を半分ずつにすれば、なお良い。
例①
あなたはなにか文章を書くとき、自分の書いた一文は何文字かを意識したことはあるだろうか。(43文字)
例②
あなたは意識したことがあるだろうか。
「自分が書いた一文は何文字か」を。
(18+17文字+改行あり)
例③
あなたは意識したことがあるだろうか。「自分が書いた一文は何文字か」を。
(18+17文字+改行なし)
⇒ PCやスマホ、タブレットでも、見やすさや印象がこれで変わる。
■ワンセンテンス・ワンメッセージ
1文に意味は1つ
悪い例
会議は明日の午前9時から、本社の3階の第1会議室で行い、新商品の販売促進プランについて話し合います。
良い例①
会議は明日の午前9時から行います。場所は本社3階の第1会議室です。新商品の販売促進プランについて話し合います。
良い例②
会議は明日の午前9時から行います。
場所は本社3階の第1会議室です。
新商品の販売促進プランについて話し合います。(改行あり)
⇒ 文章の切れ目がわかりやすくなる。
②伝わる文章には「型」がある
1.結論が先、説明があとの「逆三角形型」
2.説得力を高める「PREP(プレップ)法」
3.”論文”は序論→本論→結論の「三段型」
⇒ 文章のプロが使う型は3つある
■結論を先に出すことのメリット
(1)情報を的確に伝えられる。
(2)読み手の時間を取らない。
(3)文章の「書き出し」に悩まない。
(4)短くする際、結論を削らずに済む。
(5)読み手の関心が高くなる。
■「逆三角形型」
スポーツ記事がわかりやすい。
初めにどちらが勝ち、何点入ったかを示す。
型:「結論→説明(→補足)」
■「PREP(プレップ)法」
ビジネス文書やブログ記事に使える。
型:「結論→説明(理由→具体例)→結論」
具体例
「結論→理由①→理由②→具体例→結論」
■「三段型」
論文は主張(結論)を支えるだけの論拠を求められる。
論拠:議論のよりどころ
⇒ 「型」を覚えるのが上達の近道である。
補足:「型」を使えば、ブログ記事が書ける。
テーマの例
自分が夢中になっているモノを1200~2000文字で紹介する。
ブログの型
(1)主題:好きなモノの「特徴」
(2)理由:好きになった「きっかけ」
(3)具体例:人に勧める「理由やメリット」
(4)提案:始めてみたいと思っている人への「アドバイス」
③文章も「見た目」が大事
1.「余白」で読みやすい印象を与える
2.ひらがなと漢字はバランス重視で
3.見た目が良ければ、文章のリズムも良い
⇒ 読みやすそうな本は、文章が短い。
つまり、白いスペースが多い。
読みづらい文章は誤読の原因にもなる。
■漢字にも量がある。
例
(1)漢字多め
仕事が出来る人程見た目に拘ると言いますが、文章も似ています。
(2)漢字少なめ
仕事ができる人ほど見た目にこだわると言いますが、文章も似ています。
(3)ひらがなのみ
しごとができるひとほどみためにこだわるといいますが、ぶんしょうもにています。
⇒ 「ひらがな8:漢字2」
用のないところには漢字を使わない
→ 字面が白くなる。
■リズムの悪さ=読みづらさ
例 リズムを悪くするもの
(1)「段落が長すぎる」
(2)「1行に入る文字数が長すぎる」
(3)「改行がない」
(4)「漢字が多い」
(5)「句読点が少ない」
④文章は必ず「推敲」する
1.時間を置いて読み直す
2.あえてプリントアウトして読み直す
3.声に出して読み直す
4.他人に読んでもらう
⇒ 推敲のまとめはこれだ。
推敲は「自分で手を加える」
添削は「他人が手を加える」
添削は先入観を持たない分、自分では気づけないミスを指摘できる。
■オススメは「音声読み上げ」
Microsoft Office などには備わっている機能。
ワードだと[校閲]のタブにあります。
ネット上の簡単な方法としてGoogle翻訳の画面でも音声読み上げができます。
1.文章を張り付ける 言語は日本語
2.○で囲ったアイコンをクリック。
再生時の音量に注意!
⑤「わかりやすい言葉」を選ぶ
1.難しい言葉を簡単な言葉に置き換える
2.専門用語を使うときは、解説を加える
3.「簡単な言葉」を雑に使わない。
⇒ 「中学生でもわかるように書く」
■難しい言葉の例
変更前
問題解決は喫緊の課題であり、可及的速やかに諸般の対策を講じる所存です。
変更後
急いで問題を解決する必要があるので、できるだけ早くさまざまな対策を行いたいと思います。
意味の補足
・喫緊(きっきん):差し迫っていて重要なこと
・可及的速やか:できるだけ早く
(かきゅうてきすみやか)
・諸般(しょはん):さまざまな
・講じる:行う
・所存(しょぞん):したいと思っている
■情報発信をする際の注意点
・専門用語を使わない
・専門用語を使う時は用語の説明をする
例:"ヴァン・ビューレン超新星"は1858年以降でしか観測できない。
補足①:[ヴァン・ビューレン超新星]
海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」に登場した"架空"の設定。
補足②:[SHERLOCK/シャーロック]
小説『シャーロック・ホームズ』を基にしたBBC製作のテレビドラマ。
補足③:[BBC(ビービーシー)]
British Broadcasting Corporation(ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーション)の略で、イギリスの公共放送局。
・
・
・
・
・
・・・と、こんな風に補足を入れないといけなくなる。
長くなるし、より複雑になってしまう。
説明が本当に説明になっているかも決めないといけない。
参考記事:【朝日新聞記者の200字文章術 SNSに活かす短文】
■富裕層はお金持ち?
「お金持ち」の"定義"が決まらなければ、富裕層は「お金持ち」ではない場合がある。
野村総合研究所の定義によると、富裕層とは「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」の世帯を指す。
つまり、日本長者番付 2024年の柳井 正さんはこの定義だと"富裕層"ではない。
"超がつくお金持ち"というのもまだ足りないかもしれない😅・・・となる。
参考
日本長者番付 2024:https://forbesjapan.com/feat/japanrich/
1位:柳井 正 一家 資産額:5兆9200億円
ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。
柳井 正の書籍
要約記事:【『経営者になるためのノート』】
補足
ファーストリテイリング:ユニクロやジーユーなどの衣料品ブランドを展開する持株会社
⇒ 読み手に誤解なく意図を伝えるには定義を。
正式な文書や論文などでは必要になる。
めんどいとか言わないで…😅
そういう人ほど上司になりやすいのだから。
⑥比喩・たとえ話を積極的に使う
⇒ 利点はショートカットにあり。
■効果
・難解、複雑、未知の内容を理解しやすくする
例:法人の決算書とは"学生でいう成績通知表"です。
・読み手がイメージしやすくなる
例:リベ大学長みたいに、すごい人ですよ!
・意味の強調
例:「明るい女性」より、「太陽のように明るい女性」
■隠喩と直喩
直喩:時間はまるでお金のように大切である。
隠喩:「時は金なり」である。
直喩:子供は天使のような笑顔を見せた。
隠喩:子供は天使の笑顔を見せた。
隠喩の方がより強い印象となる。
■たとえ話
例:法人の決算書とは学生でいう成績通知表です。
決算書そのものを知らなくても、成果が数字で評価されるイメージがつきやすい。
おおよその理解を助けてくれる。
Aという事象をBに例える場合の大前提
「相手がBのことを知っている」
「AとBが間違いなく似ている」
⇒ 既に知っているコミュニティなのか、公共の場か?
たとえ話は場所でも変化する。
リベ大学長🦁を知っている人は、どれぐらい?
「タルムード」を知っている人は?🤔
⑦接続詞を「正しく」使う
1.接続詞は"使いすぎ"も"使わなすぎ"もダメ
2.必ず入れたいのは「逆のこと」を書く場合
⇒ 順接と逆接と選択
順接:前の文が、後ろの文の原因・理由となる
逆接:前の文を否定する
選択:複数の情報を並行して述べる
順接:AだからB
逆接:AだけどB
選択:AまたはB
■接続詞を使うべき4つの理由
(1)論理展開を意識して文をつなげられる。
(2)論理が破綻しにくい。
(3)つなぎがない文は作りづらい。
(4)接続詞の後の文を強調できる。
■接続詞を減らしたい3つの理由
(1)文章がすっきりする。
(2)文章の勢いや流れをさえぎってしまう。
(3)使わずに伝わるなら文章力上達のコツ。
■接続詞がなくても意味が変わらない例
前:経営者でもあり、また、マラソン選手でもある。
後:経営者でもあり、マラソン選手でもある。
前:今日はお休みだ。だから、部屋の片づけをしよう。
後:今日はお休みだ。部屋の片づけをしよう。
■「逆のこと」には必ず入れよ
・食事は健康の基本である。実践は難しい。
⇒ 食事は健康の基本である。しかしながら、実践は難しい。
まとめ
⇒ あせらず、自分の意識できる範囲で使いこなそう。
お疲れ様!情報量が多くてごめんね!😉
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
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