- 投稿日:2025/03/04
- 更新日:2025/10/22
はじめに:「貯める力」の源泉は「与えない教育」
みなさまこんにちは!
元薬剤師💊で現在FIRE生活中📚の「のり」と申します👏
私は30代前半で目標資産を達成し、
現在はLean FIRE生活をしています。
※薬剤師(→本社管理職)と薬局運営で元本を作り、インデックス投資のみで増やしました
私はこれまで、
「稼ぐ力」や「増やす力」も頑張りつつ、
「貯める力」を爆発的に強化してきました💥
リベ活をする中で、
「どうやって貯める力を養ったんですか?🤔」
と聞かれることが多いです。
私の「貯める力」の起源を辿ると、
親からの「与えない教育」に行き着きます🧑🏫
特に、
自分で払った「大学時代の国民年金保険料約100万円」が私を強くしてくれました🔥
「与えない教育」は、
「貯める力」を強化すると考えています⚠️
今回は、
「大学生の国民年金」をテーマに「国民年金保険料を自分で払うべき理由」を述べていきたいと思います。
🧑「大学生の子供の国民年金保険料を払うべきか?」と悩んでいる親御さん
👦親が国民年金保険料を払ってくれないことにイラついている大学生(もしくは追納を考えている社会人)
必見です👀
子供の年金は「親が前納する」が一番お得
まず最初に、
「子供の年金、誰が払うか問題」について、
「合理的な解」は出ています✅
節税効果が大きく、
一番お得なのは、
「親が前納する」です🙆
※年金暮らし等、収入のない(少ない)親御さんは除く
親が前納することで「保険料額の割引の恩恵」を受けつつ、
支払った国民年金保険料の全額はその年の「社会保険料控除として控除」することもでき、
大きな節税効果が得られます💰
※私は専門家ではないので、
これ以上の詳しい解説は税理士さんにお任せします
「前納できる人が前納する」という選択はとても合理的であり、
一般的に「親が払った方がお得」という答えは出ています✅
私はこの事実を知った当時、
「代わりに年金を払ってくれなかった父親」に対し少しだけイラつきました。(今となってはみっともない感情ですが)
自分で年金を払うことになった人たちは、
同じように理不尽に思う人も多いと思います。
社会人になって急に顔を出す「数年分の国民年金」ほど憎たらしいものはありません。
しかし、
そもそも、
「子供の年金」です💰
学生とはいえ、
成人しています🧑
「お得かどうか」
だけで選ぶのはナンセンスだと思います🤔
「可愛い子供のために」という優しさや、
「大学卒業までは責任を持って面倒を見る」「親の義務だ」というプライドもあるかもしれません👶
しかし、
私は子供の成長ためにも、
子供に追納させるべきだと思います🔥
私は「自分で追納する」という経験をし、
本当に良かったと思っています🙏
私の経験を元に、
その理由を詳しく解説していきます📝
年金は全て自分で払うべき理由
「年金は全て自分で払うべき理由」を5つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます📝
下記5点です⬇️
①社会保障制度の勉強になる📚
②投資の勉強になる💸
③税金の勉強になる🤑
④質素倹約が身に付く💵
⑤「親に年金を払ってもらった人」は何も知らない🙅♂️
①社会保障制度の勉強になる📚
私は学生時代の国民年金保険料約100万円を全て自分で払いました💰
※6年制大学で学生時代が長かったため多い
約半分は大学生時代に前納し、
約半分は社会人になってから追納しました。
まず、
国民年金について知るために、
自分なりに調べて勉強しました📚
当時はまだリベがなく、
完全に無知からのスタートです🌀
※リベで何でも学べる環境は本当にありがたいと思います!
そして、
恥ずかしながらここで初めて「障害基礎年金」「遺族基礎年金」の存在を知りました🩹
「障害を負うリスク」「死亡するリスク」は誰にでもあり、
それを補償する側面も持つことを学びました🙏
※これらは「学生納付特例制度」を利用していれば、追納しなくても影響はありません
また、
国民年金の制度上、
将来受け取れる金額が減ったとしても「破綻することはない」ということも理解しました🙆
さらに、
他にも傷病手当金など、
国民年金以外の社会保障制度についても派生して学びました📚
国民年金保険料や国民健康保険料を払うことだけで、
「最低限の生活を守ることができる」ことを知り、
「民間保険に入ることの無意味さ」を学びました🧑🎓
ちょうどこの時期、
会社の同期から「ぼったくり民間保険」の紹介を受けましたが、
この知識により回避することができました💪
※同期は被害者であり、まるで悪気はなかった
特に理系出身者はこの手の知識が薄く、
言われるがままに「ぼったくり民間保険」などに入りがちだと思います⚠️
自分の大切なお金を守ることにも繋がり、
本当に良かったと思っています。
②投資の勉強になる💸
国民年金について詳しく調べていくと、
興味深い真実を知ることになります🤔
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の存在を知り、
「国民年金の積立金も投資で運用されている」という事実を知りました💸
最初は、
「人のお金でギャンブルするなんてどういうことだ!?」と思いました🔥
しかし、
深く学んでみると、
資産形成に投資は必要不可欠な手段であることを知ります📚
投資について学ぶ良いきっかけとなり、
私がインデックス投資を知ったのもこの勉強の延長でした👏
③税金の勉強になる🤑
また、
「国民年金保険料の追納」の重要テーマは「節税効果」です⚠️
最初はなかなか理解しがたいシステムでしたが、
国民年金保険料の追納額についても「控除の対象」となることを知ります🧑🎓
入社1年目(年収が低い年)に追納するよりも、
入社2年目(年収が高い年)に追納した方が圧倒的にお得であることを学びました📚
※私は入社2年目に追納したものの、
入社3年目に年収が爆増したため「あと1年遅く追納すればよかった...」と後悔しています🌀
追納することを決めた当初は、
「借金みたいで嫌だ‼️一刻も早く払いたい‼️」と追納を急ぐ気持ちが強かったですが、
税金の謎システムを学ぶことで”ずる賢さ”を学びました🧐
常識的に考えれば、
追納を遅らせることは良くありません🙅
実際に「加算額」というペナルティもつきます❎
しかし、
その「加算額」を凌駕するほどの「節税効果」が得られるのです🤑
当時は、
「無知な人間から搾取する恐ろしいシステムだ・・・」と、
ビックリしたことを覚えています。
この世の中は、
本当に無知の人間に厳しいです⚠️
20代前半のうちに「無知であること」を認識し、
1歩ずつ成長できたことは非常に大きかったと考えています🙏
④質素倹約が身に付く💵
自分で年金を払うにあたり、
約100万円の資金を作らなければなりませんでした🌀
そのため、
社会人になっても金銭感覚を上げることなく、
学生時代と同様な質素な暮らしを続けました💵
自分を「貧乏である」と洗脳し、
「月6万円で生きる生活」を続け、
頑張ってめちゃくちゃ蓄財しました🔥
固定費の見直しも全力で行い、
質素倹約が完全に身に付き、
これが「貯める力」の源泉になったと考えています。
この生活を「貧乏ごっこ」と呼んで楽しみ、
今に至るまでゆるく続けています👏
※「貧乏ごっこ」については下記記事で詳しく解説しています
↓
【最強の節約術🔥】貧乏のつもりで月6万円で生きる💰【「貧乏ごっこ」を楽しむ】
⑤「親に年金を払ってもらった人」は何も知らない🙅♂️
私は自分で年金を払うことで、
たくさんの学びと経験を得ました🙏
私と同じく「自分で年金を払った同志」と知り合った時は、
ものすごく会話が弾みました🤝
同じ苦悩を経験しているおかげか、
金融リテラシーが高い傾向にあると思います。
一方、
「親に年金を払ってもらった人」はどうかと言うと、
何も知りません🙅
びっくりするほど、
何も知りません。
社会保障制度についても、
投資についても、
税金についても、
「貯める力」についても、
何も知りません🙅
そもそも、
「年金を払ったかどうかを知らない人」もゴロゴロ居ます。
※自分で払った記憶がないなら親に払ってもらっていたに違いありません
もちろん「全員がそうだ」とは言いませんが、
間違いなくこの傾向は強く存在すると思います⚠️
社長の子供、
医者の子供、
裕福な家庭に育った人間ほど、
親に年金を払ってもらい、
成長していません。
社長や医者の遺伝子を受け継ぎ、
優秀なはずなのに、
勿体無いと思うことばかりです。
親からの優しさ・愛情により、
「成長するための貴重な経験」
を失っているのと同じだと思います。
「かわいい子には旅をさせよ」が真理であり、
経験というものはやはり偉大です。
年金を払ってくれない父親にムカついた「悔しい思い」も、
煩雑な税金システムの理解に苦しんだ「ニガい思い」も、
追納の時期をミスった「やるせない思い」も、
全てが財産でした🙏
前述の通り、
一番お得なのは、
「親が前納する」です。
家計全体で考えれば、
数万円は得すると思います。
子供からすれば、
約100万円を親に負担してもらえたら「超ラッキー」です。
中には、
そのことを「親の義務だ」と当たり前に思い、
何の有り難みを感じていない子供もいるでしょう。
私が自分で払った約100万円の国民年金は、
1,000万円以上の価値があったと思っています。
小さな積み重ねですが、
社会保障制度を学ぶことで「ぼったくり民間保険」から身を守り、
インデックス投資の存在を知って複利効果を味方にし、
創意工夫して追納することで節税効果を得て、
一生使える「貯める力」が身に付き、
質素倹約が楽しくなりました。
私のFIRE達成の根源は、
この経験にあると言っても過言ではありません。
以上より、
「年金は全て自分で払うべき」と考えています。
※あくまで私の経験に基づく私見であり、異論は大歓迎です🙏
まとめ:苦労して払った100万円には、1,000万円以上の価値がある
以上、
「子供の年金は親が払うとお得!それでも子供が払うべき理由」についてでした。
まとめです。
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はじめに:「貯める力」の源泉は「与えない教育」
→「与えない教育」は「貯める力」を強化する
子供の年金は「親が前納する」が一番お得
→「お得かどうか」だけで選ぶのはナンセンス
年金は全て自分で払うべき理由
①社会保障制度の勉強になる📚
→「ぼったくり民間保険」からお金を守る事ができた
②投資の勉強になる💸
→国民年金も投資で運用されていることを学んだ
③税金の勉強になる🤑
→「無知であること」を知り、一歩ずつ成長した
④質素倹約が身に付く💵
→「貯める力」を爆発的に強化することが出来た
⑤「親に払ってもらった人」は何も知らない🙅♂️
→経験というものは偉大
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色々と書いてきましたが、
この記事で一番伝えたいのは、
「子供の国民年金を払わないことに罪悪感を感じる必要はない」ということです🙏
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🧑「大学生の子供の国民年金保険料を払うべきか?」と悩んでいる親御さんへ
多くの家庭において、
親が払うのが「一番お得」であるのは間違いありません。
しかし、
そのことで「払うことが義務」と感じ、
モヤモヤしてしまっている親御さんも多いと思います。
また、
親のプライドから、
「無理をしてでも払おうとしている」親御さんもいるかもしれません。
もしくは、
「それこそが愛だ」と考えている親御さんもいるかもしれません。
払うことは無理に止めませんが、
できる限り子供に払わせることをおすすめします。
それが確実に子供のためになるので、
罪悪感を感じる必要は一切ありません。
私も、
当時は「年金を払ってくれない父親」にムカつきました。
しかし、
今では感謝しかありません。
「子供の年金の前納」に使おうとしているその約100万円は、
「今しかできない別なこと」に使ったほうが有意義です。
個人的な意見ですが、
「与えない教育」こそが子供の成長に繋がると考えています。
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👦親が国民年金保険料を払ってくれないことにイラついている大学生(もしくは追納を考えている社会人)へ
この経験や苦労は、
将来10倍以上になって返ってきます。
20代は、
理不尽も全力で受け止め、
目一杯苦労することをおすすめします。
頑張っていきましょう💪
参考になったという人は、
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これからも、
みなさまの役に立てるような記事を書いていきたいと考えています👏
この話の根底にある「与えない教育」に関しては、
下記記事で詳しく解説しています。
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