• 投稿日:2025/07/03
  • 更新日:2025/10/01
【図解🖼️】”障害年金”🩼[しくみと支給額]について《2025年度》

【図解🖼️】”障害年金”🩼[しくみと支給額]について《2025年度》

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ゆん @不動産大家業

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要約
今回は、事故や病気で働けなくなったときの支えとなる 「障害年金」 について、できるだけわかりやすく図を交えながら解説します。

そもそも『障害年金』とは?

障害年金は、病気やケガで障害を負ってしまい、日常生活や仕事が制限される状態になったときに受け取れる年金です。障害時の保険の役割年金パンフレット__2_.png 出典:日本年金機構パンフレットより

国民年金を払っていれば、もしものときに 公的年金制度の一部として支給されます。(障害年金/遺族年金)


国民年金/厚生年金?  支給の違いは❓

加入している年金によって、受け取れる障害年金が異なります。

【加入制度と受け取れる年金の関係】

加入制度             受け取れる障害年金
_____________________________
国民年金(自営業・学生など)   障害基礎年金
厚生年金(会社員・公務員など)  障害厚生年金 + 障害基礎年金

障害年金2.png※厚生年金の方が、報酬に応じて手厚くなります。

支給額の目安は?

2025年度(4月~翌年3月)の支給額を元にまとめます。(毎年少し変わる)
その年の老齢基礎年金支給金額ベースになっています。老齢障害.pngR7国民年金__2_.png障害年金1 (1).png
具体的に金額を入れると
3つの年金比較 (2).png


障害の等級 と [病気🏥など]例

【障害の等級に関して】(デリケートな話題ですが)
障害年金の該当P7.png【日本年金機構】 障害年金ガイド(令和7年度版)  7~8ページ

 1級  病室から出られないくらいの症状(介助が必要)
 2級  自宅からは出られないくらいの症状(日常生活は厳しい)
 3級  日常生活には支障がないが、労働については制限がある
      ※働いていても障害年金が受給できる場合もあります。


障害年金は、原則として初診日から1年6ヵ月(18ヵ月)経過した時点(障害認定日)で、障害等級に該当する状態になっている場合に受給できる仕組みです。これが「1年6ヵ月ルール」と呼ばれるものです。
例外として、がんや人工透析など一部の症状は、認められるものもある。

【*会社員などの健康保険加入者はその間は,傷病手当金でフォローされる】


【障害年金の対象となる病気等に関して】
障害年金例.png障害年金には、障害年金の更新が必要(1~5年)な『有期認定』と必要のない『永久認定』の2つがあります。
『永久認定』は今の医学では症状の改善・緩和が見込めない場合に認定されます。(有期認定の場合の方が多い)


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⚠️障害年金受給者で”一番多い症状(傷病)”は、精神障害・知的障害です。
約7割(全体の66.1%[令和3年度])を占めており近年増加傾向にある。
この「精神障害・知的障害」には、うつ病、統合失調症、発達障害などが含まれますが、特にうつ病による受給者が圧倒的に多いとされています。😖
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障害年金(基礎年金/厚生年金)の[支給額]💰

でまとめると下記です。  ※支給金額は2025年度の金額です。
比較すると「障害厚生年金」は、やはり手厚いですね。(右側の部分)

障害年金3.png【障害基礎年金】の支給額  ↑上記の図(左側部分)
障害年金4.png障害基礎年金は、2級で年間約84万円子ども1人につき24万円加算
1級の時は、1.25倍で約104万円/年子どもの加算には1.25倍は無い。
(*遺族基礎年金の支給額 と 子供の加算額毎年少し金額が変わります


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国民年金に加えて「厚生年金期間」がある方はその期間分をプラスする。
300か月(=25年)未満の場合は、300か月で計算できるルールがあります.
【※厚生障害年金の特別ルール】厚生年金_R6_.png「年収÷12か月」が、だいたいの目安で標準報酬月額となるので、 
報酬比例分は、”年収÷12✕0.005481✕厚生年金に加入月数”で求められます


【障害年金・まとめ】 🎈


🟩障害年金は、障害を負って生活に支障が出てしまったときに受け取れる。
 (障害の症状により、支給金額が異なる。※1級は2級の1.25倍)


🟩障害基礎年金は、国民年金の満額の金額を受け取ることができる。
 障害年金の支給額は、その年の老齢基礎年金の満額であり、毎年変わる。
 (未成年の子供がいる場合は、成人まで人数に応じて金額加算される)


🟩厚生年金に加入している人は、障害厚生年金が加えて、支給される
 (加入期間に応じてだが300か月未満の場合は、300ヶ月分とみなして計算)
 *障害厚生年金は、配偶者がいる場合は、配偶者の加算もある。

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万が一の時は、待っていても障害年金は受け取れませんので、受給のための「申請手続き」が自分で必要です。実際に年金事務所に相談をお勧めします。



最後までお読みいただきありがとうございました。🙏🏻



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※自分の過去記事📝【2025年度 年金関係】

2025年度【年金】(基礎・障害・遺族) 昨年度〈2024年〉との支給額の違い/ 住民税・健康保険も

【昨年度との支給額の違い】


【図解🖼️でかんたん!】”老齢年金”[支給額]について解説
 (2025年度 最新版)

【老齢年金】2025年度版


【図解🖼️】遺族年金🪦について(2025年度)・
<男女差♀️♂️/今後の制度変更も>

【遺族年金】2025年度版

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