［図解🖼️］【遺族年金🪦】について(2025年度）・＜男女差♀️♂️／今後の制度変更も＞

「遺族(厚生)年金制度」2028年から一部変更が閣議決定しましたね。
（男女差の解消だが、一部の女性には改悪・20年かけて段階的に変更）

現在37歳より上の女性と52歳以上の男性は影響なく現行通りで変更なし。
現行支給を受けている方もそのままで影響はありません。《2025年現在》

文字の説明などでは、分かりにくいところもあると思いますので、
2025年度の遺族年金支給額　と　2028年度からの変更について
図や表を使って　分かりやすく説明します。

『遺族年金』とは❓

国民年金または厚生年金保険の被保険者（または過去に被保険者だった方［年金受給者も含む］）が亡くなった際に、その方によって生計を維持されていた遺族に支給される年金制度です。（障害年金と同様に　亡くなった時の加入年金
　①国民年金［1・3号］ と ②厚生年金〈2号〉が　支給のベースとなる）

「遺族年金」を受け取るための条件は下記です。

・1️⃣亡くなった方が国民年金または厚生年金の被保険者であったこと
・2️⃣死亡日の前日において、保険料納付済期間（保険料免除期間を含む）が
　　　国民年金加入期間の3分の2以上あること
・3️⃣収入要件を満たしていること　（年金受給者）
　　→前年の収入が850万円未満、または所得が655万5千円未満である。

遺族基礎年金・厚生年金　の主な対象者は：（年金の種類別）
※①～⑥の優先順位が高い遺族にのみ受給される（遺族基礎年金は①か②）出典：遺族年金ガイド（令和7年度版）↑　※日本年金機構の発行パンフ

老齢年金 ・ 障害年金　と　「遺族年金」との比較

図で示すと下記です。（一番右の部分）※老齢基礎年金　と　障害基礎年金 と　遺族基礎年金は､併給できません。※老齢年金は、’所得税の課税対象’💸だが､障害・遺族年金は非課税✖️です｡

遺族年金の支給金額💰

遺族年金支給額を図表で示すと下記です。 《2025年度に、受け取る場合》
（中高齢寡婦加算・寡婦年金などは後述）遺族基礎年金の支給額は、老齢年金の満額*となっています。（約８3万円）
１８歳未満の子供がいないと受け取れないが､子ども１人あたり+約24万円/年の加算される。（約107万円/年～）　　〈※金額は毎年少し変わる〉


厚生年金加入者は、加えて「遺族厚生年金」がある。
こちらは対象者が広く、子どもがいなくても（成人していても）受け取れる.
老齢厚生年金と同じように対象者の年収によって金額が変わる。


※「遺族基礎年金」は、『老齢年金の”満額”　+　子の加算(数)』　です。
　”基礎”年金は、基本的に'残された' ”子供のため”に出されます。（≠妻）
　　☝　この金額は、毎年変わります。（物価・賃金等を反映する）

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　”子供のいない夫婦の配偶者”は、遺族'基礎’年金がもらえません。‼
　子供が18歳以上になったら､遺族基礎年金は出なくなります。
　（*遺族厚生年金のみとなります。【2号被保険者のみ】）
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遺族厚生年金や遺族基礎年金における「子供の18歳まで」という年齢の基準は、子供の誕生月ではなく「18歳に達した年度の3月31日(年度末)」が対象.

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◆「厚生年金分」の『比例報酬』分については下記算式です。
〈*第2号被保険者(会社員・公務員の方)が亡くなって😇しまった場合〉
厚生年金部分の『比例報酬分』の”4分の3”が、遺族厚生年金となります。

'遺族厚生年金'は､残された遺族のためのもので、対象となる方も多いです。
　　①子のある配偶者、②子ども　（遺族基礎年金の対象）に　加えて
　　❸子のない配偶者、❹父母、❺孫、➏祖父母　　も対象となります。　　出典：遺族年金ガイド（令和7年度版）；日本年金機構

　＊厚生年金上乗せ分の75％がプラスで支給されると覚えておくとよい。


　上乗せ分ですが、300ヶ月ルール（25年未満は300ヶ月とする）がある
　ので、厚生年金を普通に払っている方は、少し安心ですね。

※厚生年金分については、毎年の平均報酬額（給与・賞与等)の増減によって支給金額は変わってきます。《過去実績の蓄積》


過去に会社員経験があって、辞めて自営業になっていて、その後亡くなった場合でも（条件を満たしていれば）遺族厚生年金を受けられるケースもあります。

実際の『遺族年金』受け取り金額例（試算）🧮

平均報酬月額41.7万円（≒年収500万円）・　厚生年金加入期間は（25年［＝300ヶ月］）で試算　【2025年度版の支給金額】　　↑　この表が 分かりやすくて 内容もまとまっていると思います。✨

（上記の遺族基礎年金　約83万円　＋　子の加算金額（約24万円）と
　　　遺族厚生年金（第2号被保険者）年収500万円で25年間計算の試算）

※妻が亡くなった場合、、、😢

妻👩🏻（専業主婦【３号】/共働き【２号】）が亡くなった場合、18歳未満の
子どもがいれば、『遺族基礎年金』は、支給されます。(*夫の場合と同じ)

しかし、遺族厚生年金は、夫👨🏻が受け取る場合は､今は年齢要件があります｡

【現行制度（2025年度）】　➡　今後、変更へ　→　後述しますが、2028年からは、制度変更でこの男女差は解消へ

現行制度の男女差🚻♀️♂️　【※遺族年金は顕著】

「国民皆年金制度」が整備されたのは、昔であり、その当時一般的だった（会社員と専業主婦+子)家庭への制度だったため、男女差が残っています。

寡婦（女性の遺族）は、男性より”厚く保護される”形と現在もなっている。

※現在の実態とは、あっておらず、制度改正が検討されていました。
　　　　➡　　今回、変更がほぼ決定しました。（男女差解消の方向へ）


一部をご紹介します。　【※遺族の夫👨🏻は使えない制度です。】※上記の（女性にやさしい）制度も段階的に廃止されていく予定です。

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遺族”厚生”年金にも、性別・年齢等にも差がありますが、
2025年の年金改正で、一部変更方針であると発表されました。（New❗）

【現在の遺族厚生年金の制度】　*2025年現在

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※これが、2028年からは、下記のように変更にほぼ決定しました。
　［男女差の解消］

　子供がいる場合は、１８歳（成人）まで支給、　子供がいなかったり、
　子供が１８歳を越えてたら、５年で｢遺族厚生年金｣は支給停止　の方向。
5年間の遺族厚生年金の有期期間は3/4が100％に増額、65歳からの死亡分割が増額になることは検討されているようです。（所得制限も撤廃）　☝出典：厚生労働省HP　「遺族厚生年金の見直しについて」の図を引用
　


万が一、ご家族に不幸があっても、遺族年金は自動的に入ってくるものではありませんので、受給のための手続きがご自身で必要です。
実際に年金事務所に相談をお勧めします。（障害年金も同様）



『遺族年金』は、考えることを敬遠しがちですが、今後の家計管理・ライフプランにおいて、将来のリスクを考慮するうえでも、重要だと思います。
（ご家庭によっては必要なら、最低限の生命保険額にも影響）

正しい知識で将来に備えておきたいですね。

以上、複雑ですが、参考になれば幸いです。✨
最後までお読みいただきありがとうございました。🙏🏻
　　※本記事は2025年6月時点の記事内容です。

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【2025年】の年金についての自分の過去記事📚です。 *ご参考まで

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