• 投稿日:2025/06/16
第5部:越えた壁、始まる営み

第5部:越えた壁、始まる営み

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要約
桃園事業の承継: 合同会社設立による新たな挑戦 Vol.14 農地法第3条の許可が正式に下り、苦労の末に農地承継の第一歩を踏み出す。知識と粘り強さが道を切り開いた。

これまでの経緯

第1部:農地を守るために──合同会社設立と承継の壁

第2部:地区内行政機関から市役所農業委員会へ

第3部:農地法第3条許可申請の進展と新たな課題

第4部:新たな判断と現実的な道筋

第5部:越えた壁、始まる営み

月も半ばを過ぎたころ、思いがけないところから一本の電話が入った。発信元は「業務課」。これまでやりとりしてきた「農業委員会」とは異なる、聞き慣れない部署名に一瞬戸惑う。

「農地法第3条の許可書類ができましたので、窓口まで取りに来てください」

唐突な一言だった。しばらく言葉が出なかった。

「……ということは、許可が下りたということでしょうか?」

「はい、正式に許可が出ています」

その瞬間、胸の奥がふっと緩んだ。

「ありがとうございます……!」

思わず声が漏れた。感謝と安堵が一気に込み上げる。電話を切った後もしばらく、机の前で言葉を失ったまま、静かにその余韻に浸っていた。

許可証の受け取りは、農業委員会ではなく別の窓口で行われるとのこと。こうした“縦割り”の対応も役所らしいと思わず苦笑するが、それすら気にならなかった。ただひとつ、大きな山を越えたという実感だけが残った。

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