- 投稿日:2025/07/02
- 更新日:2025/09/29

🟩 POINT│「売上」だけ見ても、ほんとの姿は見えません
会社のニュースや決算発表で、「売上が前年比10%アップ!」なんて聞くことがあります。
でも、売上が増えても、利益が増えていない会社って意外と多いんです。
なぜかというと、利益は「売上 - 費用」で決まるから。
今回は、その仕組みを教えてくれる「損益計算書(P/L)」をやさしくのぞいてみましょう😊
🟩 P/Lは、1年間の「がんばりの結果」を表すから
P/L(損益計算書)は、会社が1年間でどれくらい儲けたか(利益)を示すレポートです。
このレポートの構成は、ざっくり言うと、
売上高 - 費用 = 利益
となります。
でも実は、利益には、いくつか種類があるんです💡それぞれの利益の内容は、次のとおりです。
ニュースでよく出てくる「純利益」は、この一番下のやつですね💡
🟩 具体例│売上が同じでも、利益が全然ちがう?
たとえば、A社とB社という2つの会社があるとします。
どちらも「売上は1億円」ですが…
このように、売上が同じでも、費用のかけ方によって利益は大きく変わるんです。
だからこそ、「売上だけ見て安心しない」「利益の中身を見て判断する」ことが大切になります。
P/Lを見れば、会社がちゃんと利益を出しているのか、どの段階で利益が減っているのかが見えてきます。
🟩補足│実際の損益計算書は?
では、2025年上半期、TOBで話題になっていた芝浦電子を例に見てみましょう。
※スクショにつき、画像が粗い点はご容赦ください。
😱「うげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
大丈夫です。
「売上総利益」
「営業利益」
「経常利益」
「当期純利益」←いっちばん下に書いてある利益
※「親会社株主に帰属する当期純利益」
を見てもらえればいいんです😊
🟩 POINT(再掲)│利益を見ることで、会社の本当の実力が見える
決算書を読むときは、「売上いくら?」ではだけなく、「最終的にいくら残ったの?」を見てみるのがコツです😊
🕊 さいごに
利益って、会社のがんばりが数字になって表れたものでした。
そして、最終利益の金額を見るだけじゃなく、「どうしてその利益になったのか?」について、P/Lを見ることで知ることができました。
次回は、会社の「いまの状態」を教えてくれる【貸借対照表(B/S)】をやさしく見ていきましょう🌱
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