- 投稿日:2025/09/20
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はオグ・マンディーノ著『世界最強の商人』2014年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:オグ・マンディーノ
世界で最も広く読まれている啓発・自己啓発作家。雑誌「サクセス・アンリミテッド」の元社長であるマンディーノは、文学界の功績を称えられ、ナポレオン・ヒル・ゴールドメダルを初めて受賞。国際スピーカーの殿堂入りを果たし、全米スピーカー協会から「影響力のあるマスター」の称号を授与された。彼は1996年に亡くなったが、彼の著書は今もなお世界中の数え切れないほどの人々にインスピレーションを与え続けている。
サムネイルの本は1996版のもので監修は京セラ名誉会長の稲盛和夫が務めている。
よくみると、本のタイトルも『地上最強の商人』である。
図書館でタイトルを探す際は注意が必要である。
本書の第一部「地上最強の商人」は、どのような人の心のあり方、考え方が人を永続的な成功へ導くのか、それを大人の寓話としていきいきとおもしろく描いた、今までにないユニークな成功物語です。とくに十巻の巻物のところで、普遍的な成功の原理原則がわかりやすく説かれています。これらは私自身の経験に照らしあわせて大いに共感できるものです。
さらに第二部は、その原理原則を日常生活の中でどのように生かし、身につけていくかをわかりやすく解説した実践編です。ここでは、私たちが一般の日常生活をおくりながら、心を高めていく具体的な方法が示されています。
平成8年8月吉日 稲盛 和夫
『地上最強の商人』は稲森和夫氏が監修しているだけあって、物語の第1部の後に第2部として実践編が記載されている。
私たちに必要なのは、次の4つの事実を知ることだけです。
①現在のあなたの仕事は何か。
②1週間(もしくは1年目)の収入はいくらか。
③あなたの望む仕事は何か。
④今から45週間後(もしくは1年後)、あなたはいくらの収入を得たいのか。
この4つだけです。
オグ・マンディーノ著『地上最強の商人』
本の分厚さと豪華さも圧倒的なので、ぜひ一度目にしてもらいたい。
1万円もする本とはどういうものかがわかる。
2014年に文庫本版(訳者は別)が出ているので手に入れて読むなら、そちらが安価でおすすめ。
続編に『その後の世界最強の商人』もある。
営業でバリバリ成績をあげたい方は文庫本よりも大判サイズが良いだろう。
単なる商売のテクニックだけでなく、人生哲学や心の持ち方に深く踏み込んだ内容が特徴の名著。
名著『バビロンの大富豪』に近いといえばわかりやすいだろうか?
『バビロンの大富豪』は金融リテラシーに関する書籍なら、『世界最強の商人』はセールスに関する書籍と捉えられる。
私は敗北するためにこの世に生まれてきたわけではない。
また、失敗が私の血管の中を駆け巡っているわけでもない。
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
✅ 成功とは技術よりも人格である。
✅ 習慣が人生を形づくる。
✅ 成長は“内側から”始まる。
「今のままでいいのだろうか」
「なぜ頑張っても報われないのか」
「なぜ人は僕の話を聞いてくれないのか?」
「どうして他の商人はうまく売ることができるのだろう?」
「どうすればこの恐怖に打ち勝つことができるのだろう?」
「商いがうまくいかない…。」
そう感じたときにこそ読むべき一冊がある。
オグ・マンディーノの『世界最強の商人』は、単なる営業テクニックではなく、“生き方の書”。
読み進めるうちに、成功とは何か、どう生きるべきかが静かに語りかけてくる。
今回は、この本の核心である「十の巻物」を中心に、あなたの人生を変えるヒントを紹介していく。
“十の巻物”
第一の巻物:今日から新しい自分になる
第二の巻物:愛情をもって迎え、愛情をもって去る
第三の巻物:私はやり遂げるまで決してあきらめない
第四の巻物:私は自然の法則を最大限に活用する
第五の巻物:今日という日を精一杯生きる
第六の巻物:私は自分の感情をコントロールする
第七の巻物:私は笑って世界と向き合う
第八の巻物:私は自分の価値を百倍にする
第九の巻物:私はすべてを行動に移す
第十の巻物:神に導きを求める
タイトルだけでは、そのエネルギーを味わうことはできない。
ぜひ、ご自身で読んで頂きたい。
物語は営業本にあらず、人生哲学である
それまでの言い訳ばかりのいい加減な人生を捨て、新しく生まれ直して成功への第一歩を踏みだそうと、この本は伝えています。
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
⇒ 真のテーマは「人格の成長」
本書は、物語形式で書かれており、成功のための10の巻物を継承し、内容を実践していくことで世界一の商人(セールスマン)へと成長していく。
扱っているのは売上アップのテクニックよりも、愛、粘り強さ、自信、感情コントロールといった人格的要素も多い。
「より良い人間として生きる方法」
「幸福で健全な人物となるための内面的な原則」
だからこそ、営業マンだけでなく、誰にとっても意味がある。
何が人を成功に導くのか?
「人生において重要なことは、知識の多さや、やみくもな努力の積み重ねではなく、日常の良き習慣である」ことを教えてくれる。
十の巻物──人生のOSを書き換える哲学
「成功とは何か」と聞いてみれば、千通りの答えが返って来るだろう。
しかし、失敗に関してはその定義はただ一つだけである。
すなわち、「失敗とは、それが何であれ、その人生の目的に到達できないこと」なのだ。
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
⇒ 読んで終わりにせず「習慣化」せよ
巻物は“読むだけ”では意味がない。
1巻につき30日間、毎日3回音読することが勧められている。
これは「良い習慣の奴隷になれ」という教えに基づく。
つまり、成功の鍵は知識ではなく、行動習慣である。
自分の成功への道筋を”仕組み化”できるものは強い。
違いは「習慣」の違いだという。
自分の手元からお金が勝手になくならないように借金や無駄遣いをしないように環境を整えることも、働く・住む場所も同様である。
事業を拡大させる際、他の誰かに仕事を依頼する。
機械やアプリに設備投資をする。
自分の時間を確保しながら稼ぐためには、他者やお金の時間を利用する必要がある。
逆に借金は「自分の未来の労働時間」を利用されているといえる。
貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう。
ジョージ・S・クレイソン著『バビロン大富豪の教え』
アンジェラ・ダックワース「やり抜く力 GRIT」
GRIT(グリット)とは?
Guts(闘志)
Resilience(粘り強さ)
Initiative(自発)
Tenacity(執念)
の4つの頭文字をとった言葉。
成功者の共通点として「明確な目標とそれに向かう粘り強さ」が挙げる書籍。
巻物のエッセンス①「愛」「粘り」「今この瞬間」
⇒ 外側を変える前に、内側を整えよ
第二巻物は「心に愛を」
第三巻物は「成功するまで粘り強く」
第五巻物は「今日を最後の日として生きる」
この3つは“今をどう生きるか”に集中している。
過去の後悔に囚われず、未来の不安に怯えず、今この瞬間に集中し、最大限に活用すること。
まず自分の在り方を見つめ直し、外界と健全に関わる土台を作ることが求められる。
私は今日が人生の最後の日だと思って生きよう。
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
巻物のエッセンス②「感情の主導権」
大自然は敗北を知らない。自然は最終的には勝利する。そして私も同じだ。
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
⇒ 感情は選べる。だから人生も選べる。
第六巻物では、怒り・恐れ・落胆といった感情に支配されず、自分で感情を選ぶ力を持つことが強調される。
「今日、私は自分の感情の主人となる」
反射的な感情のまま動くのではなく、「どう感じるかを選ぶ」ことで人生そのものを変えていける。
困難や失敗に直面しても、ユーモアのセンスを保ち、笑うこと。
感情の制御は、ビジネスにおいても人生においても不可欠なスキルだ。
これはすべての人間関係やビジネスの場面で役立つ基礎力である。
巻物のエッセンス③「行動」「祈り」
「一つの巻物以外には、商売の原理が書かれているとおっしゃいました。では最後の巻物には何が描かれているのですか?」
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
⇒ 思ったら即、動け。そして祈れ。
第九巻物は「今すぐ行動する」
考えすぎて動けない人にとっての処方箋である。
先延ばしをせず、機会を捉え、恐れを乗り越えて行動を起こす。
そして、第十巻物は「導きを祈る」
謙虚さを持ち、人生においてコントロールできない領域も認める姿勢が成功を深く支えてくれる。
これらの巻物は、単独で機能するのではなく、相互に補完し合う関係にある。
第一の巻物で良い習慣を身につけることが、他の巻物の教えを日々の生活に定着させるための土台となる。
愛を心に抱き(第二の巻物)
粘り強く行動し(第三の巻物)
自己の価値を認識し(第四の巻物)
今日を最大限に生き(第五の巻物)
感情を制御し(第六の巻物)
困難を笑い飛ばし(第七の巻物)
自己を成長させ(第八の巻物)
そして即座に行動する(第九の巻物)という一連のプロセスを守り、「人事を尽くして天命を待つ」のだ。
マシュー・マコノヒー著『Green Light』
マコノヒーは学生時代、友人の部屋でなにげなく『世界最強の商人』という本を手に取り、読みはじめてから人生が変わった。
「良い習慣の奴隷になろう」という本の一節が、未来を開いたのである。
「僕は自分に嘘をつくことが習慣になっていた。僕は映画の学校に行きたいと決意した」
マシュー・マコノヒー著『Green Light』
中村圭志 著『教養として学んでおきたい5大宗教』
「信仰したいわけではないが、宗教について学びたい」という人にはおすすめできる本。
宗教について受動的に学ぶだけでは駄目で、積極的に「自分としては宗教をどう考えるか」判断していかなければならない時代が来ていると言えそうです。これは面倒くさいことのように思われるかもしれませんが、あなた自身が主体的理解を示すチャンスなのです。
中村圭志 著『教養として学んでおきたい5大宗教』
『世界最強の商人(地上最強の商人)』の舞台は2000年前の中近東。
イエスの誕生や死、使徒パウロとの出会いといった聖書的な要素が織り込まれている。
特にアメリカで好感を持って読まれているのは、エピソードが共感を呼んでいるからである。
まとめ
✅ 成功とは技術よりも人格である。
✅ 習慣が人生を形づくる。
✅ 成長は“内側から”始まる。
私は今、行動する。
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
⇒「習慣は才能を超える」と知れ。
「もし、成功しようとする決意が十分に固ければ、失敗することはない」
オグ・マンディーノ著『世界最強の商人』
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆