- 投稿日:2025/09/08
- 更新日:2025/10/15
私は2年ライターをやっておりますが、よく「ライターの仕事ってAIに取られて、これからなくなるんじゃないですか?」
という質問をいただきます。
結論、まだまだなくならないと思います。
私のライティング歴は3年になり、ギリギリAIが流行る前からスタートしていました。
確かに、AIの発展は凄まじく、文章力に関しては人間が考えるよりもはるかに効率が良いでしょう。
しかし、まだまだ人間の方が優れている部分はたくさんあります。
今回の記事を読むと、AI時代に生き残るライターになれます。
生き残るライターの特徴
AI時代でも生き残るライターには、いくつかの共通した特徴があります。
ここからは具体的に、次のような力を持ったライターについて解説していきます。
・AIを上手に使いこなせること
・一次情報を書けること
・人の気持ちを理解できること
・ライティング以外のスキルを持っていること
・SEO以外の分野にも挑戦すること
・マーケティングの視点を持っていること
一つずつ詳しく見ていきましょう。
AIをうまく使いこなせる
まず第一に、AIは必ず使いましょう。
「ウェブライターの仕事はAIに取って代わられる」という本記事の最大のテーマについてですが…
決してそんなことはありません!
むしろAIの進化により、今までよりも円滑にライティング業務ができるようになりました。
例えば、
・誤字脱字のチェック
・言い回しの変換
・日本語の間違い修正
など、従来は手作業で確認していたものを瞬時にチェックしてくれます。
基本的な文章さえ自分が理解していれば、AIは間違いなく良きアシスタントになってくれます。
むしろ積極的に使っていきましょう。
一次情報が書ける
AIが出力する文章は、基本的には一般常識やネットに出ている情報をまとめている場合が多いです。
例えば、ラーメン屋のレビュー記事を書くとします。
AI:「〇〇ラーメンは豚骨ベースで肉厚のチャーシューが評判です」
これは調べればすぐに出てくる情報です。
一方で実際に店に行った人間が書くと、
「〇〇ラーメンは豚骨ベースで肉厚のチャーシューが評判ですが、実は味噌ラーメンも人気で、さらにチーズをトッピングするとよりコッテリした味わいになります」
このように、体験した人間であれば深い記事が書けます
やはり情報より体験の方が価値があるということです。
人の気持ちがわかる
AIは残念ながら人間の感情を理解できません。
わかりやすい文章は得意ですが、人の心を打つ文章はまだまだ劣ります。
クライアントのトンマナにもよりますが、場合によっては…
多少不器用な文章でも、魂を込めて書いた文章の方が人の心に残ることがあります。
人の心を打つような文章が書けると、全く違う評価につながりますよ。
別のスキルを持っている
ライティング+他のスキルを持っていると差別化ができます。
私で例えると、インスタ運用も同時に請け負っているので、Canvaが使えます。
そのためライティング業務において、文章だけの記事を納品するのではなく、図解やサムネイル(アイキャッチ)も同時に納品することで、クライアントの評価がUPします。
ライティングだけだと「じゃあAIに頼むのと変わりないな」という評価を受けるかもしれませんが、他のスキルを持っていると、また違った希少性が出てきますよ。
(ただし図解やサムネはAIのクオリティも上がっているので、いずれ差別化にならなくなるかもしれません。)
SEOライティング以外にも挑戦する
現在、Googleで調べ物をすると最上部にAIによる要約が出ます。
これをAIオーバービューもしくはLLM-Oと呼び、AIによる簡単なまとめが表示されます。
これにより、以前よりSEO記事が見られにくくなっています。
また、SNSの台頭により元々少し前からSEOが難しくなっているのも事実です。
もちろん需要はまだまだありますが、今後稼ぎにくくなる可能性は十分あります。
だからこそ、コピーライティング・セールスライティング・シナリオライティングなど、SEO以外にも挑戦してみましょう。
マーケティングスキルがある
ライターとマーケターって全然別の業種じゃない?と思う方もいるかもしれません。
しかし、実はかなり関係がありますよ。
クライアントが記事を依頼する本当の目的は…
「売上を上げたいから」です。
・自分の手を空けたい → 他の業務で売上を上げたいから
・SEOで集客したい → 売上を伸ばしたいから
・新規メディアを立ち上げたい → 別の視点の売上が欲しいから
最終目的はすべて利益につながります。
つまり、ある程度のマーケティングスキルがあり、クライアントの売上を直接伸ばせるライターは非常に重宝されます。
極端な話、記事を書くことで200万円の売上を出せるライターは、クライアントは喜んで100万円で雇ってくれるでしょう。
絶滅するライターの特徴
では次に、AI時代に絶滅してしまうライターの特徴をお伝えします。
・AIを使わない
・文章力を磨かない
・楽に稼げると思っている
順番に解説していきます。
AIを使わない
繰り返しになりますが、AIはライターの強い味方です。
「AIに仕事を取られるくらいなら絶対に使わない」という考え方は本当にもったいないです。
すでに案件の中にはAIを使うことが前提のものもあります。
うまく使いこなせるかどうかが生き残れるかの分かれ道です。
具体的なAIの使い方は、次の見出しで後述します↓
文章力を磨かない
AIに頼り切ってしまうと間違いなく生き残れません。
どんなにAIが進化しても、ライターは文章力があることが大前提です。
なぜなら、文章力がなければAIが書いた文章の良し悪しを判断できません。
AIの文章はよくも悪くも6〜7割程度の完成度なので、本当に人に読まれる文章は、まだまだ人間の力が必要です。
両学長も「今までに良いライターは数十人しか出会ったことがない」と語っていました。
数え切れないほどのライターを見てきた人の発言は、それだけ「文章力」の奥深さを物語っています。
AIで楽に稼げると思っている
「AIで楽に稼げる」と考えていると間違いなく稼げません。
確かに今までよりライティング業務は楽になり、ちょっとした文章は簡単に書けるようになりました。
しかし「楽に稼げる」とは別問題です。
AIが得意なのは基本に沿った丁寧な文章です。
人を惹きつける面白い文章や深みのある文章はまだまだ難しいでしょう。
AIはあくまでも「専属の優秀な秘書」と思うのが正解です。
社長(=あなた)が業務を理解していなければ、秘書もサポートできません。
ライティングにおけるおすすめのAIの使い方
実際に私がAIを活用している場面を3つ紹介します。
・構成案の壁打ち
・語尾バリエーションの提案
・誤字脱字の修正
解説していきますね。
構成案の壁打ち
構成案を考えるときは、まず競合を参考にすると思いますが、ただマネするのではなく、『本当に必要な構成』を自分で考えることが大切です。
ただ、やみくもに考えても、簡単に良い見出しは見つかりません。
そんなときAIに「この構成で記事を作ろうと思っていますが、同じ粒度で他の案も出せますか?」と指示すると…
自分が思いつかなかった見出しが出てきます。
つまり、AIはヒントを与えてくれる優秀なアシスタントです。
一度、構成に悩んだ時には壁打ちしてみるといいでしょう。
語尾や表現のバリエーション
自分で書いていて「単調だな」と感じた時にもAI相談はオススメです。
例えば、同じ語尾が3回連続してしまったとき、自分で頭を捻っても、上手い言い回しが見つからないときがあります。
そんなとき、AIに頼むと自然な言いまわしに換えてくれますよ。
他にも、文章を魅力的に見せる言葉や表現などもを提案してくれるので、自分の文章が面白く感じないときは積極的に使ってみましょう。
誤字脱字の修正
ライターにとって誤字脱字は致命的です。
夜に眠い状態で書いたり、急いでいたり、作業が続いてしまうと、どうしても雑な文章になりがちです。
人間なので、絶対にミスしないなんて不可能ですからね。
そんなときもAIにチェックさせれば一瞬で修正できますよ。
私は運転中に音声入力で文章を書くことがよくありますが、その場合誤字脱字のオンパレードです。
それでも一旦書き切ってからAIに添削させると、構成はそのままできれいに整えてくれます。
音声入力×AIに関する記事はこちらになります。
(個人的には画期的な方法で、ずっとこの方法を採用しています)
音声入力×AIで記事執筆が爆速化!具体的な手順を時間軸に沿って詳しく紹介!
まとめ
AIの進化は目覚ましいですが、ライターの仕事がすぐになくなるわけではありません。
むしろAIを上手に活用できる人は、今まで以上に効率的に成果を出せるようになります。
その一方で、AIを拒んだり、文章力を磨かなかったりするライターは淘汰されてしまう可能性があります。
これからのライターは、自分の経験や強みを組み合わせて価値を生み出すことが大切です。
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