- 投稿日:2025/06/12
- 更新日:2025/09/29

**ご案内**
この記事は、『屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス』という連載記事の第10回になります。
これまでに検討してきた経緯については、次に掲載しておりますのでご参照ください。
<過去記事>
第1回:なぜ屋号から始めるのか?
第2回:“事業の背骨”を言語化する ─ ミッション・ビジョン・バリューの整理プロセス
第3回:誰に価値を届けるか
第4回:”特別じゃない私”のメニュー作り
第5回:価格は関係性の設計-価格設計を悩んでいるあなたへ
第6回:完成でなくても前に進める思考プロセス
第7回:売り込みが苦手な私の動線設計
第8回:屋号に込めた意味、思い
第9回:私の強みを活かしたオプションメニュー検討
■ ここまで歩いてきた道のり
この連載は、「屋号から始めるコンセプト設計」というテーマで、私自身が副業・起業を模索する中で、事業の骨格をゼロから組み立てていくプロセスを記録してきました。
ChatGPTと対話しながら、屋号を考え、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を言語化し、ターゲットを定め、サービスメニューや価格を設計する──。
そのひとつひとつに、「まだかたちになっていないもの」を言葉にし、「私が肚落ちするもの」を見つけていくプロセスとなりました。
■「正解がわからない」から始まってもいい
この連載を通じて、最もお伝えしてしたかったことは、「最初から完璧な構想や尖った強みがなくても、自分のペースで進めていい」ということです。
私は中小企業診断士試験の学習をしてきたとはいえ、資格取得も実績もまだこれからです。
そのような“特別じゃない私”でも、誰かと向き合い、役に立てるかもしれない──。
そう思えるようになったのは、ひとつひとつを言語化しながら、ChatGPTとの対話を重ねたからです。
■ ChatGPTは、私の“内省パートナー”
この連載のもうひとつのテーマは、AIとの共創でした。
ChatGPTは、アイデアを整理したり、言語化を手伝ってくれたり、詰まった思考を再起動してくれる存在でした。
「正解を教えてくれるツール」ではなく、「自分の中にある言葉を引き出してくれる対話相手」。
この連載はまさに、そんなAIとの協働で生まれたコンテンツです。
数多くの壁打ちを繰り返したことは、結果として、AIを使いこなす訓練にもつながっていたように思います。
■ この先のこと──やってみないと、わからない
この連載は一区切りとしますが、実際のサービス提供はこれからです。
実際にやってみて、気づくことも、修正することも、たくさん出てくると思います。
でもそれでいいと考えています。
「完璧になってから始める」のではなく、「動きながら学んでいく」スタンスが、私にとって自然だからです。
■ 最後に──副業・起業を目指す方へ
もし、あなたが「何から始めたらいいかわからない」と立ち止まっているなら、こんな始め方もあると伝えたいです。
ChatGPTに話しかけてみてください。
考えていることを、書き出してみてください。
うまくまとまらなくても、止まっても、また言語化していけば、かならず次の一歩が見えてきます。
この連載が、あなた自身の「問い直し」と「カタチづくり」のヒントになれば、とても嬉しいです。
<過去記事>
第1回:なぜ屋号から始めるのか?
第2回:“事業の背骨”を言語化する ─ ミッション・ビジョン・バリューの整理プロセス
第3回:誰に価値を届けるか
第4回:”特別じゃない私”のメニュー作り
第5回:価格は関係性の設計-価格設計を悩んでいるあなたへ
第6回:完成でなくても前に進める思考プロセス
第7回:売り込みが苦手な私の動線設計
第8回:屋号に込めた意味、思い
第9回:私の強みを活かしたオプションメニュー検討