- 投稿日:2025/11/12
はじめに:この記事で最も伝えたいこと
動画編集は、以下の3つに当てはまる人なら、確実に稼げる副業です。
✅ PC作業が苦にならない人
✅ 作ったものが形になるのを楽しめる人
✅ 素直さ・迅速さ・行動力・検索力の4つを意識できる人
私は理学療法士として働きながら、動画編集の副業で月10万円以上を安定的に稼げるようになりました。
本業を1年間休職して全力投球した結果、企業PR案件も獲得。
今では「依頼があれば承るスタイル」で無理なく活動を継続しています。
この記事では、私がゼロから動画編集を学び、失敗を重ねながらも稼げるようになった全プロセスを、包み隠さずお伝えします。

なぜ今、動画編集なのか?2つの決定的な理由
理由1:市場が急成長している
2023年の動画広告市場は6,253億円にのぼり、2027年には1兆228億円に達すると予測されています(サイバーエージェント調査)。
企業も個人も、今まさに動画クリエイターを求めているのです。
YouTubeチャンネル数は年々増加しており、動画編集の需要は供給を大きく上回っています。つまり、スキルさえ身につければ「仕事がなくなる」という状況にはなりにくいのです。

理由2:初期投資が少なく、在宅で完結する
プログラミングやWebデザインと比較して、動画編集は学習のハードルが低いのが特徴です。必要なのはパソコンと編集ソフトだけ。無料ソフト(DaVinci Resolve)から始められるため、リスクはほぼゼロです。
さらに、すべての作業が在宅で完結します。通勤時間ゼロで、好きな時間に作業できる。本業と両立しやすい副業として、これ以上の条件はないでしょう。
【第0章】「お金の勉強」から始まった挑戦

最初のきっかけは、両学長の動画でした。「お金にまつわる5つの力」のうち、"稼ぐ力"だけ実践できていませんでした。 生活に困っていたわけではありません。でも、「せっかく学んだなら全部やってみよう」という思いから、個人で稼ぐ世界に飛び込みました。
最初は動画編集のはずが……PCスペック不足の壁
真っ先に挑戦したのは、動画編集でした。大学のイベントや自分の結婚式で動画を作った経験があり、「想像したものが形になる」感覚が純粋に楽しかったからです。
しかし、当時持っていたWindowsのPCではスペックが足りず、編集ソフトすらダウンロードできませんでした。
「じゃあ、今のPCでできることから始めよう」
そう考え、まずは以下のことに挑戦しました。
・せどり
・ブログ
・プログラミング
しかし、どれも「自分には合わない」「モチベーションが保てない」という理由で続きませんでした。
MacBook購入 → YouTuber(切り抜き)に挑戦
「やっぱり動画をやりたい」という思いが捨てきれず、思い切ってMacBookを購入。そして、切り抜きYouTuberに挑戦しました。編集も投稿も自分で行いましたが、収益化の壁は想像以上に高く……。
「思ったより難しいな」と感じる一方で、「編集している時間」が不思議と楽しいことに気づきました。
「発信する側」から「編集者として稼ぐ側」へ
収益化には届かなかったものの、編集作業そのものは楽しい。
それなら、「発信する側(YouTuber)」ではなく「編集者として稼ぐ側」にシフトしよう。
そう決断したのが、動画編集者としての私の本当のスタートでした。
大学時代や結婚式での経験を思い出し、「これなら、自分に向いているかもしれない」と確信していました。
【第1章】独学から始めたスモールスタート

最初はすべて独学でした。YouTubeで学び、まずは無料のDaVinci Resolveという動画編集ソフトを使って練習。本格的に稼ぐと決めてから、Premiere Proを契約しました。
有料教材は一切購入せず、ひたすらYouTubeの解説動画を視聴。最初はPremiere Proの細かな機能に苦戦しましたが、以下の2つの実践を通して大きく成長できました。
✅ 自己紹介ポートフォリオの作成
✅ 人気YouTuberの動画の完コピ
特に完コピは、「なぜこのカットなのか」「なぜこのテロップなのか」を考えながら作るため、編集の"型"が体に染み込み、非常に効果的でした。
【第2章】初案件獲得と痛すぎる失敗談
初案件は「リベシティワークス」で獲得
応募2〜3件目で、初めての案件を獲得しました。
・案件内容:カット、テロップ、画像挿入
・報酬:1,000円
営業文の工夫:「分析→模倣→オリジナル」
ココナラなどで実績のある編集者のアピール文を徹底的に分析し、良い表現を自分なりにアレンジして応募文を作成しました。
初期の失敗:外注費を自腹で支払った苦い経験
順調に見えた滑り出しでしたが、初期に痛い失敗を経験しました。
失敗1:知識のないジャンル × 作業量膨大 → 断念
応募時は「やれそう」と思いましたが、実際に素材を確認すると知識不足で全く手が動かず、結局お断りすることに。
失敗2:デザインスキル不足 × 外注 → 報酬ゼロ
苦手なデザイン部分を外注しましたが、ディレクターの要望に応えきれず納品に至りませんでした。報酬はもらえず、外注費だけを自己負担するという最悪の結果になりました。
この失敗から得た最重要の教訓
これらの経験から、「興味のないジャンル・苦手なジャンルの案件には、最初から関わらない」という教訓を得ました。
これを徹底したことで、その後の案件選びの精度が劇的に向上しました。
動画編集でゼロイチ達成・継続案件の獲得をしたい方は、こちらの記事も参考にしていただければ嬉しいです😊
「選ばれる編集者」になる!動画編集の案件選びから応募、納品、単価交渉までの全ノウハウを実体験で解説!
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【第3章】本業を1年間休職するという大決断
なぜ休職を決めたのか?
副業として活動を続ける中で、大きな壁にぶつかりました。
「副業で月5万円以上稼ぎたいのに、スキルアップや営業の時間がない」
試行錯誤した結果、ある決断をします。
「一度、本業(理学療法士)を1年間休み、動画編集に全振りして“稼ぐ力”をしっかり身につけよう。そうすれば、復職後に『副業で月5万円』はもっと現実的に達成できるはずだ」
こうして、休職を決意しました。
なお、生活防衛費は十分に確保していました。
休職時の不安と周囲の反応
幸い、妻は協力的で、職場も理解を示してくれました。当時は仕事のストレスが溜まっていた時期でもあり、事情を説明してスムーズに休職に入ることができました。
当時の心境:ワクワクと不安の共存
基本的にはワクワクが中心でした。一方で、「自分はこの先どんな働き方で生きていくんやろう」という多少の不安もありましたが、「この時間を無駄にしたくない」という気持ちが勝っていました。
いよいよ、“本気の1年”の始まりです。
【第4章】休職の1年:「人に会う」ことで月10万円を突破

「人に会いや〜」という学長の言葉を信じて
学長の「人に会いや〜」という言葉、そして休職して日中の時間ができたことをきっかけに、オフ会や勉強会への参加を始めました。
正直、非常に抵抗がありました。もともと初対面の方と話すのが苦手だったため、参加前は不安でいっぱいでした。しかし、勇気を出して参加したことで、人生が大きく動き始めます。
休職中のルーティン
休職期間中、私はほとんど同じ生活リズムで動いていました。
<よくあった1日のスケジュール>
5:30 起床
7:00 四つ橋オフィスで作業開始
11:00 IKEAに移動して作業継続
夕方 帰宅
このルーティンで、動画編集や営業活動に全力投球しました。特にオフィスへは、作業環境としてだけでなく、人との出会いを増やすという明確な目的を持って、意識的に通っていました。
オフラインで動いたことで得た、2つの大きな成果
オフィス通いやオフ会への参加を続けた結果、大きな成果が2つありました。
成果1:企業案件への道が開けた
オンライン座談会で様々な方と話す中で、私のリベシティ内での活動(オフ会主催や案件への丁寧な対応)を聞きつけてくださった方がいました。後日、その方から「心(しん)さんの仕事ぶりを〇〇さんから聞きました。ぜひ同じチームでやっていきませんか?」と声をかけていただいたのです。このチームに参加したことがきっかけで、企業案件が取れるようになっていきました。
成果2:継続案件が数珠つなぎで増えていった
オフィスに通っていたある日、以前座談会を主催してくださった方と偶然再会し、なんとお仕事を頂けることに。そこから定常的に案件をいただけるようになり、さらにその方が他の方も紹介してくださり、次第に案件依頼が途切れない状態になっていきました。
オフライン営業の本質は「信頼の積み重ね」
振り返ると、オフラインで会う最大の価値は、「この人なら安心して仕事を任せられる」という信頼を短時間で築けることだと気づきました。
オンラインだけでは見えない人柄や誠実さが、直接会うことで伝わります。私の場合、オフ会を主催したり、案件に丁寧に対応したりする姿が、自然と「この人に仕事を頼みたい」という評判につながったのだと思います。意識的な行動が、偶然を引き寄せたのです。
この1年で得た大きな成果
休職した1年間で、以下の2つの大きな成果を得ることができました。
・1本1万円以上の長期的な継続案件の獲得
・企業PRアニメーション動画での高単価報酬の獲得
特に企業PR案件は、これまでの実績や人とのつながりがあったからこそ獲得できたもので、休職して全力投球した成果だと実感しています。
成長を実感した決定的瞬間
企業PRアニメーション動画の案件が立て続けに決まり、すべてを自分でやり遂げた時です。企画、絵コンテ、ナレーション依頼、演出、編集とタスクが多く大変でしたが、納品した時の達成感は格別でした😆
「実績や営業のノウハウが実った」「自分でもやればできる」と強く思えました。
1本で数十万円の報酬をいただけた時は、この上なく嬉しかったです。
【第5章】さらなる成長と見えた限界
休職中、リベシティの方々から以下のような話を聞き、大きな影響を受けました。
・「外注してでも売上を作れば、いざという時に自分で作業して収入を補填できる」
・「ChatGPTは仕事の強力な助っ人になる」
特にChatGPTの活用は、企画書や提案文の作成に役立ち、私の作業効率を劇的に変えました。
新たな壁:営業の重要性と案件過多の限界
順調に見えた1年でしたが、同時に大きな壁にもぶつかりました。
壁1:「スキルより営業が大事」という現実
編集スキルを磨けば仕事が来ると思っていましたが、実際には営業力がなければ高単価案件は取れません。私はオフラインでの営業が非常に苦手だったため、オンライン営業に注力していました。しかし、オフラインで得られた「信頼関係」や「継続案件」の価値を考えると、苦手でも避けては通れない道だと痛感しました。
壁2:案件過多によるキャパオーバー
本業を再開した後、副業の案件が止まらなくなり、睡眠不足で脳の処理能力が著しく落ちた時期がありました。ミスが増え、周りに迷惑をかけていることが辛かったです。「期待に応えたいし、頑張りたい」という気持ちとは裏腹に、苦渋の決断で案件のペースを落としてもらいました。
この経験から、「量より質」そして「効率化の重要性」を痛感しました。単に案件をこなすだけでなく、いかに効率よく、質の高い仕事を提供できるかが重要だと気づいたのです。
【第6章】安定期への移行

「稼げる」と実感した瞬間
報酬が1本1万円以上の継続案件が決まり、月の収入が安定して10万円を超えた時、「あ、動画編集で稼げるようになった」と確信しました。
安定期:「依頼があれば承るスタイル」へ
やがて、こちらから営業することはなくなり、「依頼があれば承る」というスタイルに落ち着きました。依頼主は長い付き合いの方が多く、精神的にも安定した状態で仕事ができています。
【第7章】動画編集が本業にもたらした予想外の好影響
動画編集(個人事業)の経験は、本業やマインドセットにも大きな変化をもたらしました。
本業への3つの好影響
ITリテラシーの向上: 動画編集を通じてPCスキルが飛躍的に向上。
「PC担当」への就任: アナログ中心だった職場でシステム担当となり、毎月手当がつくように。
「事業主マインド」の育成: 個人事業で売上や経費を意識するようになり、本業でもコスト意識が芽生えた。
マインドの3つの変化
1. 業務効率化を常に考えるようになった。
2. より自分軸で生きられるようになった。
3. 「収入の柱が2本ある」という精神的な安定感を得られた。
独立を目指していたが、気づいたこと
当初は独立を目指していましたが、途中で「自分は個人事業1本で生きていくのは向いていない」と気づきました。「給与所得という先の見通しが立つ働き方」が自分に合っていたため、本業+副業の状態に戻りました。これは失敗ではなく、自分を深く理解した結果だと思っています。
【第8章】これから動画編集を始めるあなたへ
編集スキルを学ぶことはもちろん大切ですが、それと同じくらい、人として、クリエイターとしての「あり方」があなたの未来を大きく左右します。
ここでは、特に意識してほしい「4つの力」と「2つの視点」についてお話しします。
意識すべき4つの力
素直さ: 先輩からのアドバイスは、あなたの成長を願う気持ちの表れです。まずは一度、素直な心で受け入れてみましょう。自分一人では気づけなかった新しい視点が開けます。
迅速さ: 連絡への早い返信は、相手への「気遣い」です。「あなたのことを大切に思っています」というメッセージにもなり、「またこの人と仕事がしたい」と思ってもらえます。
行動力: 「悩む前にまず動く」ことが大切です。オフ会への参加や新しいことへの挑戦など、まずは一歩踏み出してみてください。行動することで、新たなチャンスが生まれます。
検索力: わからないことが出てきたら、まずは自分で調べてみましょう。GoogleやYouTube、ChatGPTは、いつでもあなたの疑問に答えてくれる頼もしい先生です。この「自走力」がプロとしての土台になります。
持つべき2つの視点
視点1:「視聴者ファースト」を貫く
編集者目線ではなく、常に「視聴者が見やすいか、面白いか」という視点で編集すること。これが、クライアントに本当に喜ばれる編集の本質です。
視点2:「時間」こそが最大の資産
お金をかけてでも時間を作りましょう。
効率化ツール、外注、作業環境への投資など、お金で買える時間は惜しまず買うべきです。その時間でしかできないことに集中してください。
この発信にかける想い
「動画編集者って実際どうなの?」と思っているあなたがこの記事を読み、 ・動画編集で稼ぐイメージが明確になった
・自分にもできそうと思えた
と感じてもらえたら、これ以上嬉しいことはありません。
最後に:動画編集は「人生の選択肢」を増やしてくれる

動画編集を始める前、私は「給与以外に収入を得る方法」がわかりませんでした。 でも今は、本業と副業の2本柱で、心に余裕を持って生きています。
動画編集は、単なる「稼ぐ手段」ではありません。
・自分の「好き」や「得意」を活かせる場所
・努力が報われ、報酬につながる世界
・人とのつながりが仕事を生む、温かいコミュニティ
そして何より、「自分の人生を、自分でデザインする力」を与えてくれます。
もしあなたが、
・PC作業が苦にならない
・何かを作るのが好き
・素直さと行動力がある
なら、動画編集はあなたに合っている可能性が高いです。
まずは、YouTube動画を参考にして、1本完コピ動画を作ってみてください。
それが、あなたの人生を変える、素晴らしい第一歩になるはずです。
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