• 投稿日:2025/11/12
  • 更新日:2025/11/16
【本要約】『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

【本要約】『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

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シロマサル@ノウハウ図書館×本の要約🍀

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要約
中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る』は、20年の実演販売経験をもとに、予算・知識・センスがなくても成果を出せる“動画の法則”を体系化した一冊だ。短い動画で人の心を動かし、信頼を築き、購買につなげる。初心者でも再現可能なSNSマーケティングの教科書である。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回は中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』(2021年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。

著者:中野友加里

株式会社セントラルフィールドプロモーション代表取締役。2社の広告代理店を経営する傍ら、自ら実演販売や接客の現場に20年間立ち続け、食品・日用品・化粧品など多くの部門で売上日本一を記録。その経験を生かし、イベントプロモーションの企画運営、小売店の集客・売上対策、従業員接客指導も行う。またinternational make up schoolにて専門性の高い美容理論と技術を習得し、メーキャップアーティスト、ビューティアドバイザー、セミナー講師など美容専門家として活躍。

00000.png✅ 「誰でもTikTokで売れる構造を作れる」。

✅ 必要なのは、仕組みと心理の理解。

✅ 継続すれば、フォロワーは“ファン”に変わる。

TikTokが現時点で、他のSNSに比べて間違いなく「すごい」と言い切れるのは、「ユーザー数の伸び」「流行度」です。それっぽい言葉を使えば、世界で一番「バズってる」SNSだということになります。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』


「広告費がない」

「動画編集なんて無理」

「何を投稿すればいいかわからない」

そんな悩みを抱えていないだろうか。

中野友加里氏の『TikTokで人を集める、モノを売る』は、その壁を一瞬で壊す一冊だ。


TikTokで稼ぐ手法を雑にまとめるなら‥‥。

❶再生回数で収益化
❷TikTok LIVEのギフティング(投げ銭)で稼ぐ
❸アフィリエイトで稼ぐ
❹企業案件(PR案件)で収入を得る
❺外部プラットフォームへ誘導して収益化する

となる。


15秒の動画で人を惹きつけ、信頼を築き、購買に導く。

しかも、特別な才能も高価な機材も不要。

必要なのは、相手の心を動かす“法則”を理解することだけである。
(…というのが一番難しいねんな‥‥。)


『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

Image_fx.jpgこの世は短い浮世の世界。動画を撮らにゃ損損。

TikTokは「拡散されることに特化した」動画配信SNSである、ということです。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

YouTubeは「動画を共有する場所」がスタート地点であった。

そのため、「たくさん再生される動画」を多くの人の目に触れる場所に置くか、「おすすめされやすい状態」になることでさらに多くの再生数を稼ぐというのが戦略になる。

その考え方が、ストック型・フロー型の動画が求められる理由だ。

広告でいうところの視聴者のほうからアクセスしてもらう手法になる。(プル型広告)

TikTokは「拡散力」に優れているため、バズを狙ってフォロワーを増やし、長期的な収益源となるプラットフォームへ誘導するのが理想的な戦略となる。


TikTokは“ブルーオーシャン”誰でも始められる「一発逆転の市場」

Image_fx (3).jpgYouTubeやInstagramよりもお手軽に海に出ることができる。後発だからね。

まだ公式にビジネスに活用できている企業が少ない。ということは、成長しているのに競争相手が少ないということですよね。たとえばTwitter(現在はX)なら、もう公式アカウントを開設していない企業を探すほうが難しいかもしれません。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

0.png⇒ 成長市場でありながら競争が少ない。今が最も結果を出しやすい時期だ。


TikTokはもはや若者だけの遊び場ではない。

著者が指摘するように、「成長しているのに競争が少ない」SNSは、現在のビジネス環境において極めて珍しい。

たとえば、日本の政府職員は、公的に使用するスマートフォンや端末において、「サイバーセキュリティの確固のため」を理由としてTikTokをはじめとしたSNSの使用が原則として禁止している。

(アメリカや欧州委員会も同様に、公用のスマートフォンにおけるTikTokの利用禁止を明らかにしている。)

TikTokを念頭に法整備の動きがあるため、手を付けていない企業も多い。

トランプ関税で海外との取引を減らした人がいる分、チャンスととらえる人もいる。

特にInstagramやYouTubeがすでに成熟し、参入障壁が高まっている一方、TikTokは依然として発展段階にある。

この“未成熟さ”こそが、個人や中小企業にとって最大のチャンスなのだ。
(もちろん、炎上や個人情報漏洩のリスクはあるので慎重に。)

TikTokの最大の特徴は、フォロワー数よりも動画そのものの内容が評価されるアルゴリズム構造にある。

つまり、影響力がなくても、一本の動画がバズれば一夜にして10万回再生される可能性がある。

「予算がない」

「知識がない」

「センスがない」

そんな人でも、正しい法則を理解すれば成果を出せる。

なぜなら、TikTokは“人の心を掴むコンテンツ”を最優先で拡散するからだ。

TikTokは初手の段階で、アプリを立ち上げさえすれば、わざわざ見たいものを検索しなくても、勝手に動画が流れてくるのです。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

TikTokは「今が、最も有利なタイミング」だと強調する。
(まぁ、そういう書籍なので…。)

SNSの歴史を振り返れば、YouTubeやInstagramにも「初期参入者が最も成功する瞬間」があった。

TikTokは、まさにその“ゴールドラッシュ期”にある。

知名度や資金力の差を覆し、ゼロからの挑戦で大企業と肩を並べられる舞台が、いま目の前に広がっている。

TikTokの強みは「せっかく作ったのに誰にも見られない」ということが起こらない点にある。

最初でも、300再生ぐらいは保証されるイメージである。

YouTubeよりは見られやすいのは間違いない。

初期の動画は20~50再生ぐらいが普通である(個人談)。


15秒で売れる「動画の法則」──販売心理を可視化せよ

Image_fx (1).jpg結局は人と人なのだ。人間を知れば、相手を惹きつけられる。

TikTokを始めるときの基本は、すでに成果を上げているアカウントや投稿を真似することです。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

0.png⇒ 売れる動画は「注意→共感→信頼」の3段階で人の心を動かす。


TikTokで結果を出す最大の鍵は、15秒という短い時間で視聴者の心を動かす“心理設計”にある。

中野氏が20年の実演販売で培ったノウハウをデジタルに置き換えると、成功の方程式は明確だ。


まず最初の3秒で注意を奪う導入(フック)

ここで「これは自分のことだ」と思わせる内容を提示する。

「○○で失敗していませんか?」という問いかけや、衝撃的な映像がそれにあたる。

次に提示するのが利益(ベネフィット)

「この動画を見れば、何が手に入るのか」を具体的に示すことで、視聴者の視聴継続を促す。

そして最後に行動喚起(CTA)

「詳細はコメント欄」「フォローで続きが見られます」など、迷いなく次のステップへ誘導する。

これら3つを意識するだけで、動画は“自然と売れる流れ”を作り出す。

「バズるTikTok動画」のコツとして、起承転結を意識する、ということが言えます。(中略)またTikTokのAIからの高評価にもつながります。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

重要なのは、無理に売り込まないことだ。

視聴者の信頼がない段階で商品を押し出すと、逆効果になる。

むしろ、信頼関係が築かれてから“おすすめ”する方が、購買率は格段に上がる。

つまり「売れる動画」とは、商品紹介の動画ではなく、「信頼を伝える動画」である。

「押すな、惹きつけろ」

視聴者の心が“自然に動く設計”こそが、TikTokにおける最強の販売戦略なのだ。

成功者を真似するときは、投稿を一言一句コピーするのではなく、要素だけにき出すことが重要です。たとえば「学生時代の失敗エピソード」でバズってる人を見つけたら、その人の話した言葉をそのまま使うのではなく、自分にも「学生時代の失敗エピソード」がないか考えます。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

バズっているアカウントのエッセンスを抜き出し、初期の見てもらいづらい状態を軽減し、知ってもらい、ファンになってもらう。

バズっている人がなぜバズっているのかを考えるのは、自分なりで構わないので重要である。


では、投稿のテーマをどうすれば良いか?

・まずは最大でも5つのテーマを決めて、その中で当たったものを、伸びそうなものを伸ばしていく戦略があるという。

「読書系TikToker」を目指すなら…。

「1冊3秒要約」シリーズ

「〇〇な人に刺さる本」シリーズ

「本の名言シネマ風」シリーズ

「読書で人生が変わった瞬間」シリーズ

「読書マップで学ぶ」シリーズ


「本の要約系TikToker」を目指すなら…。

「もし○○がこの本を読んだら?」シリーズ

「本の核心だけ盗んで帰れ」シリーズ

「5秒で変わる“思考のスイッチ”」シリーズ

「読書で人生リセットボタン」シリーズ

「本の要約じゃなく“要点のパンチライン”」シリーズ


ちなみにこれはAIに聞いてみただけである。

何のアイデアも浮かばないなら、「〇〇系TikTokerを目指すので5つの投稿テーマを考えてください。」と聞いてみればよい。


ちなみに企業アカウントが投稿すべき5種類の動画は…。

❶インタビュー動画
❷サービス紹介動画
❸「起承転結」動画
❹「ハッシュタグ#」で流行っている動画
❺Vlog(映像版のブログ)動画

これらを月に25本発信するとのこと。


どのような動画共有サイトであっても、ほぼ毎日投稿することは絶対条件と考えて良いだろう。


ファンを作る仕組み“愛される人”が最強のマーケティング資産になる

Image_fx (2).jpg動画を足掛かりに、果実を実らせよう!

YouTubeの他にも、Instagram、Twitter(現在はX)、ウェブサイトなど、その他の媒体へリンクさせていけるのも、TikTokに注力すべき理由の1つです。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

0.png⇒ アルゴリズムよりも強いのは、「あなたを信じてくれる人」だ。


TikTokで成功する人の共通点は、フォロワー数ではなくファンの濃さにある。

ファンとは、あなたの世界観や価値観に共鳴し、「何をしても受け入れてくれる人たち」だ。

中野氏は、この状態を「何をしても許される関係」と表現する。

この信頼が築かれれば、どんなPRでも嫌われず、むしろ「この人が言うなら買う」と思われる。

その信頼を育む鍵は、属人性統一感にある。

投稿内容に一貫性を持たせ、自分の言葉で語る。

YouTubeではサムネイルを見て動画を視聴するかどうか判断されるのに対し、TikTokではいきなり動画が再生されることになります。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

特にTikTokでは「最初の1秒」で決まることになる。

「毎回勝負」か「積み上げた視聴者に語り掛ける」のかが、TikTokとYouTubeの違いである。

それにより、視聴者は「この人は本物だ」と感じる。

さらに、動画にあなた自身のリアクションや感情を織り込むことで、“共感の回路”が生まれる。

著者は、「ファンは理屈ではなく感情でつながる」と説く。

ファンが生まれれば、売上は自動的に安定する。

なぜなら、ファンはリピートし、口コミで拡散し、他の人を呼び込む“マーケティング装置”だからだ。

この循環が回り始めれば、広告費をかけずともブランドは成長する。

TikTok動画を作る際は、四コマ漫画の1コマ目に勝負をかけるイメージとのこと。

冒頭に意外性を持たせ、とにかく最初の1秒で興味を持ってもらう、これが最重要となる。

最終的に、TikTokは「動画でモノを売る場所」ではなく、「人を好きにさせる場所」になる。

TikTokをビジネスに活用する利点として、他のSNSへ誘導できる点が挙げられます。TikTokでフォロワーを獲得したり、投稿した動画のエンゲージメント(他ユーザーが自分の投稿に反応した回数)が高くなったりすればTikTok内で認知されるだけでなく、たとえばYouTubeなど、別のプラットフォームにつなげることが容易なんですね。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』

もちろん、バズったからといって商品が売れるわけでも収益が増えるわけではない。

企業アカウントは何かの目的をもってSNS運用している。

だからこそ、バズっただけでは効果が薄いのである。

拡散に即効性があり、他サイトへの誘導がしやすいTikTok。

動画がシリーズ化してまとめてみてもらいやすいYouTube。

大手と後発の共有サイトを複数使いこなすことが今後の鍵となるだろう。


コンテンツの内容や法律関係によるが、突然BANされる可能性もある以上、複数のチャネルを用意しておくのが望ましい。

ただし、多すぎると外注するか手が回らなくなるのでクレジットカードの枚数と同じように2~3ぐらいがいいだろう。


0000000.png481.png大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』

こちらはYouTubeにおけるマーケティング手法。

広告収益ではなく、動画を「集客の仕組み」として使うべし。

検索ニーズに対応するハウツー型のコンテンツを提供する企業や個人が増えています。自社の商品やノウハウ、考えを知ってもらうために、YoutubeをブログやWebサイトのような媒体、つまり「集客の窓口」として活用し、大きく成功しているところもあるのです。

大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』


493.png大原昌人著『会社の売上を爆上げするYouTube集客の教科書』

こちらはYouTubeにおける集客手法。

YouTubeは営業を自動化する最強の装置である。

そして、YouTubeチャンネルが成功すれば、「セミナー」・「コンサルティング」・「広告代理店」としてノウハウで稼ぐこともできるようになる。

チャンスを広げるためにも、まずは試してみることである。

決して孫正義になる必要はない。

「ちょっとした成功者」でも、需要はあることを忘れないように。

YouTubeは2,000人の3%ではなくて30万人の0.3%を狙っていくのに適した媒体だからです。ターゲットを広めに設定すると、自社商品にさほど興味がない人も対象になるためコンバージョン(潜在顧客から見込み顧客への転換点)は低くなりますが、認知は確実に広がり、ブランディング効果も発生します。

大原昌人著『会社の売上を爆上げするYouTube集客の教科書』


410.pngアンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』

人間、即時報酬の洪水を受け続けると、どうなるのか?

ハッキリ言って研究はまだ完了していない。

数世代後は多少は適応した世代が生まれてくるだろうが、少なくとも私たちはショート動画の無量空処に適応できない。

利用するのは良い。だが、利用されるな。

新しいことを学ぶと脳はドーパミンを放出する。 それだけではない。 ドーパミンのおかげで人間はもっと詳しく学びたいと思うのだ。

アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』


オマケ

495.png【本当は教えたくない】書籍と人に会って見えた!YouTubeで収益化するための7つの法則!

企業YouTubeでも『収益化の共通法則』は変わらない。

人に会い、大量の書籍を読んだシロマサル独自調査による黄金即7選を紹介中!

5万円するような情報商材を買うぐらいなら、ノウハウ図書館で書いたから一度見てってや~。


まとめ

ダウンロード.png✅ 「誰でもTikTokで売れる構造を作れる」。

✅ 必要なのは、仕組みと心理の理解。

✅ 継続すれば、フォロワーは“ファン”に変わる。

最初の10~20動画は、うまくいかなくて当たり前です。ここで心が折れてしまう人もたくさんいます。逆に、ここで心が折れないというだけで、その人たちよりも上にいくことができます。

中野友加里著『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』


⇒ 成功とは、信頼が積み上がった結果である。


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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