- 投稿日:2025/12/20
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
インフレ、金利、景気…投資をする上で避けて通れないワードだが、多くの人は「よく聞くけど、仕組みは曖昧なまま」ではないだろうか。
とくに最近は物価上昇が続き、ニュースでは「利上げ」「景気減速」という言葉が頻繁に流れる。
今回は堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』2022年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:堀井 正孝(ほりい・まさたか)
SBIボンド・インベストメント・マネジメント(株)代表取締役。国内有数である先進国債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)」元運用責任者。
第一生命保険(株)および系列運用会社で債券運用ファンドマネージャーとして従事した後、2005年から2015年12月まで国際投信投資顧問(株)(現三菱UFJ国際投信(株))でグロソブを担当。債券運用歴30年超。
✅ 金利を知れば景気の方向がわかる
✅ 投資判断の精度が上がる
✅ インフレ局面で何を見るべきかが明確になる
インフレに悩むのは、米国だけではありません。日本では、ここ数年、輸送費、電気代、食料品など値上げが相次いでいます。(中略)今後「景気を減速させるに留める利上げ」を行えるかが課題となりそうです。
堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
投資判断に必須の“3つの金利”を軸に、景気の読み方と世界の動きをシンプルに解説する。
良いインフレは、物価が上昇、企業利益の上昇、給与の上昇、消費拡大でまた物価が上昇という好循環が生まれ、景気を拡大させる。
一般的には緩やかなインフレが望ましい。
一方、悪いインフレは、物価だけが上がり、企業利益も給与も上がらず、消費は減退するという悪循環をもたらし、景気を停滞されることになる。
どちらに転ぶかはわからないが、「金利」を知っておくことは「時間のものさし」を知ることである。
わかりずらいかもしれないが、「預金で利子が付く」のは言い換えると「銀行にお金を貸して利子を受け取っている」
株式や社債も同じである。
私たちがお金を借りたり、リボ払いすると余分にお金が取られるのと同じ。
「こっちは使いたいお金を貸してるんだから多めに返してね。」ということだ。
金利を見れば投資はうまくいく
大まかな景気、金融政策、金利の関係
金融政策としては、「利上げ」です。つまり、インフレが進む日、米、欧は、利上げへ向けて歩み始めるしかありません。
堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
世界共通の課題は「インフレ」と「利上げ」である
自動車は動いて止まれるから意味がある。金利も同じだ。
インフレとはインフレーション「inflation」の略で、モノやサービスなどの値段(物価)が継続して上昇すること。
堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
⇒ 金利は物価をコントロールする“景気のアクセルとブレーキ”である。
現在の世界経済の最大の課題は、インフレと利上げの綱引きである。
コロナ禍後の需要回復、物流停滞、地政学リスクなどが複合的に作用し、各国で物価が急上昇した。
インフレが進むと企業の原材料費は上昇し、家計の支出は重くなる。
企業利益が伸びず、賃金も上がりにくくなり、結果として景気は鈍化する。
この流れを止めるため、各国は利上げに踏み切っている。
利上げは消費と投資を抑え、景気を冷ます“ブレーキ”である。
しかしブレーキを踏みすぎれば景気後退につながってしまう。
逆にインフレを放置すれば物価が制御不能になり、通貨の信認が揺らぐ。
つまり各国は「物価を抑えつつ景気を壊さない」という極めて難しい舵取りを迫られている。
アメリカ・ヨーロッパ・日本はそれぞれ景気状況が異なるため、利上げペースも異なる。
世界経済は、金利政策がどこまで景気を傷つけずに物価を押さえ込めるかという、きわめてセンシティブな局面にあるといえる。
投資判断の軸となる「3つの金利」を理解する
3種の機械(金利)を使って、大まかなトレンドを抑えよ。
3つの金利だけは名前や特徴を覚えて下さい。
この3つを理解し、組み合わせれば、景気が見えてくるはずです。
堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
⇒ 金利のしくみを知れば景気が読める。
金利の動きを読み解くためには、「政策金利(短期金利)」「10年国債利回り(長期金利)」「社債利回り」という3つを押さえる必要がある。
まず政策金利とは、中央銀行が金融機関にお金を貸し出す際の基準金利であり、景気のアクセルとブレーキに相当する。
金利には、「短期金利」と「長期金利」があり、短期金利は一般的には期間が1年未満の金融資産の金利を言い、政策金利は短期金利の1つである。
景気が加熱しているときは利上げ、停滞するときは利下げを行い、経済全体の温度調整を担う。
住宅ローンや預金金利にも影響が及ぶため、一般家庭にとっても無関係ではない。
次に10年国債利回りは、長期的な景気の期待を反映する“未来の景気指標”である。
長期金利とは、一般的には期間が1年以上の金融資産の金利をいい、10年国債利回りは、長期金利の指標の1つである。
10年という長期間で国が資金を調達する際のコストであり、将来の物価や景気の見通しが織り込まれる。
強い景気が見込まれると利回りは上がり、景気後退が見込まれると下がる。
政策金利が“現在の景気の温度”を示すなら、10年国債利回りは“未来の景気予測”を映す鏡といえる。
最後に社債利回りは企業の信用力を示す数字である。
社債は、国債同様、債券の1つ。
国債より社債の利回りが高いのは、企業には倒産リスクがあるためだ。
(国家が滅ぶのと、会社ひとつが滅ぶのはどちらが簡単か?現代は必ずしも企業とは言えないが…。)
同じ年限でも利回りが企業ごとに異なるのは「どれだけ信用されているか」が市場によって判断されているからである。
信用力の高い企業は低い利回りで資金を調達でき、信用力の低い企業は高い利回りを要求される。
社債利回りを見れば、企業の財務健全性や市場の不安心理が手に取るようにわかるのだ。
雑にいうなら、突然、誰かにお金を貸してと言われたら、きちんと返してもらえるだろうかと不安が頭をよぎるものである。
銀行にならと深く考えずにお金を預けているのは「信用」しているからである。
金利を見れば「世界の景気の行方」が読める
金利には四季がある。景気はどこまで加熱するか?
これは、ある意味大雑把ではありますが、細かい計算や分析が面倒な方、不得意な方には、意外にも有効な方法かもしれません。冬一歩手前に気づくべし
堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
⇒ 金利の動きは投資家にとって最大の“シグナル”である。
金利は、株式市場・債券市場・為替市場を動かす中心的な変数である。
政策金利が上昇すると、借入コストが増え、企業も個人も支出を抑えるようになり、景気は減速する。
これは株式市場にとって逆風となる。
一方で、10年国債利回りが上昇している場合は、「将来の景気が強くなる」という市場の期待を示しており、株式市場が上向く前兆となることも多い。
さらに社債利回りは、企業の信用不安を敏感に映し出す。
景気後退の兆しが強まると、信用力の低い企業から資金が逃げ、高利回り社債の利回りが急騰する。
これは「リスク回避の動き」が進んでいるサインであり、世界的に景気が悪化する前に現れることが多い。
このように3つの金利を組み合わせて見ることで、市場のリスク許容度、景気の方向性、投資マネーの流れが明確になる。
金利は単なる数字ではなく、世界経済の“空気の流れ”を教えてくれる最も重要な情報源である。
投資家にとって金利を見ることは、未来を読むことそのものであり、判断を誤らないための最強の武器といえる。

エドワード・チャンセラー著『金利 「時間の価格」の物語』
膨大な金利の歴史を語るこの本からわかることは、ただ一つ。
金利は「絶対に敵に回すな、絶対に味方につけろ」だ。
「利子は両刃の剣のようなものだ」とプルードンは結論づけた。 「どちらの側が当たっても、相手を殺してしまう」
エドワード・チャンセラー著『金利 「時間の価格」の物語』
なんとなく、預金、債券、株式のイメージはこんな感じじゃないだろうか?
安全度なら、預金 > 債権 > 株式
リターンの大きさなら、預金 < 債権 < 株式
しかし、債権のなかにも、国債 < 地方債 < 社債
リターンの大きさ=リスクの高さがある。
大抵の人が考えるリスクは「最低でもかけたお金が返ってこない」ことだろう。
企業が事業をやるための資金が足りないときや、国が歳出のための資金が足りないとき、お金を借りて調達します。その1つの手段が債券の発行です。 債権には「買った人に利子を払い、何年何月何日に〇〇円返します」と書いてあります(いまは電子化されています。)
土屋剛俊著『債券のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書』
浦上邦雄著『相場サイクルの見分け方』
上↑は好況を示し、下↓は不況を示す。
矢印の角度は勢いを意味している。
この情報が正しいかどうかを判断するのは、投資家自身の情報分析力と責任に帰する。 この結論や判断が出るまでの工程をチェックするためには、ある程度の勉強は必要であろう。 そうでないと、「あなただけですよ」という一見、耳寄りな情報にひっかかり、痛手を受けることになりかねない。
浦上邦雄著『相場サイクルの見分け方』
まとめ
✅ 金利を知れば景気の方向がわかる
✅ 投資判断の精度が上がる
✅ インフレ局面で何を見るべきかが明確になる
どの市場においても、9割以上の人は、「相場の転換点が来ていることに気付かない」で、損をしてしまうということです。 言い換えれば、自分の周りの人やマスコミに出ている人の話で、10人中9人が揃って、「まだ上がる」「まだ下がる」という時は、相場の転換点に近いということです。
堀井正孝著『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
⇒ 金利を知れば世界の動きが見える。
自分の意見を持ち続けて、大勢と逆の投資行動を取れるのかが重要である。
現実の四季とは異なり、10年間冬の場合も、夏の場合もある。
大きな流れは読みやすいが、瞬間は読めないものである。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆

