- 投稿日:2024/11/26
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はハロルド・ジェニーン著「プロフェッショナルマネジャー」2004年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ハロルド·ジェニーン出典元のサイトがなくなっていたので不明😅
1910年イギリス·ボーンマス生まれ。ジョーンズ·アンド·ラフリン社、レイシオン社で企業経営に参画。1959年ITTの社長兼最高経営責任者に就任。米国企業史上空前の「58四半期連続増益」という金字塔を打ち立てた。17年間の就任中に買収·合併·吸収した会社は80カ国の350社に及ぶ。ジェニーン引退後グループは解体。1997年没。
共著者:アルヴィン・モスコー
AP通信記者を経たジャーナリスト。
本書はユニクロを世界企業に成長させた「経営の教科書」とされている。
「これが私の最高の教科書」、「僕の人生で最高の経営書がここにある」とファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は語っている幻の経営書。
「本を読むときは、初めから終わりへ読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ」
ハロルド・ジェニーン著「プロフェッショナルマネジャー」
柳井氏は本書の内容を忠実に実践し、同社を世界企業に育て上げた。🤔
参考になる本
・『経営者になるためのノート』
柳井正 著 2016年発行
経営は終わりから考えよ!
1. 数字の先にある「事実」を見極める
数字はビジネスの体温計
ビジネスの数字は体温計と同じで、「何かが起こっている兆候」を教えてくれる。
数字を早く見れば見るほど、必要な処置が早く取れる。
この数字のシグナルをおろそかにすると経営はダメになるという。
だが、発熱だけでは身体の悪いところはわからない。
⇒ 数字を見るだけでは原因はわからない。
細分化が問題解決の鍵としている。
製品別、部門別に数字を分けて分析することで、真の原因を特定できる。
全体ではプラスでも、赤字や高コストの部分が見えない。
だが、偽物の事実に騙されないように。
4つの「事実」で判断を誤らない。
❶一見事実に見える
「表面的事実」→「○○は売れ筋の最重要商品」
(実は安売りの赤字販売)
❷事実と見なされる
「仮定的事実」→「品質は絶対」
(顧客は適度な品質で十分かもしれない)
❸誰かが言っている
「報告された事実」→「彼がこう言っていた」
(実際には未確認だった)
❹願望を反映した
「希望的事実」→「競合はいないだろう」
(実は虎視眈々と狙われているかもしれない)
⇒ 表面的事実や希望的観測に惑わされるな。
マネジャーには「揺るがすことができない事実」を確認して、「何が正しいか」を徹底的に追求する姿勢が必要である。
タルムードのように「なぜ?」を意識しよう。
2. リーダーシップの本質は何か?
リーダーシップは「部下に細かく指示して動かすこと」ではないとしている。
リーダーは監督、社員は選手としている。
⇒ 戦略を示すのがリーダー、実行は現場で考えさせる。
命令よりも個々の判断力を尊重する文化が、組織を強くする。
重要なのは、「誰が正しいか?」ではなく「何が正しいか?」としている。
いちばんいい会社は、社長が言っていることがその通りに行われない会社である。
ジェニーンは、マネジャーを侵す〝最恐〟の病はエゴチズム(egotism)だとしている。
似た言葉にエゴイズム(egoism)があるが、これは「利己主義」
エゴチズムは「オレ様は偉いぞ。敬え」というもっとひどいものである。
⇒ エゴが組織を腐らせる。謙虚さを保て。
傲慢なマネジャーは部下の信頼を失い、組織崩壊を招く。
参考になる本
・『恐れのない組織』
エイミー·C·エドモンドソン著 2016年発行
・『座右の書「貞観政要」―中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」』
出口治明著 2017年発行
・「OODAループの戦略」
チェット・リチャーズ著 2019年発行
・『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』
アンドリュー・S・グローブ 著 2017年発行
まとめ
⇒ 終わりは「数字」、途中は「事実」、始まりは「戦略」。
経営は終わりから考えよ!
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆