- 投稿日:2024/12/22
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は橘玲著『人生は攻略できる』(2023年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:橘玲
1959年生まれ。日本の男性作家。本名は非公開。 2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎)でデビュー。同年刊行の『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部を超えるベストセラーに。06年、『永遠の旅行者』(幻冬舎)が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない』(新潮新書)で新書大賞2017年を受賞。そのほか著書として『上級国民/下級国民』(小学館新書)、『バカと無知』(新潮新書)、『シンプルで合理的な人生設計』(ダイヤモンド社)などヒット作多数。
著者の別の書籍橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』(2020年発行)
⇒ 必要なマインドは「プラスサムの交易」だ。
⇒ 人生の攻略法
「失敗してもいいリスクを取って、試行錯誤しながら経験値を上げていく」
⇒ 結局は「5つの力」に帰結する。
リベシティの「宿題リスト」を進めていれば、十分である。
本書が提示するのは、「終身雇用制のもと、会社に依存したサラリーマン生活を送り、定年後は年金で余生を送る」というモデルから離れて、これからの時代を幸せに生きるための指針を示している。
人生というゲームのゴールは幸福になることだ。
でも、なにが幸福かはひとによってちがう。
君の夢はアイドルやサッカー選手になることかもしれないし、億万長者になることかもしれないし、好きなひととあたたかな家庭を持つことかもしれない。
なにが幸福かは一人ひとりが決めることだから、そこに優劣はない。
それでも、ほとんどのひとが同意する幸福の定義はあるだろう。
それをここでは2つにまとめよう。 ① 好きなことを夢中でやって、いまが楽しい ② あとから振り返って「幸福だった」と思える
そしてこの2つはつながっている。
橘玲著『人生は攻略できる』
① お金(金融資本)
② 仕事(人的資本)
③ 愛情・友情(社会資本)
この3つを軸に話が展開される。
そして、幸福は3つの「資本」の上につくられる。
新書で入手しやすいので興味があれば読んでみると良いだろう。
幸福の土台を築く3つの資本
初めに:リスパで考える。
リスパ(リスクとリターンのバランス)
限られたお金を有効に使うのが「コスパ(コストパフォーマンス)」で、限られた時間を有効に使うのが「タイパ(タイムパフォーマンス)」だ。
でも、もうひとつ大事な指標があって、それが「リスパ(リスクパフォーマンス)」だ。
橘玲著『人生は攻略できる』
「成功するためにはリスクを取らなくてはならない」
みんなと同じことだけしていれば、みんなと同じものしか手に入らない。
しかし、「リスクを取れば成功できる」というわけではない。
このゲームを攻略する戦略は(たぶん)ひとつしかない。それが、「失敗してもいいリスクを取って、試行錯誤しながら経験値を上げていく」ことだ。このときに重要なのがリスパで、「同じリスクならリターン(利益)の大きな方を選ぶ」あるいは「同じリターンならリスクの小さな方を選ぶ」ことをいう。
橘玲著『人生は攻略できる』
⇒ 「リスクなしで成功できる」と思ってはいけない。
⇒ 効率的な選択で資産を増やそう。
参考になる書籍 というか言いたいことはこれ。ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 ⑩適正なリスクを受け入れよう
■なんか凄そうな数十万するセミナーを受けてからブログを始める。
■ノウハウ図書館に書かれている方法でとりあえずブログを始める。
結果(リターン)はわからないが、失う金額や準備時間(リスク)ははっきりしている。
あなたはどちらで始めますか?
または、もっと良い方法はないでしょうか?
1. 金融資本:お金をコントロールする
幸福には経済的な自立が欠かせない。
理不尽な状況から自由になるには、十分な資産が必要だ。
経済的な自由を得るためには、グローバルマーケットへの分散投資が推奨されている。
新NISAでの積み立てインデックス投資はもはやここで語る必要はないだろう。
リスクを抑えながら安定した資産形成が可能になる。
また、「金持ちが貧乏人から略奪している」と考えているうちはお金持ちにはなれない。
ゼロサムとプラスサム
お金を手に入れる方法には大きく2つあって、そのやり方はかなり異なっている。それが「ゼロサム」と「プラスサム」だ。
ゼロサムというのは「差し引きするとゼロ」になることで、誰かが持っているものを失い、別の誰かがそれを手に入れれば、富は全体として増えることもなければ減ることもない。
これをかんたんにいうと、「お金持ちになりたければ、他人の持っているものを奪うしかない」
(中略)
キノコと魚をもてあましていたときのそれぞれの満足度を50とすると、この交換によって2人の満足度は100に増えた。
このように、市場の取引(交易)はプラスサムのゲームなのだ。
でも世の中には、このことを理解できないひとがいて、貧しいひとたちから「略奪」しなければお金持ちになれるはずがないと信じている。
こうして、「お金持ち=悪」「貧乏人=善」という話になっていくのだけど、はっきりいってこれはものすごくまちがっている。
橘玲著『人生は攻略できる』
引用が長くなったが許してほしい。
つまり、グローバル市場が国家を超えて巨大化した現代では、ほとんどの富はプラスサムの交易(市場取引)から生まれる。
このことが理解できないと、絶対にお金持ちにはなれない。
⇒ 結局は「5つの力」に帰結する。
リベシティの「宿題リスト」を進めていれば、十分である。
⇒ 資産を築くことで、自由を手に入れよう。
⇒ 必要なマインドは「プラスサムの交易」だ。
2. 人的資本:好きなことで稼ぐ力
「人的資本」とは「働いてお金を稼ぐ力」のこと。
自分の「好き」で「得意」なことに集中することが、仕事での成功につながる。
仕事における「自由」とは、イヤなことをイヤだといえることだと本書では語る。
なにかに依存していると、逃げ場がなくなってしまう。
そこでしか生きていけないなら、なにをされてもひたすら耐えるしかない。
これでは、自由な社会における「奴隷」だ。
橘玲著『人生は攻略できる』
⇒ 好きなことを極め、価値を生み出そう。
若い時期は人的資本が最も大きい。本書に簡潔な図がある。
参考:橘玲著『人生は攻略できる』
つまり、若いときほど人的資本は大きい。
人的資本の活用は、株式などの金融資産の運用とは異なって、「損をしない投資」のようなもの。
早い段階で仕事に没頭し、長期的なキャリアを築くことも、人生を攻略する鍵。
矛盾しているように聞こえるかもしれないが、副業を本業にする必要はないし、本業を転職して収入を増やすことだって選択肢だ。
今の場所で”納得して”働けるのであれば、何も問題はない。
しかし、人によって違う必要金額は計算しないといけない。
⇒ お金持ちをめざすなら、若者はまず働くのが一番。
⇒ 時間を活かし、金融資本で人的資本を補う。
参考になる書籍カル・ニューポートの「今いる場所で突き抜けろ!」
3. 社会資本:愛情と友情のネットワーク
人間関係の充実が幸福感に大きく影響する。
家族や友人との小さな愛情空間と広いネットワークを両立させよう。
愛はプライスレスだからこそ、無理に値段をつけようとするとかんたんに壊れてしまう。
橘玲著『人生は攻略できる』
⇒ 信頼を築き、人生を豊かにする。
⇒ 「信頼口座」、フォロワーも財産。
⇒ そして、「使う力」をたまには意識しよう。
親密な関係を育むだけでなく、広範なネットワークを持つことで、多様な機会やサポートが得られる。
参考書籍
『DIE WITH ZERO』は私たちの習慣を変化させるキッカケになる。
自由を手に入れるための心得
経済的な独立の公式
お金持ちになるには次の3つの方法しかない。
① 収入を増やす
② 支出を減らす
③ 運用利回りを上げる
収入を増やす方法は2つある(というか、2つしかない)。
① 金融資産を金融市場に投資する
② 人的資産を労働市場に投資する
会社や国家に依存しないためには、自ら資産を築き、自由な選択肢を持つことが重要だ。
盗難や誰かから不当・不公平に搾取するなんてものは論外。
主観、個人の視点でしか考えていない。「ゼロサム」以下。
社会全体にかかる損失を平気でないがしろにできる、"やべーやつ"だけである。
「自由を手に入れるための公式」はこうなる。
⇒ 他者に頼らない自由な人生を目指そう。
参考書籍
1億円を貯めるための方法:お金持ち1371人の共通点を読んで…。
まとめ
⇒ 幸福な人生には、土台を築く努力が必要。
⇒ 結局は「5つの力」に帰結する。
リベシティの「宿題リスト」を進めていれば、十分である。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆