- 投稿日:2024/12/10
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は、橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』(2020年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:橘玲
1959年生まれ。日本の男性作家。本名は非公開。
日本には「1周遅れ」の優位性がある。
①人口減で失業率が低い
②移民の大量流入がまだない
③SNSの普及度が他国に比べて低いことでポピュリズムへの耐性が高い
補足:ポピュリズム
固定的な支持基盤を超え、幅広く国民に直接訴える政治スタイル
「大国の中で民主主義が比較的うまく機能しているのが日本」
悲観論が日本には強いけど、チャンスはあるぜ。
これからの生き方・働き方をお知らせするぜ。
「まだ間に合う。日本にやってくる変化に対応しようぜ。」というのが本書である。
この手の本の注意点は、読み終えると「ほぇ~」で大体終わってしまう。
実際の投資や長期的な自身の計画、話の話題やネタにでもしないと何の意味もない。
「う~ん。まずいな。副業を試すか。会社で意識してみるか。」
この状態でようやく糧になる。
この点には注意しよう。
あっ、対岸の家が燃えているぞ。
なんか…こっちにもいつか火がやってきそう…。
この状態で何もしないわけにはいかないだろう。
他にも…。
① 世界のもっとも貧しいひとたちは、あいかわらず貧しい ② 新興国(発展途上国)の経済発展によって分厚い中間層が形成された ③ その反動で、グローバル化に適応できない先進国の中間層が崩壊した ④ 先進国を中心に(超)富裕層の富が大きく増えた
橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』
上に示すような悲しい現実。
市場を支配できる巨大企業が、なぜすべてを自分たちで行なわないのか?
⇒「あらゆる取引にはコストがかかるから」
(主なコストは検索・交渉・契約・監視)
これが個人が副業で狙うべき場所となる。
色んな小話もあるので、飽きはしないだろう。
ここでは、3章に焦点を当てる。
実際に読むといい。
「Amazon Kindle Unlimited」で読める。
いいんじゃないかな。
未来世界で「管理職」はいなくなるのか?
1. 働き方の進化:1.0から5.0へ
働き方1.0から4.0の特徴とは?
⇒ 年功序列からフリーエージェントへ進化中。
最初に、本書における「働き方」を定義しておきましょう。 論者によってさまざまな主張があるでしょうが、ここでは次のように使います。 働き方1.0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行 働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード 働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型 働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー) 働き方5.0 機械がすべての仕事を行なうユートピア/ディストピア
橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』
フリーエージェントがなぜ増えるのか?🤔
⇒ 自由な働き方が可能になったため。
デジタル技術とプラットフォームの進化で、専門性を活かして仕事を選べる時代が到来。
フリーエージェントやマイクロ法人(自営業者の法人成り)のように「組織に所属しない働き方」も一般的になってきた。
自らの専門性と仕事をマッチングさせ、さまざまなコンテンツを流通させていくサービスも産まれている。
例:メルカリ、ココナラ、スキルマーケット
フリーエージェントはギグワーカーでもある。
補足:ギグワーカー
ジャズなどで一夜限りの演奏をすることを意味する「ギグ(GIG)」から。
インターネットやアプリなどを活用して、会社や組織に所属せず、単発や短期の仕事を請け負う働き方。ギグエコノミーはその経済圏
とはいえ、会社(法人)は個人と異なって、恒久的に存在する。
巨額の契約を個人が結ぶのは難しい。
長期プロジェクトや長期投資なら、個人の場合亡くなる可能性があるためだ。
会社がなくならない以上、働き方が「二極化」する。
⇒ フリーエージェントと"その管理職"がともに増える。
この現象は、「ルーティンワークのスキルに対する需要は大幅に減ったにもかかわらず、調整、交渉、説得、社会的認識能力などの「ソーシャルスキル」に対する需要は高まった」からだと説明されます。
橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』
2. 日本型雇用の課題
正社員と非正規の混在問題
日本では、専門職と事務職が混在しており、欧米のように明確な区分がない。俗にいう、「総合職」である。この課題が、日本の「働き方改革」の焦点となっている。
クリエイター:創造的な仕事
プロスポーツ選手やベンチャー起業家も含まれる。
スペシャリスト:専門職、専門家、管理職
バックオフィス:マニュアルで決められた仕事全般。マックジョブとも
日本では、バックオフィスの仕事は主に非正規という「身分」の労働者が行なっていますが、正規の「身分」の労働者、すなわち正社員のなかにもバックオフィスの仕事をしているひとがいて、混然一体となっています。そのうえ正社員のなかで、誰がスペシャリストで誰がバックオフィスなのかもよくわかりません。
橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』
⇒ 日本ではスペシャリストとバックオフィスの線引きが曖昧。
⇒ 世界標準の働き方が必要になる。
つまり、「フリーエージェント」と「組織に属するスペシャリスト」がともに増える。
3. 管理職の未来とソーシャルスキル
管理職の需要は減らない
ソーシャルスキルの需要が増加しており、管理職は組織の橋渡し役として必要とされ続ける。
管理職のソーシャルスキルとは、「部下なり同僚なりの感情や欲求を察知し、気持ちよくいっしょに働けるようにする能力」のことです。
橘玲著『働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる』
①世界がひどく複雑になり、変化のペースが速くなった。
(調整やすり合わせ、根回し、橋渡し役)
②たいていのひとは、ストーリーやエピソードに心を動かされる。
(高度な説得術)
③人間は社会的、集団的生物である。
(仕切り役)
3つの理由から管理職が必要とされる。
⇒ 調整能力がデジタル時代でも重要だから。
この点がAIに奪われるのはだいぶ先。
管理職(マネジャー)に関する記事はこちら
❸マネジャー(管理職)の役割を知ろう。シリコンバレーの実践バイブルを学ぶ
まとめ
⇒ 働き方の進化は、自己の選択肢を広げる道しるべである。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆