- 投稿日:2025/03/29
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は齋藤考 著「本当の『頭のよさ』ってなんだろう?」2019年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:齋藤 考
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。
頭のよさは、生きていく力、現実を変えていく力なのです。 それでは、「頭のいい」状態を増やしていくには、どうしたらいいのでしょうか?
齋藤考 著「本当の『頭のよさ』ってなんだろう?」
✅ 頭のよさは「知識」「誠意」「行動力」のバランスで決まる。
✅ 好奇心を持ち、好きなことに没頭する経験が大切。
✅ 学び続けることで、人生を豊かにできる。
本を読むことは、人間のもつさまざまな感情に出会うことなんです。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
「頭がいい」ってどういうことなのかがよくわかる本。
そして、よい頭を「何のために」使うのかまで書かれている。
中高生向けに書いているため、うまく言語化されている。
是非。
本当の「頭のよさ」ってなんだろう?
画像はChatGPTのイメージ画像。AIの進化は凄まじい…。
1. 頭のよさは「状態」で決まる
「頭のよさ」は生まれつきではない
学校を出てからの人生で求められる頭のよさとは、「社会的適応性」の高さです。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
⇒ 寿命が延びる今、「適応性」はより必要とされる。
⇒ 「適応性」とは「先を読む力」である。
そして、「先を読む力」はサバイバル能力と同じである。
「サバンナ思考」と言い換えても良い。
サバンナ思考 = ①危機感 × ②気づき × ③即行動
リベ大参考記事:https://liberaluni.com/savannah
恐竜が絶滅し、哺乳類が生存できたのは地球の環境に適応できたからといえる。
我々の祖先は「脳」を大きくすることで「傑出した社会能力と独特な社会問題」を獲得した。
未熟な脳の状態で生まれることで、柔軟な「学習能力」も得たのだ。
本書では、脳の働きがよい状態を増やす。
それが「頭のよさ」につながると説いている。
自分がいま、何をしたらいいかがわかっている。それを考えて、次の行動をとることができる。それが頭のいい生き方っていうものなんです。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
⇒ 「頭のよさ」は「生きる力」である。
⇒ 知識・判断力・行動力を鍛えることで、誰でも賢くなれる。
エリック・ジョーゲンソン 著『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』では、基礎の徹底が成功の鍵と考えている。
リッチになるための最重要スキルは、いつまでも学びつづける能力だ。 学びたいことを何でも学べる力を身につけなくてはならない。
エリック・ジョーゲンソン 著「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」
思考力を鍛え、現実を変えていく力を養おう。
2. 勉強の本当の目的とは?
勉強は人生を生きやすくする道具
頭は自然と「よくなる」ものではありません。
自分で「よくしていく」ものです。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
勉強は単なる暗記ではなく、考える力を養う過程に必要な要素である。
知識は未来の選択肢を広げ、人生を豊かにする。
学生、生徒は英語で「student」語源はラテン語で「熱意を持つ者、一生懸命取り組む者」という意味である。
「熱意」=「好奇心」は無限のエネルギーを持っているのだ。
「I am a student」=「私は熱意を持っている者です。」
実はそんな意味合いがこもっているのだ。
⇒ 「知る」「考える」ことがワクワクにつながる。
⇒ 「学ぶこと」は「自分を広げるため」である。
「勉強することに何の意味があるのか?」
この問いには、目標がはっきりしている人ほど、迷いは少なくなる。
将来になりたいものが明確であれば、いま何をしたらよいか?
その道筋を考えやすくなる。
難しいのが、その目標は諦めや妥協からも見えてくることがある。
この道がはたしてよいのか悪いのか、思案に余るときもあろう。 慰めを求めたくなるときもあろう。 しかし、しょせんはこの道しかないのではないか。
あきらめろというのではない。 いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
松下幸之助 著『道をひらく』
誰かと比べることに意味はない。
「勉強」は自分だけしか歩めない大事な道である。
独学者とは、学ぶ機会も条件も与えられないうちに、自ら学びの中に飛び込む人である
3. 本を読むことの価値
本を友だちにすれば孤独にならない
本と向き合うことは人と心を通わせること
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
本を読んでいるときは、著者との対話である。
読書は自己成長の源であり、人間の持つ様々な感情に出会うことでもある。
「好奇心」や「興味」を持つことができたモノなら何でもよい。
ただ、本はお手軽に知識や思考力を深める最高のツールである。
小宮一慶 著『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』
堀内勉 著『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』
三宅香帆 著「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
齋藤孝著『頭のいい人の独学術』
4. 好きなことへの没頭が成功体験につながる
没頭体験が成功への近道
夢中になれる力は、さまざまな場面で生かされる。自分の新たな可能性を知るためには、「好きなこと」をどんどん増やしていくのがよい。好きなことを増やすには、「食わず嫌いにならないこと」が大切だ。つまり、好奇心を持つこと。知らない世界に踏み込めば、新たな興味が開けるかもしれない。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
好きなことをとことん追求することで、楽しさと成功の両方を手に入れられる。
「持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまで取り上げられるであろう」
これを「マタイの法則」または「マタイ効果」と呼ぶ。
⇒ やっているうちに面白くなり、夢中になれる。
⇒ 食わず嫌いせずに「好きなこと」を増やしていくのだ。
⇒ 「没入体験」は「成功体験」である。
M. チクセントミハイ 著「フロー体験―喜びの現象学―」
スティーブン・コトラー 著『The Art of Impossible』
大嶋信頼 著『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』
5. 機嫌のよさも「頭のよい人」である。
上機嫌は「知性の高さ」を意味する。
機嫌とは自分でコントロールできるものです。
齋藤 考 著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?―勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
むやみに人を敵に回す。やたらと人を傷つける。
その行為は自分自身の「生きれる場所」を減らすことに他ならないのである。
感じの良い人は「頭のよさ」があってこそ成り立っている。
自己理解ができているからこそ、負のエネルギーの出し方や受け流し方を上手くできるのだ。
⇒ 自分も他人も明るくできる人になろう。
⇒ 頭のいい人ほど、不機嫌を周囲にまき散らすことはしない。
ポジティブな姿勢が、よりよい人間関係と未来を築く。
「明るくて、いい人のふりをする」ことでは、決してない。
自分の気分の揺れを対人関係に持ち込まないようにすることである。
参考記事:【会社の悪口を人前でいうな!自分が損するぞ!】ゲーマー思考で考える。
道徳の面だけではなく、悪口や自分の不機嫌をまき散らすことはメリットがないのである。
エイミー·C·エドモンドソン著『恐れのない組織』
ダニエル・ゴールマン著『EQ こころの知能指数』
アプラハム·H·マズロー著『完全なる経営』
モーガン・ハウセル 著『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』
藤本シゲユキ著「幸福のための人間のレベル論」
まとめ
✅ 頭のよさは「知識」「誠意」「行動力」のバランスで決まる。
✅ 好奇心を持ち、好きなことに没頭する経験が大切。
✅ 学び続けることで、人生を豊かにできる。
恐怖や孤独を乗り越えるのは「成功体験」だ。
誰かの成功体験、自分の小さな成功体験が”次”の挑戦を生む。
あなたは自由だ。勇気を手に入れて、前に進むのだ。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆