- 投稿日:2025/08/08
- 更新日:2025/10/03

パスワード管理アプリ、1Password(ワンパスワード)は、使いこなすと、とても便利で安心です。
最初は「使いこなせるか不安だな」と感じる方も多いかもしれませんが、前提知識があれば、わからないことがあっても相談しやすいと思います。
導入する前に知っておいたほうが良いポイントを解説します。
個人プランと家族プランがある
個人プランを家族で使うことも可能
1Passwordは、パスワードを一元管理できます。
「個人プラン」と「家族プラン」があり、その名の通り、個人で使う場合は個人プラン、家族で使う場合は家族プランがオススメです。
とはいえ、どちらのプランでも、一つの1Passwordアカウントで、使えるデバイス(端末)は無限です。
ですので、お互いに何も秘密がない! というご家族は、個人プランを家族で使うことも可能です。
銀行口座や証券口座など、家族それぞれが持っている場合は、それぞれのIDとパスワードを登録できます。
どちらのプランでも下記は共通です。
✅️覚えるパスワードは一つだけ!(家族プランはそれぞれ一つ)
✅️自動入力で簡単ログイン!
✅️パソコンとスマホで同期できる(どちらかで登録すれば両方で使える)!
✅️パスワード以外の情報も保存できる(マイナンバー、免許証、クレジットカード情報、写真、メモなど)
✅️厳重なセキュリティ対策!
家族プランの場合
家族プランだと、
・自分しかアクセスできないパスワード保管庫
・家族で共有できるパスワード保管庫
この両方を持つことができます。
保管庫をもう一つ増やして、
・子どもと共有するパスワード保管庫(子どもには編集権限なし)
などのカスタマイズもできます。
ですので、SNSアカウントのパスワードや、へそくりの残高など、プライバシーを保ちたい場合は、家族プランがオススメです。
ファミリープランの方がやや高いですが、年間3、4千円くらい(支払い方法やレートによる)の違いなので、便利な方を選ぶといいと思います。
契約方法(支払い方法)が複数ある
1Passwordは契約方法(支払い方法)が複数ありますが、不安な方や分からない方は、まずは公式ではじめてください(後から変更することも可能です)。
公式サブスク( https://1password.com/jp)
登録の際に年払いの案内が出ますが、無料期間中に「支払い方法」を変更すると、月払いが選択できます。
年払いのほうが使い続けると割安です。
他の支払い方法に変更したい場合は月払いを選択して、翌月に変更する手もあります。
他の契約方法を詳しく知りたい場合はこちら
「迷わない! 1Password契約選びフローチャート」
https://library.libecity.com/articles/01JTFF6AKMEA17NTKFG0J8ZX0D
解約しても、すぐにパスワードが消えることはない
支払い用のクレジットカードが期限切れになるなど、何かの事情でアカウントが解約状態(アカウント凍結)になっても、パスワードにアクセスしたり、エクスポート(書き出す)できます。
新規のパスワードを追加したり、編集はできなくなりますが、すぐに消えてしまうわけではありませんので、安心してください。
無料登録した場合、無料期間が終わるまでに支払い方法の設定をしないとアカウントが凍結されます。
その場合も、マイページから支払い方法を設定すれば、凍結は解除されます。
4つの操作画面
1Passwordには、以下の4つの操作画面があります。
①ブラウザの管理画面
②パソコンアプリ
③拡張機能(Chrome/Safari/Firefox/Edgeなど)
④スマホアプリ
①ブラウザの管理画面
アカウントを開設すると最初にできる「マイページ」です。
主に以下のときに使います。
・契約方法や期間の確認
・プラン変更
・支払い方法変更
・「エマージエンシーキット」や「復元コード」の発行
・パスワードのインポート・エクスポート(他のパスワード管理アプリからのパスワード移行)
アカウント開設後は以下からサインインできます。
https://my.1password.com/signin
②パソコンアプリ
パスワードを管理するために必要です。
インストールするとパソコン画面に出てくる、1Passwordアイコンをクリックすると開きます。
ダウンロードは下記サイトから
Windows
https://1password.com/jp/downloads/windows
Mac
https://1password.com/jp/downloads/mac
③拡張機能(Chrome/Safariなど)
パスワードを使うために必要です。
パスワードを登録したのに、自動入力が機能しない場合は、この拡張機能に問題がある可能性が大きいです。
検索バーの右側の、パズルのピースのようなアイコンが「拡張機能」を管理するところです。
その並びにある1Passwordのアイコンが、1Passwordの拡張機能です。
②と③は共通の機能もあるのでわかりにくいですが、
「②のアプリで情報を管理」し、「③の拡張機能でWebサービスへ安全・簡単にログインする」という、別の機能があります。
拡張機能はこちら
https://1password.com/jp/downloads/browser-extension
④スマホアプリ
スマホでパスワードを使うために必要です。
パソコンかスマホのどちらか一方でパスワードを登録すれば、両方で使用できます。
Androidであれば、Google Play Store
iPhoneであれば、App Store
からダウンロードします。
どれを見ているか意識しよう
以上の4つがあることが、はじめのうちは混乱する一つの理由だと思います。
チャットで相談するときは、どこを見ているのか(見たらいいか)を意識して、相手に伝わるように相談すると解決しやすいです。
マスターパスワードとは
1Passwordにログインするために、唯一自分で記憶する必要があるパスワードです。
アカウント開設時に必要ですので、あらかじめ考えておいてください。
✅️10文字以上(セキュリティ上は15文字以上で、大・小文字、数字、記号、混在推奨)
✅️後から変更可能
✅️誰にも教えない
✅️絶対忘れない
Emergency Kit(エマージェンシーキット)とは
1Passwordアカウント開設時に、PDFファイルで発行されます。
Sign-in address:アカウントにサインインするために使用するウェブアドレス
Email address:アカウント作成に使用したメールアドレス
Secret Key:データを保護する固有のコード
Setup Code:新しいデバイスで簡単にサインインできるQRコード
PASSWORDのところは空欄になっていますが、マスターパスワードを忘れてしまうか不安な場合は、ここに記載して(手書きだと間違えやすいので、印刷して貼り付けるのがオススメ)保存してください。
1Password.comまたはアプリでアカウントにサインインするために必要なことが記載されています。
保存の仕方は以下の記事にあります↓
1PasswordのエマージェンシーキットEmergency Kitと復元コードを安全に保存する方法
Secret Key(シークレットキー)とは
アカウント開設時に発行される、エマージェンシーキットに記載されています。
✅️初めて1Passwordにログインする時
✅️新しいデバイスでログインする時
などに必要になります。
復元コードとは
トラブルの際に、エマージェンシーキットを使って復旧するには、「マスターパスワード」が必要です。
マスターパスワードも不明の場合は、復元コードを使って復旧できます。
1PasswordのエマージェンシーキットEmergency Kitと復元コードを安全に保存する方法
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