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  • 投稿日:2026/01/13
  • 更新日:2026/01/13
奥山真司著『新地政学』:ニュースの裏側が一気に見える「地政学」という思考法

奥山真司著『新地政学』:ニュースの裏側が一気に見える「地政学」という思考法

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シロマサル@ノウハウ図書館×本の要約🍀

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要約
地政学とは、国の行動を地理や構造から理解するための道具である。 ニュースに振り回されず、本質を見抜く視点を持つことで、ビジネスや人生の意思決定にも応用できる。 複雑な世界を「構造」で捉えるための、最短ルートを提示する。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!


なぜ世界では争いが絶えないのか。

なぜある国は強く、ある国は翻弄され続けるのか。

ニュースを見ても、感情論や善悪論ばかりが目につく。

しかし国家は、感情では動かない。


今回は奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』2024年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。

著者:奥山真司

1972年横浜市生まれ。地政学,戦略学者。戦略学Ph.D.(Strategic Studies)。国際地政学研究所上席研究員。多摩大学大学院客員教授。

00000.png✅ 世界は地理と構造で動いている。

✅ 地政学はニュース理解の土台である。

✅ この視点はビジネスにも人生にも使える。

地政学とは、簡単にいうと「国の地理的な条件をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考える」アプローチです。国際政治やグローバル経済などでの国の行動には、地理的な要素が深く関わっているのです。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』


今回は、国際情勢を「構造」から理解するための思考法、地政学について解説する。


『新地政学』

Image_fx (1).pngあなたがボードゲームで駒を置くときの感情と同じさ。安心したいんだ。

地政学における国際情勢の研究では、「ある国やエリアを誰がどうやって支配するのか」が非常に重要なボイントです。地政学的に、支配するのにもっとも効率が良く、効果的なのが「道」と「要所」を手に入れること。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』

国家のふるまいは、「利益」「名誉」「恐怖」など、リアルな本能の部分が関わっている。

人間の行動を左右する根本的な物の考え方(イデオロギー)を排除し、地理的な側面から国家のふるまいを検証する地政学を学べば、国の本音を見抜くヒントになる。


地政学とは「国際政治の舞台装置」を読む技術

Image_fx (2).pngこの記事を読むことができるのは海外との貿易があるからだ。

現在、国が存続するには、他国から石油や電子部品を輸入することは必須です。こうした物流は、山や海などの地理条件から経路が限られるため、通行できる「道」を必ず通ることになります。つまり、道を奪われると物流が破綻し、国は存続できないのです。さらに、道を奪うといっても、全体を監視する必要はなく、必ず通る要所だけを見張れば物流をコントロールでき、支配につながるのです。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』

0.png⇒ 国家の行動は、地理と構造によって導かれる。


地政学とは、国際政治を感情や善悪で理解するための学問ではない。

国の位置、地形、資源、周辺国との関係といった動かしがたい条件から、国家の選択を読み解くための思考法である。

どれほど理想を掲げる指導者であっても、地理的制約から完全に自由になることはできない。

山脈が国境を固定し、海が防壁となり、資源の有無が外交姿勢を決める。

この前提を知るだけで、ニュースの見え方は一変する。

突然の強硬発言や軍事行動も、長年積み重なった構造の延長線上にあると理解できるようになる。

行動例として、国際ニュースを見る際に「この国は地図上でどこにあり、何を抱えているか」を必ず確認してみる。

それだけで、表層的な報道に振り回されにくくなる。


世界は「道と要所」を巡って動いている

スクリーンショット 2026-01-12 202314.png引用画像:奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』

「チョーク・ポイント」とは、このルートを航行するうえで通ることの多い、海上の関所。具体的には、陸に囲まれた海峡や、補給の関係上、必ず立ち寄る場所で、世界に十数個ほど存在するといわれている。

この重要性は「近所の主要路に関所などを置かれた」と想像してみるとわかりやすいでしょう。このように、地政学をミクロな視点でとらえると、あるエリアを支配するための戦略が見えてきます。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』

0.png⇒ 支配の本質は、流れを握ることにある。


世界を動かす基本原理は複雑そうに見えて、実は単純である。

物流、エネルギー、人の移動が通るルートと、その要所を誰が押さえているか。

これが国家の力関係を決定づけている。

スクリーンショット 2026-01-12 195814.png引用画像:奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』


チョークポイントと呼ばれる海峡や運河、勢力均衡を保つための軍事配置、陸と海のどちらを重視するかといった選択は、すべて地理に根ざしている。

地図に落とすと、各国の行動は驚くほど論理的になる。

争いが起きやすい場所は、たいてい「通り道」であり「関所」である。

行動例として、紛争や緊張が報じられる地域を地図で確認し、そこが何の通路になっているのかを調べてみる。

背景が分かると、出来事が点ではなく線としてつながり始める。


日本という場所を理解することが、未来の判断力になる

Image_fx (3).pngなぜ国家は関所を設けるのか?人間の想像力が豊かだからだ。

近年になって「地政学リスク」が注目されている理由としては、エネルギーや情報技術、資源、食糧、投資などの取引や投資などの経済関係により、世界中の国や組織同士の結びつきが強くなっていることが挙げられます。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』

0.png⇒ 有利さと脆さは、同じ構造から生まれている。


日本は海に囲まれた島国であり、歴史的に直接侵略を受けにくい環境にある。

この地理条件は、大きな強みである。

同時に、資源と食料を海外に依存し、海上輸送が止まれば社会が立ち行かなくなるという弱点も抱えている。

日本に大型の石油タンカーが1日に2度来なければ、日本産業はあっという間に石油が使えなくなる。(約14時間に1度の補給が必要)

安全と不安定さが、同じ構造から生まれているという事実を直視する必要がある。

地政学は国家の話にとどまらない。

地理を下敷きにしている地政学では、「ビジュアライゼーション(視覚的な形(可視化)にして、理解しやすく表現すること)」が重要な概念の1つである。

ビジネスでも人生でも、人は常に「どの場所で戦うか」を選び続けている。

成長しやすい業界、力を発揮しやすい職場、需要が集まる市場。

場所を読む力は、そのまま判断の質を高める。

グローバル化が進み狭くなった国際社会のなかで、アメリカ一極の時代が終わって世界が多極化したことや、特に中国が顕著ですが、安全保障と政治、経済を一体化させた動きが増えたこと、また、ITが飛躍的に進化したことなどにより、さまざまな地域の出来事が一瞬のうちに世界中に大きな影響をあたえるようになったことが原因の1つでしょう。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』

地政学を学んでいくと、宗教問題や人種・民族問題、根深い対立の歴史などの知識が必要になることもある。


行動例として、自分が今いる環境について「流れはどこに向かっているか」「自分はその中で有利な位置にいるか」を書き出してみる。

選択の基準が、感情から構造へと変わっていく。

人々が、“自分たちに都合のいい平和”を求めるからこそ、絶えず争いが起こり、平和を求めること自体が、争いのタネにすらなる。

そこに住んでいる人は急に出てきたわけではない。

「あなたが知らないだけで昔からいたのだ」


0000000.png405.pngマイケル・ヘラー著『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』

何の障害もなく移動できる。運べるというのは実に重要だ。

つまりは個人、集団、国家間に関わらず、すべては所有権の問題なのだ。

「それ、私の!」この原始的な叫びは子供が最初に覚える単語の1つだ。

マイケル・ヘラー著『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』


370.pngデイビッド・ヒューム著『貧しい人を助ける理由』

相互連関の高まっている地球上では、「どこか遠くで」起きた問題は、あっという間に「どこにでもある」問題になるのである。

デイビッド・ヒューム著『貧しい人を助ける理由』

貧しい国を支援することは必ずしも無償の愛や道徳心から生まれるものではない。

資金提供や借金漬けにすることで穏便に領土や権利を奪おうとしている。

win-winという言葉は良い意味合いで使われるが、Winの割合は必ずしも50:50ではない。

地政学の最大のメリットは、自国を優位な状況に置きながら、相手国をコントロールするための視点を得られること。地政学を活用すれば、リスクの高い「戦争で領土を奪う」ことをしなくても、「相手国から原料を安値で買う」など、分け、関与するレベルを考えています。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』


496.png沢辺有司著『いちばんやさしい地経学の本』

こちらは地政学と経済に注目した書籍。

世界は予想以上につながっている。

敵国と直接海底ケーブルを結ぶことは大きなリスクになります。また、海底ケーブルは意図的に切断することもできます。有事の際には真っ先に狙われ、国際通信を遮断される恐れがあります。こうした攻撃に備えるため、警備体制を整えなければいけません。

沢辺有司著『いちばんやさしい地経学の本』

その中で、「義理」や「人情」、「好意」などは一切なく、自らの「国益」のためだけに領土・権力争いを延々と続ける、殺伐とした世界の国々の姿も見えてくる。

いやなものの見方だなと感じるのは正しい。

“普通”の日常生活を送る日本人としては正常な感覚である。

いかに恵まれているかがより見えてくるはずだ。

絶望や他人のせいにしている暇などない。

ただ、楽しく生きよう。


まとめ

445.png✅ 世界は地理と構造で動いている。

✅ 地政学はニュース理解の土台である。

✅ この視点はビジネスにも人生にも使える。

今後、ますます混迷を深める冷酷な国際社会をひも解き、状況を冷静に分析するための有力なツールの1つが、本書の「地政学」なのです。これを身につけることで、“自分たちに都合のいい”安易な理想論や平和論に流されず、広い視野で、論理的に、背景にある思惑をも含め、世界そのものをとらえる能力を養う一助になれば幸いです。

奥山真司著『新地政学 サクッとわかるビジネス教養』


⇒ 世界は感情ではなく構造で動いているという事実が、すべての判断を強くする。


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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