- 投稿日:2026/04/15
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
広告費をかけても成果が出にくい。
新規顧客を獲得しても定着しない。
多くのビジネスが、同じ壁に突き当たっている。
今回は佐藤尚之著『ファンベース』2018年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:佐藤尚之
1961年東京都生まれ。株式会社電通にてCMプランナーやウェブプランナー、コミュニケーション・デザイナーなどを経て、2011年に独立。現在はコミュニケーション・ディレクター(株式会社ツナグ代表)。1995年より個人サイト「www.さとなお.com」(http://www.satonao.com/)を運営。著書に『明日の広告』『明日のコミュニケーション』(ともにアスキー新書)『明日のプランニング』(講談社現代新書)等多数。
✅ 企業成長の土台はファンとの関係性である。
✅ 少数のファンが売上の大半を支えている。
✅ 共感・愛着・信頼が価値を増幅させる。
ボクは「ファン=支持者」だと思っている。もう少し言うと、ファンとは「企業やブランド、商品が大切にしている『価値』を支持している人」と、この本では定義したい。
佐藤尚之著『ファンベース』
今回は、なぜ「ファン」を基盤にした経営が現代において必然となったのか、そしてファンがどのように企業の成長を支えるのかを解説する。
新書でありながら、かなり情報量が多く参考になる。
2018年だが、推し活文化や人口減少の点をしっかりとらえている。
『ファンベース』
結局、積み上げるしかないのさ。崩れるときは一瞬だから。
もっと言うと、企業活動とは関係ないコミュニティ運営者、サークル運営者なども含めて、今後、ファンベースという考え方抜きで発想するのは難しくなるだろう。
佐藤尚之著『ファンベース』
ファンの売上は安定に直結していることが多い。
・少数のファンが売り上げの大半を支えている。
・今いるファンを大切にしていくことが収益の安定・成長に直結する。
くり返し購入してくれるファンこそが売り上げを支える大黒柱である。
特に日本は当分人口減少することは確定している。
2020年には女性の半数が50歳を超え
2024年には全国民の3人に1人が65歳以上となり、
2026年には高齢者の5人に1人が認知症患者レベルとなり、
2030年には団塊世代の高齢化で、東京郊外にもゴーストタウンが広がるという。
国内だけで考えるのであれば、物理的に顧客が減り、需要は下がっていく。
国外からの外貨を稼ぐことも1つの手だが、国内に目を向けるのであれば、ファンを増やすことが重要である👍
ファンベースとは、価値を共に育てる経営思想である
私たちが相手にするのは、いつだって人の心である。
ファン・コミュニティの運営などにおいて、いろいろ試行錯誤することは何も恥ずかしいことではない。指導してくれる人がほぼいない状況だからである。
佐藤尚之著『ファンベース』
⇒ ファンを基盤に中長期で価値を育てる経営思想である。
ファンベースとは、商品や価格そのものではなく、その背後にある思想や姿勢、世界観に共鳴する人との関係性を軸に経営を行う考え方である。
単なるリピーターとは異なり、ファンは企業の価値観を理解し、自分事として受け止めている存在である。
そのため、多少の不便や価格変動があっても簡単には離れない。
企業側もファンを一方的な消費者として扱うのではなく、身内や仲間、パートナーとして捉える必要がある。
ファンの支持に必要なのは3つあるという。
・共感:価値自体を上げる
・愛着:他に代えがたいものにする
・信頼:提供元の評価・評判をアップさせる
それぞれの要素が強くなれば、熱狂、無二、応援となり、その関係は強固になる。
この関係性が築かれることで、短期的な売上の増減に一喜一憂しない、安定した経営基盤が形成される。
実践として、まず自社(自分)が「何を大切にしているのか」を言語化してほしい。
創業理由、譲れない価値観、判断基準を文章にまとめ、発信することがファンベースの第一歩となる。
ファンが経営を安定させ、成長を連鎖させる
支持者は、さらなる支持者候補の道しるべになる。ラッキー!
価値観が近い友人がツボにはまるコンテンツは自分もツボにはまる可能性が高いし、価値観が近い友人が愛用しているモノは自分も愛用する可能性が高いし、価値観が近い人が熱中するコトは自分も熱中する可能性が高いからだ。
佐藤尚之著『ファンベース』
⇒ ファンは売上と信頼を同時に運んでくる。
人口減少と市場の成熟により、新規顧客獲得にかかるコストは年々上昇している。
加えて、情報過多の環境では企業発信の広告は埋もれやすく、届いたとしても記憶に残りにくい。
一方で、多くの事業の売上を分解すると、少数のコアファンが大きな割合を支えていることが分かる。
ファンは繰り返し購入するだけでなく、自らの言葉で周囲に魅力を伝える。
信頼関係のある友人や知人からの推薦は、購買行動に強い影響を与える。
この紹介は価値観の近い人へと伝播しやすく、定着率も高い。
価値観が近い類友は、テレビやネットを凌ぐ最強メディア
佐藤尚之著『ファンベース』
結果として、広告費に過度に依存しない成長の循環が生まれる。
行動として、既存顧客(取引相手)の中から「よく買い、よく語ってくれる人」をリストアップしてほしい。
その人たちとの接点を増やすことが、最も効率のよい経営施策となる。
ファンは育てるものであり、組織全体で向き合う
成長には時間がともなう、なのに君たちはすぐ成果を求める。
愛用してくれるファンを大切にする仕事であるファンベースは、とてもポジティブな要素で満ちている。
佐藤尚之著『ファンベース』
⇒ 共感と信頼の積み重ねが応援を生む。
ファンの支持は一瞬で生まれるものではなく、段階的に深まっていく。
価値への共感が芽生え、繰り返し触れる中で愛着が育ち、誠実な対応の積み重ねによって信頼が形成される。
この信頼が、応援や紹介といった行動へとつながっていく。
ファンミーティングは、その関係性を強化する有効な手段である。
直接話を聞き、改善点を受け止め、姿勢を示すことで、企業への理解と信頼は一段深まる。
また、外部のファンを支える前に、社員が自社の価値を理解し、誇れる状態を作ることが不可欠である。
社員は日々の言動を通じてブランドを体現している。
短期施策やキャンペーンも、ファンとの関係性を深める視点で設計すれば資産として残る。
大勢と薄くつきあうのも楽しいが、数人と濃くつきあうのも楽しいものである。
佐藤尚之著『ファンベース』
今日の行動として、社員に「自社の好きなところ」を一つ聞いてみてほしい。
その答えが曖昧であれば、ファンベースはまだ育ち始めたばかりである。

フレデリック・F・ライクヘルド 著「顧客ロイヤルティのマネジメント」
顧客ロイヤルティは「自社や製品、サービスに対して顧客が抱く愛情や信頼」を指す。つまり、「顧客との絆」である。
ポイントカードやマイレージ、コールセンターなどはこの「顧客ロイヤルティ」の考え方が基礎になっている。
つまり、新規開拓よりも「ファンや推してくれる人」を大切にしよう!という話である。
ファンベース最古の書籍といっても過言でない。
ロイヤルティこそ経営の原点である。
フレデリック・F・ライクヘルド 著「顧客ロイヤルティのマネジメント」
クリス・アンダーソン 著「ロングテール『売れない商品』を宝の山に変える新戦略」
「最大の金は最小の販売にあり」
クリス・アンダーソン 著「ロングテール『売れない商品』を宝の山に変える新戦略」
ティエン・ツォ著『サブスクリプション 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル』
すべてがこれまでと様変わりした。 なぜか? いまがビジネスの歴史の重要な転換点にあるからだ。 産業革命以後、見られなかった転換である。 一言でいえば、世界の中心が製品からサービスに移行しつつあるということだ。
ティエン・ツォ著『サブスクリプション 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル』
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
影響力とは、生まれ持ったカリスマや発信力の強さではない。
誰とつながり、その人たちからどれだけ信頼され、どの程度「同じ共同体の一員だ」と感じてもらえているかによって決まる副産物である。
フォロワー数や肩書きは代替可能だが、心のつながりは代替できない。
重要なのは、自分が何を語るかよりも、相手が何を大切にしているかを理解しようとする姿勢である。
私たちの人生の質を決定づける最も根本的な要素は、誰に囲まれて生きているか、そしてその人たちとどんな会話をしているかである。
ジョン・レヴィ著『You’re Invited』
セス・ゴーディン著『パーミッション・マーケティング』
一方的に消費者の注意を奪うテレビCMやオンライン広告といった「割り込み型マーケティング」は情報過多の現代においては効果を失いつつあり、むしろ消費者に嫌悪感を抱かせると語る。
DMや広告は、見せた瞬間に勝負が決まる。
だからサムネイルも構成もインパクト最重視になりがちだ。
わざわざ、「マーケティングの大半はスパム(迷惑行為)だ。」と著者が言い切るほどに。
インターネットの最大の秘密は、それが本質的にダイレクトマーケティング媒体であるということだ。 実際、インターネットは史上最高のダイレクトマーケティング媒体である。
セス・ゴーディン著『パーミッション・マーケティング』
まとめ
✅ 企業成長の土台はファンとの関係性である。
✅ 少数のファンが売上の大半を支えている。
✅ 共感・愛着・信頼が価値を増幅させる。
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。
けり返されるかもしれません。
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
佐藤尚之著『ファンベース』
⇒ ファンを大切にする企業だけが、長く選ばれ続ける。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
