- 投稿日:2026/04/28
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
「寝ても疲れが取れない」
「何もしていないのにだるい」
そう感じながら、今日もスマホを見て休んだつもりになっていないだろうか。
実はその疲れ、正しく休めていないだけかもしれない。
今回は片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』2025年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:片野秀樹(かたの・ひでき)
博士(医学)、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事。株式会社ベネクス執行役員。東海大学健康科学部研究員、東海大学医学部研究員、日本体育大学体育学部研究員、特定国立研究開発法人理化学研究所客員研究員を経て、現在は一般財団法人博慈会老人病研究所客員研究員、一般社団法人日本未病総合研究所未病公認講師(休養学)、一般社団法人日本疲労学会評議員も務める。日本リカバリー協会では、休養に関する社会の不理解解消やリテラシー向上を目指した啓発活動や、休養士の育成活動に取り組んでいる。編著書に『休養学基礎:疲労を防ぐ!健康指導に活かす』(共編著、メディカ出版)、著書に『休養学:あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)、『寝てもとれない疲れが消える マンガでわかる休養学 最高のパフォーマンスを生む休み方』(KADOKAWA)など。
✅ 疲労感は体からの重要な警告である。
✅ 寝るだけでは脳の疲れは回復しない。
✅ ぼんやりする時間が、最高の回復を生む。
疲れを抑制する行動、そして疲れを少なくする思考法、さらには疲れにくくなる食事法をご紹介したいと思ってできたのが本書です。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
本記事では、医学的視点から疲労の正体を解き明かし、日常で実践できる“疲れにくくなる考え方と行動”を紹介する。
がんばり続ける毎日を、消耗戦から回復戦へ切り替えたい人に向けた内容である。
『毎日がんばるあなたのための疲労学』
私たちの充電は100%になる前にまた活動している。ん~。

「朝から疲れている」「寝ても寝ても眠い」「家に帰っても仕事が頭から離れない」……こんな疲れた人たちが、『休養学』と本書を一緒に読んでくださることで、日々の生産性をより上げていただければ幸いです。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
本書にはチェックリストがある。
□ 寝ても寝ても眠い
□ 体は疲れているのに、いざ寝ようとすると寝つけない
□ 朝、起きた瞬間からすでに疲れている
□ 休みの日は思い切り朝寝坊をして、そのままゴロゴロ
□ 有給休暇がとりづらい職場に勤めている
□ 残業は当たり前だ
□ 人間関係に悩んでいる
□ 育児や介護など定休日のない仕事をしている
□ 最近、つまらないことでイライラする
□ 眼精疲労や肩こりがある
□ 入浴は湯舟につからず、シャワー派だ
□ テレビやSNS を見てダラダラしがちだ
□ 夜の付き合いが多いが、毎朝9時には出社する
□ 栄養ドリンクやコーヒーを飲まないとやる気が出ない
□ ケーキなど甘いものを頻繁に口にする
□ 最近、著しく気力·体力が衰えた自覚がある
2個以下…比較的元気。
3~5個…そこそこお疲れ。
6~10個…かなりお疲れ。
11個以上…危険水域。
いくら忙しくても、休むことを真剣に考えよう。
疲労は、第1に自律神経を乱れさせます。自律神経は自分ではコントロールできない、血流や臓器のはたらきを司っています。自律神経が乱れると、今度は人間の制御システムに影響を及ぼします。人間の体には大きく分けて神経系・内分泌系・免疫系という3つの制御システムがあります。この3つが互いに連絡をとりあい、ゆらゆらとバランスをとりながら生活しています。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
疲労感は「危険信号」であり、無視すると蓄積する
疲労はいつか疾病になってしまう。甘く見てはいけない。

疲労は、第1に自律神経を乱れさせます。自律神経は自分ではコントロールできない、血流や臓器のはたらきを司っています。自律神経が乱れると、今度は人間の制御システムに影響を及ぼします。人間の体には大きく分けて神経系・内分泌系・免疫系という3つの制御システムがあります。この3つが互いに連絡をとりあい、ゆらゆらとバランスをとりながら生活しています。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
⇒ 疲れを感じた瞬間こそ、回復に切り替える判断点である。
疲労とは、本来は活動能力そのものが低下した状態を指す言葉である。
しかし日常で自覚される疲れの多くは、だるさや重さ、おっくうさといった主観的な疲労感である。
この疲労感は、気分の問題ではなく、体が発している明確な生体アラートである。
これ以上活動を続けると回復が追いつかなくなる、あるいは不調につながるという警告信号である。
痛みや発熱と同じく、本来は行動を変えるための重要なサインであるにもかかわらず、疲労感だけは根性や気合で処理されやすい。
その結果、休むべきタイミングが後ろ倒しになり、疲労は自覚されないまま蓄積していく。
自分が疲れていると認めずに、無視し、放置してしまうと制御システムがアンバランスな状態が長引いてしまいます。すると今度は、少し休んだくらいでは疲れがなかなか回復しなくなります。疲労の蓄積の始まりです
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
この状態が続くと、回復に必要な休息量は指数関数的に増え、短時間の睡眠や休日では取り戻せなくなる。
行動として有効なのは、疲れを感じた時点で予定を1つ減らす判断を入れることである。
会議を短縮する、作業を翌日に回す、返信を即時にしない。
その小さな調整が、体に回復フェーズへ移行してよいという合図を送る。
疲労感を無視しないこと自体が、最もコストの低い健康投資である。
脳は休んだつもりでも、酷使され続けている
寝ている時こそ、脳は働いている。大変なんだよ。ホントに。
脳の負荷をどう抑制するかを考えるうえでまず知っておきたいのは、ワーキングメモリ・ネットワークとデフォルトモード・ネットワークの2つです。 どちらも前頭前野という、ものを考えたり判断したりするときに使う部分に存在する神経ネットワークです。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
⇒ 情報接触が途切れない生活が、脳の回復を阻害する。
現代の疲労の多くは、肉体よりも脳の過負荷によって生じている。
パソコン、スマートフォン、通知、チャット。
これらはすべて、ワーキングメモリを常時稼働させる装置である。
問題は、仕事を中断しても脳の使い方が変わらない点にある。
休憩中にSNSやニュースを眺めている間も、脳は読み取り、判断し、感情を動かし続けている。
つまり、脳にとっては仕事中と休憩中の境界が消えている。
この状態が続くと、情報処理能力は徐々に低下し、集中力の持続時間が短くなる。
考えがまとまらない、言葉が出てこないといったブレインフォグの症状も起こりやすくなる。
これは能力の問題ではなく、回復時間が欠如している結果である。
行動として取り入れたいのは、休憩中に画面を見ない選択を意識的に作ることである。
トイレ休憩の間はスマホを見ない。
昼休みに5分だけ目を閉じる。
その時間が、脳にとっては明確な回復のスタート地点となる。
ワーキングメモリはエンジンペダルを踏んで走っている状態、デフォルトモードは、エンジンは動いているけど走らせていないアイドリング状態のようなものといえます。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
人間は、集中(ワーキングメモリ・ネットワーク)とぼんやり(デフォルトモード・ネットワーク)を繰り返しながら生きている。
もし、集中ばかりしていて、ワーキングメモリ一辺倒になるとどうなるだろうか?
ぼんやりする時間が、最高の休養になる
ぼんやりすることを悪いと思うことが悪いのだ。何をそんなに焦るのか。
何かに集中して取り組む日は、ぜひ定期的にぼんやり、のんびりする時間をつくってみてください。活動時の脳に余暇時間を挟み込むイメージです。つい没頭してしまいがちな人は、タイマーを使うのもいいかもしれませんね。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
⇒ 何もしない状態が、脳と心を同時に整える。
脳には、集中して課題を処理する状態と、特定の対象を持たない状態がある。
後者はデフォルトモードと呼ばれ、回復と情報整理を担う重要な時間である。
この状態では、断片的な情報が統合され、感情の揺れも自然に落ち着いていく。
過去の経験が再解釈され、新しい視点やひらめきが生まれやすいのもこのタイミングである。
散歩をする。
窓の外を眺める。
コーヒーを飲みながら何も考えない。
これらの行為はすべて、デフォルトモードを活性化させる実践的な方法である。
重要なのは、その時間にスマートフォンを介在させないことである。
情報が入った瞬間、脳は再び処理モードに引き戻される。
行動としては、1日10分だけ意図的に何もしない時間を予定に組み込む。
あらかじめカレンダーに入れてしまうのも有効である。
その10分が、疲労を溜めにくい状態を作り、結果的に生産性と安定感を支える基盤となる。
休養とは、止まることではなく、回復が起きる環境を用意することである。
ぼんやりするときにはしっかりぼんやりし、エネルギーを回復する。そのあと効率的に時間を使う。そうやってメリハリをつけたほうが、結果的にはいいパフォーマンスにつながるはずです。それこそが本当のタイパといえるのではないでしょうか。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』

片野秀樹著『休養学 -「休み方」を20年間考え続けた専門家がついに編み出したあなたを疲れから救う』
人はなぜ疲れるのか?
休まないでいると人間の体はどうなるのか?
疲れがとれる最も効果的な休み方は?
20年間「休み方」を考え続けた専門家(医学博士)が編み出した「科学的に正しい休養法」を大公開するのが本書である。
注目されているのが「未病」という概念です。 これはもともと2000年くらい前の中国の医学書に出てくる言葉で、病気ではないけれど健康でもない状態をいいます。
片野秀樹著『休養学 -「休み方」を20年間考え続けた専門家がついに編み出したあなたを疲れから救う』
毛内拡著「気の持ちようの脳科学」
「デフォルト・モード・ネットワーク」=「脳のアイドリング」状態
脳の省エネ機能が過剰な働きをするとエネルギーが浪費される。
デフォルト・モード・ネットワークは脳の省エネのためにはたらいているとはいえ、脳の全エネルギー消費量の大半を消費している。としている。
ぼーっとしているときでも常に何かしら考えている状態──いわば雑念があるということでもある。人間の雑念の大半は過去への後悔と将来への不安であるというが、うつ病になりがちな人たちの頭の中では、「あのときああしておけばよかった」というネガティブな考えが、ぐるぐると何度もよみがえってしまっている。 そういう人はあれこれと色々なことに気がつくので、知らないうちに同時にあれもこれもと考え過ぎてしまって、病気とはいわなくても脳が疲れて悲鳴を上げているのかもしれない。
毛内拡 著「気の持ちようの脳科学」
金谷啓之著『睡眠の起源』
睡眠は脳の有無にかかわらず、ほぼ全ての生物に共通する現象である。
つまり、睡眠は「心身のメンテナンス」と「遺伝子に組み込まれた生命のリズム」の両面を担う基本的な機能である。
例えばライオンは1日10時間以上眠るという。草食動物たちは、天敵から身を守るために、睡眠を極限まで削ってきたのだろう。だが、それでもやはり、1日数時間の睡眠は必要なようだ。天敵に襲われるかもしれないという恐怖に怯えながら、細切れの睡眠をとるのだ。
金谷啓之著『睡眠の起源』
まとめ
✅ 疲労感は体からの重要な警告である。
✅ 寝るだけでは脳の疲れは回復しない。
✅ ぼんやりする時間が、最高の回復を生む。
なにしろ日本人の8割が疲れているわけですから、休養によって100%充電できている人は実際には少数です。多くの人は、電池がちゃんと充電し直されていない状態でつぎの活動を始めてしまっているのです。
片野秀樹著『毎日がんばるあなたのための疲労学』
⇒ 疲労を理解し、正しく休むことが人生の質を高める。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
