- 投稿日:2024/10/22
- 更新日:2025/10/09
こんにちは。
名古屋市守山区で整体院を経営している理学療法士のきむです。
こんなお悩みはありませんか?
✅「最近、階段を上がるのが少しきつい」
✅「腰が重くて動くのが億劫」
✅「腰痛などの痛みの回復が遅い」
そんな不調を抱えていませんか?
実は、こうした体の違和感や痛みは、身体機能の低下が原因であることが多いのです。
日常生活の中で使われる筋力やバランス力といった身体機能を「健康資産」と考え、意識的に積み上げていくことは、未来の健康を守るための最良の投資です。
なぜ、きむが身体機能の重要性にこだわるのか?
私は17年以上理学療法士として、多くの患者さんに向き合ってきました。これまで、「病気を治すことが自分の役割だ」と勘違いしていたのですが、経験を積む中で重要な気づきを得ました。
「病気を治すのは医師の役割だが、痛みや不調を引き起こす身体機能の改善は理学療法士の専門領域である」ということです。
この気づきを得てから、私の目標は、「どうすれば人々の身体機能を維持・向上させ、健康を守るか」にシフトしました。
身体機能が改善されることで、患者さんの痛みや不調が和らぎ、生活の質(QOL)が向上する瞬間を数多く目の当たりにしてきたのです。
身体機能が未来の自分を支える理由
身体機能が充実していると、日常生活はもちろん、老後の健康にも直結します。筋力やバランスが整っていれば、ケガの予防や生活習慣病のリスクも減り、将来の医療や介護の負担を大きく軽減できます。身体機能は、未来の健康と自由を守るための「資産」と言えるのです。
健康資産を積み上げる具体的な方法
1. 運動という投資を始めよう
・筋力トレーニング:筋肉を強化し、疲れにくい体を作る。
・有酸素運動:心肺機能を高め、生活習慣病の予防に役立つ。
・ストレッチやバランストレーニング:関節の可動域を広げ、転倒予防につなげる。
2. 適切な栄養と休息も重要な要素
・タンパク質で筋肉の回復を促す。(プロテインでもOK)
・ビタミンやミネラルで代謝をサポートし、体の働きを活性化。
・良質な睡眠で心身の疲れを癒し、体を整える。
身体機能を見直すための簡単セルフチェック
定期的に自分の身体機能をチェックすることも大切です。
次の簡単なテストを試してみてください。
1. 片足立ちテスト:片足で10秒間立つことができるか?
→バランス能力の指標になります。

2. 椅子立ち上がりテスト:腕を使わずに5回立ち上がれるか?
→下半身の筋力をチェックします。

3. 階段昇降テスト:息切れせずに2階まで上がれるか?
→持久力と心肺機能の目安になります。

身体機能がもたらす健康の「利息」
身体機能を積み上げると、健康という形で大きな「利息」を生むようになります。
具体的なメリットには次のようなものがあります。
・疲れにくくなることで毎日の活動が楽しくなる。
・スポーツや仕事や趣味のパフォーマンスが上がる。
・痛みから解放されることで、趣味や旅行を楽しめるようになる。
・医療費や介護費用の削減により、経済的な安心が得られる。
今始めることが未来の自分を救う
「今日が人生で一番若い日」
筋力やバランス感覚は、20代から徐々に衰え始めると言われています。しかし、今からでも遅くありません。小さな習慣を積み上げていくことで、身体機能は必ず改善します。
例えば、毎日10分のストレッチ、階段を使う選択、週に1~2回のウォーキング、これらの積み重ねが、未来の健康資産を築く第一歩になります。
まとめ:身体機能を積み上げて、自由な未来を手に入れよう
いかがでしたか?
身体機能は、人生を支える見えない健康資産です。
これを若い頃から積み立てることで、将来の病気やケガのリスクを減らし、自立した生活を続けられる力を養うことができます。
私が理学療法士として多くの患者さんと向き合いながら得た経験から言えるのは、身体機能の向上が痛みの解消や心の安定にもつながるということです。
未来の自分を守るために、今から少しずつでも取り組んでいきましょう。
身体機能を積み立て、健康という「資産」を育てることは、将来の自由で豊かな生活への最高の投資です。
「身体機能と健康チャット」で、身体機能について発信していく予定です。どなたでも参加可能ですので、気になる方は、覗いてみて下さい。
次回は、身体機能について深掘りしていこうと思います。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
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理学療法士17年間の経験と知識を活かし、痛みに関連した投稿をしています。
痛みで悩んでいる方は、是非、ご覧ください。
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参考文献
1、理学療法士ハンドブック①健康寿命 日本理学療法士協会.
健康寿命の延長と生活機能の維持に関する取り組みを紹介しています。特に、有酸素運動や筋力トレーニングが、日常生活機能や転倒予防にどれほど効果的であるかについて詳しく述べています。
2、運動介入による身体機能の変化が健康関連QOLに及ぼす影響、北里大学医療衛生学部. (2005).
本研究では、運動介入が身体機能の改善とQOL(生活の質)の向上に与える影響について詳しく調査されており、特に高齢者を対象にした包括的トレーニングの成果が報告されています。
3、がん患者の健康関連QOLに身体能力が及ぼす影響(2013).
がん患者を対象としたリハビリテーションにおいて、身体機能がどのようにQOLの向上に寄与するかを検証した研究です。日常生活動作や精神的健康のバランスが、患者の生活の質に重要な影響を与えることが示されています。