- 投稿日:2024/10/24
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はP·F·ドラッカー 著「現代の経営」1954年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。
おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
筆者:P·F·ドラッカー 経営学者。1909年ウィーン生まれ。
20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。2005年没。著書に「マネジメント』「プロフェッショナルの条件』など多数。
※※個人的な感想※※
「現代の経営」の発行は1954年。
「古い」かもしれないが、ビジネスの原理・原則は変化していない。
「人間」が変わらない限り、変わることはない。
"日本語"で海外の学者が書いた名著を読めるのは、"翻訳"した人。"その道の専門家"。"文章を書いた人"。
"製本、印刷、紙の製造、林業などの生産"。"販売の経路構築や小売店や売り場"。そして、情報を"知らせた人"がいる。
直訳するだけなら、画像解析。文字起こし。翻訳サービス。AIもある。
「誰かが喜ぶ」から「お金は動く。」
「古い」のは人間のほうかも。
現代の経営 企業・組織の目的
経営者は、事業の生命を支配するダイナミックな存在である。
P·F·ドラッカー 著「現代の経営」
①「企業の目的」
⇒ 「企業の目的として有効な定義はひとつしかない。顧客の創造である。」
顧客が欲しがるサービスが無謀であれば無謀であるほど求められる。
人間の根源的な部分の欲求を満たす。生命に関わるものから小さな欲求まで。求められれば、価値が生まれる。
例 ジェフ・ベゾスの方針画像:マンガでわかる ジェフ・ベゾスの起業と経営
家庭内で買い物が完結する。一歩も外に出る必要がない。
小荷物を近くのコンビニから送れる・受け取れる宅配サービス。
家が映画館、図書館になる。サブスクリプション。
② 2つの基本機能
企業は発展的な経済、あるいは、少なくとも変動を自然的で望ましいものと考える経済の中においてのみ存在しうる。事業は成長や変化が認められる社会に特有な組織であるといえよう。
P·F·ドラッカー 著「現代の経営」
どのような事業でも2つの基本的機能を持っていないと上手く田舎くなると語る。
⇒ マーケティングとイノベーション
マーケティング:市場が必要とするものを見つけて提供すること。
イノベーション:よりすぐれたモノやサービスを創造すること。
③「我々の事業は何か?」
企業の本来の性質からして、いくつかの目標がなければならない。
P·F·ドラッカー 著「現代の経営」
⇒ 正しく答えることが、トップマネジメントの第1の責務である。
「事業が何か」を決めるのはあなたではなく、顧客である。
4つの質問
1.「顧客は誰か」
2.「顧客は何を買うか」
3.「顧客は買うときに何を求めているか」
4.「我々の事業は何になるか」
例1
・「サービスが先、利益は後」(ヤマト運輸)
サービスレベルが上がるとコストは上がる。コストを抑えればサービスレベルが下がる。
維持コストを全体の売上が上回れば、利益が出る。
そのために、数多くの需要(小包)を集める。1つの輸送機にできるだけ詰める。等の方法で維持コストを下げる。
参考:【稲盛和夫の実学】売上を最大に、経費を最小に。
例2画像:マンガでわかる ジェフ・ベゾスの起業と経営
④目標管理によるマネジメント (MBO)
各成員は、企業に対しそれぞれに異なった寄与をするとはいえ、各成員ともみな一つの共通な目標に寄与しなければならない。
P·F·ドラッカー 著「現代の経営」
目標管理によるマネジメント(MBO:Management By Objective)
⇒ 『部下を徹底管理するのがマネジメント』という考え方は大間違い
ビジネスは現場で起こっている。
支配によるマネジメントで行ってはいけない。
悪例:自動車王ヘンリー・フォード
「すべて私が決める」ワンマン経営
なんとマネージャー無し。
自分1人で巨大企業を経営しようとした。
できる社員ほどすぐに退社してしまい、無気力な社員しか残らない。
参考:【失敗の科学 なぜ僕たちは同じ失敗を繰り返すのか?】
参考:【組織の罠 なぜ組織は動けなくなるのか?】
⑤『凡人をして非凡なことをなさしめる』ことが組織の目的である。
人々を偉大性に向かわせるようなものでなければならない。
P·F·ドラッカー 著「現代の経営」
⇒ 「満足は動機づけとして間違い。むしろ責任をもたせるべきだ。」
社員が仕事に責任をもち、自分の仕事を自ら管理することが大事。
「誇りや達成感は仕事を離れては生み出されない。仕事の中から生み出されることが必要である。」
従業員でも経営者目線を持ってほしいと考えるのは組織の目的である。
参考:【『経営者になるためのノート』】
もちろん、そのための対価や環境が適正であることは必要。個々の能力に頼る企業はいつか破綻する。
蛇足:中国古典兵法書「武経七書」の一つ『呉子』において、盤石な政治体制は良い人材の登用と兵士を奮い立たせることが、勝利への重要な要素だと説いています。
参考:【『呉子』に学ぶ!家計管理の考え方-5選-】
「戦いて勝つは易く、勝ちを守るは難し」です。
まとめ
企業の目的は顧客の創造である。
まずは顧客を想像しよう。
いかなる職業においても、傑出した人と呼ばれる人々は、自分たちが指導し育成した更新を最も誇るに値する記念碑として後に残していった人たちである。
P·F·ドラッカー 著「現代の経営」
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆