- 投稿日:2024/11/19
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はP·F·ドラッカー「経営者の条件」1966年発行をつまみ食いします。
まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
筆者:P·F·ドラッカー 経営学者。出典:Wikipedia
1909年ウィーン生まれ。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。2005年没。著書に「マネジメント」「プロフェッショナルの条件」など多数。
他の書籍・「現代の経営」
P·F·ドラッカー 著 1954年発行
「経営者の条件」
本書の原題
Effective Executive=「できる人」
経営者のみならず、命じられた以上の仕事をして成果をあげる人も該当する。
たとえ平社員でも、エグゼクティブになれる!
一応の成果をあげるためでさえ、理解力があり、懸命に働き、知識があるだけでは十分でない。成果をあげることはこれらとは違う何かである。
P・F・ドラッカー 著『経営者の条件』
余談だが、ドラッカーは「65年間でコンサルタントとして出会ったCEOのほとんどが、いわゆるリーダータイプの人ではなかった」という。
性格・姿勢・価値観・強み・弱みは千差万別だった。
共通していたのは8つの習慣だった。
性格、姿勢、価値観、強み、弱みのすべてが千差万別だった。外交的な人から内向的な人、頭の柔らかい人から硬い人、大まかな人から細かな人までいろいろだった。
彼らが成果をあげたのは八つのことを習慣化していたからだった。
P・F・ドラッカー 著『経営者の条件』
1:なされるべきことを考える
2:組織のことを考える
3:アクションプランを作る
4:意思決定を行う
5:コミュニケーションを行う
6:機会に焦点をあてる
7:会議の生産性をあげる
8:「私は」ではなく「われわれは」を考える
ただし、ここでは重要な時間と強みのマネジメントを紹介する。
時間を制する方法
通常、仕事についての助言は「計画せよ」から始まる。もっともらしく思えるが、問題はそれではうまくいかないところにある。計画は紙の上で消える。よき意図の表明に終わる。実行されることは稀である。
P・F・ドラッカー 著『経営者の条件』
時間の希少性を理解せよ
⇒ 時間は最も貴重な資源である。
時間は借りたり増やしたりできず、他のリソースとは違う。
無駄を減らし、最大限に活用する方法を学ぼう。
時間の「かたまり」をつくる
⇒ 集中力を保つための時間管理。
最低でも2時間以上のまとまった時間を確保することが生産性を上げる鍵である。
そのためにはどうすればよいのか?🤔
「時間のかたまり」をつくる3ステップ
ステップ❶: 現状を把握
まずは記録を取る。
意外とさまざまなことに時間を使っているのがわかるはずだ。
毎日行っているSNSやテレビ、動画を何時間しているかを記録してみよう。
ステップ❷ :整理する
時間がかかるのに、やめても何の影響もないことは意外に多い。
つまり、成果ゼロの仕事をすべてやめる。
ステップ❸ :まとめる
残った仕事をまとめると、時間の「かたまり」ができる。
これで、2時間以上のまとまった時間を確保できる。
または、新しいことのために何かをやめる。
したがって、時間を記録する、整理する、まとめるの三段階にわたるプロセスが、成果をあげるための時間管理の基本となる。
P・F・ドラッカー 著『経営者の条件』
新しいことに挑戦するには古い習慣を手放す必要がある。
重要なことに集中し、成果を上げるための時間を確保する。
⇒ 時間の「選択と集中」を。
「選択と集中」の参考
・『ジャック・ウェルチ わが経営 上下』
ジャック・ウェルチ 著 2005年発行
アーノルド・ベネット 著『自分の時間』
時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない。
オリバー・バークマン著『限りある時間の使い方』
太古の昔でも、1000年前でも、これからも、「時間が足りない」のだ。😱
今のところ、不変の原理である。
強みを活かし、弱みは補え
優れた人事は人の強みを生かす。弱みからは何も生まれない。結果を生むには利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。強みこそが機械である。強みを生かすことは組織に特有の機能である。
P・F・ドラッカー 著『経営者の条件』
弱みに囚われるな
⇒ 弱みを補うより、強みを伸ばそう。
成果を出すために必要なのは、自分の強みを活かすことである。
頑張って弱みを強化しても、人並みになるのが関の山。
同じ努力をするのなら、強みを強化すれば圧倒的な強みになる。
自分が弱い部分は強い人と組めば良い。
これは個人だけでなく、組織にも応用できる。
組織の強みを活用する
⇒ 個々の強みを最大限に活かせ。
人はそれぞれ異なる強みを持っている。
これを組み合わせ、弱みを補う組織を作ることで、より大きな成果が得られる。
「この人は強みがあるか」
「強みは仕事と関係があるか」
「強みで卓越した成果をあげられるか」
これらの問いがすべてイエスなら、その人にその仕事を任せるべきとしている。
大事なことは欠点ではなく強みを見ること
人に成果をあげさせるためには、「自分とうまくいっているか」を考えてはならない。「いかなる貢献ができるか」を問わなければならない。
「何ができないか」を考えてもならない。「何を非常によくできるか」を考えなければならない。
P·F·ドラッカー「経営者の条件」
人手不足が叫ばれる世の中だが、業務の中で本質的にボトルネックではないところを増員しても、コミュニケーションの手間が増えるばかりで実際には時間短縮にはならないことをこう表している。
小学1年の算数の教科書は、「溝を掘るのに2人で2日かかりました。4人だったら何日かかりますか」と聞いている。1年生にとっての正解は1日である。現実の世界ではおそらく正解は4日である。
P·F·ドラッカー「経営者の条件」
「ボトルネック」の参考
・「ザ・ゴール」
エリヤフ・ゴールドラット 著 1984年発行
参考動画:桜井政博のゲーム作るには
10人チームは7人分 【チーム運営】
まとめ
⇒ 時間を作り、強みを生かす習慣こそが成果の鍵である。
新しいものに易しいものはない。新しいものは必ず問題にぶつかる。
P・F・ドラッカー 著『経営者の条件』
成果をあげることは習慣である。
他の習慣と同じように身につけることのできるものである。
そして身につけなければならないものである。
-ドラッカー -
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!