- 投稿日:2025/06/20
- 更新日:2025/11/15
せどりに取り組む中で、Amazon販売における「出品規制解除」について悩んでいる方をよく見かけます。
「大きなハードル」と感じている発言もありますが、その多くは古い情報に基づいた誤解かもしれません。
以前は、規制解除に必要とされる書類が 「請求書」限定 でした。
しかし「請求書」を発行してくれる業者は限られていたため、当時は確かにハードルが高かったのです。
現在は条件が緩和されており、「領収書」または「納品書」 でも解除が可能になっています。
このため、以前に比べてかなり取り組みやすくなりました。
なお、Amazonの仕様は随時変更されるため、ここでの解説はあくまで私自身の経験に基づくものです。
「必ず正解」というわけではありませんが、参考になれば幸いです。
出品規制とは
Amazonで販売する際は、カテゴリ や ブランド ごとに「出品規制」がかかっている場合があります。
たとえば「食品」カテゴリや「Panasonic」ブランドなどです。
場合によっては、カテゴリとブランドの両方で規制がかかっていることもあります。
規制解除に必要なもの
出品するためには、Amazonに指定された資料を提出して規制を解除する必要があります。
具体的には、以下のような要件があります。
✅ 出品したいカテゴリやブランドの商品を 10点以上購入 していること
✅ その際の 領収書 または 納品書 を提出すること
(細かい要件は下記Amazonの案内を確認)

ポイントと注意点
・はじめのうちは、ほとんどの商品に規制がかかっていると思ってください。
・実績を積んでいくと「ワンクリック解除」といって、資料提出なしで出品できる商品も増えていきます。
・逆に、資料を提出しても解除されないケースがありますが、私の知る限り 販売実績ゼロのアカウント でよく起きています。
・一度解除したカテゴリでも、しばらく出品していないと再び規制がかかることもあります。
初心者へのアドバイス
いきなり「規制解除」に取り組む必要はありません。
なぜなら、せっかく解除しても 利益の出る商品を見つけられなければ時間とお金が無駄 になるからです。
また、商品を探している間に再度規制がかかって二度手間になることもあります。
👉 まずは 利益商品のリサーチ に集中することをおすすめします。
規制解除は、その先に必要になった時に取り組めば大丈夫です。
規制解除はハードルではない
「10個仕入れて売れなかったらどうしよう…」と不安になる方が多いですが、これは規制解除が難しいからではなく、リサーチに自信がないからです。
問題の本質は「規制解除」ではなく「リサーチ力」です。
たとえば「食品カテゴリ」を解除するというのは、
「食品を仕入れて売って利益を出す」つもりがある、ということです。
もし利益商品をまだ見つけられていないのであれば、
そもそも解除に挑戦する必要はないのです。
リサーチ力をつけるために
✅ リサーチ方法を学ぶ(チャットやノウハウ図書館に情報あり)
✅ 実際にたくさんリサーチをやってみる
✅ 致命傷を負わない範囲で少しずつ経験を積む
これが王道です。
YouTubeなどで人気のリサーチ方法はライバルも多いので、
最初は真似から入りつつ、経験の中で自分なりのやり方を見つけていく のが大事です。
コスト面について
規制解除のための仕入れは必要経費のようなものです。
仕入れた商品はメルカリなどで販売すれば、ある程度回収できます😊
Amazon販売は資金に余裕を持ってはじめよう!
Amazon販売に取り組むときに大切なのは、資金管理です。
資金に余裕がないと「規制解除を早くしないと…」と焦ってしまい、冷静な判断ができなくなります。
さらに、Amazon販売には毎月の固定費もかかります。
すぐに利益商品が見つからないこともあるので、余裕資金を確保してから始めるのが安心です。
資金が足りない場合は、メルカリなど固定費がかからないところで販売して、資金を貯めましょう。
以下の記事で、Amazon販売にかかる費用などを解説しています
↓ ↓ ↓
いきなり規制解除しようとしない
Amazon販売を始めると、最初に「規制解除しなきゃ…!」と思いがちですが、焦らなくて大丈夫です。
順序
1.利益商品のリサーチをする
まずは、出品規制がかかっていない利益商品を探して販売し、実績を積みましょう。
2.規制されている商品は一旦保留
利益商品を見つけても規制がある場合は、その商品を覚えておきつつ、他のリサーチを続けます。
3.「このカテゴリ・ブランドを解除したい」と思えたら規制解除
複数の利益商品が見つかり、「解除すれば利益が出る!」と確信できたら、はじめて規制解除に取り組みましょう。
ポイント
規制解除のために仕入れるのではなく、利益が出そうな商品を仕入れた結果、その領収書で規制解除するという順番が大切です。
実績を積むと「ワンクリック解除」も増えて、だんだん楽になります😊
規制解除は「別の商品」でもOK
例えば「Panasonic」で規制解除したい場合、同じPanasonicの商品であれば、売りたい商品そのものでなくても大丈夫です。
✅ 同じブランドなら、別商品でもOK
✅ 10個すべて同じ商品でなくてもOK
✅ 高単価で10個仕入れるのが不安なら、乾電池など低単価のもので解除可能
例)単3電池5個+単4電池5個 → 合計10個でOK
注意点
⚠️ セット商品は1セット=1個 と数えます
例)「5本セット×10個」の領収書が必要です。
⚠️ 表記の違いに注意
「Panasonic」と「パナソニック」は別ブランド扱いになることもあります。
2025/6 現在の必要資料
実際に出品しようとすると、規制がある場合は以下のような書類の提出が求められます。
書類は以下の要件を満たす必要があります。
□2024/12/22日付以降(180日以内)
□出品用アカウントの情報と一致する名前と住所を入力すること
□メーカーまたは販売業者の名前と住所が含まれていること
□合計10点以上の商品の購入を明記すること
□価格情報は省略可
□申請時の書類に記載された商品の取引業者に連絡して、提出された書類を検証する場合があります。
□Amazonの請求書または注文確認書を提出する場合、50ユニット以上まとめて履行された購入であることを記載してください。その他のすべての請求書には、10ユニット以上まとめて履行された購入であることを記載します。
ファイル形式は pdf、docx、png、gif、jpgのどれかで、最大ファイルサイズ10MBまでです。
※Amazonの仕様変更の可能性があるので最新のルール確認も忘れずにお願いします。
領収書に必要な情報が不足している場合の対応
Amazonの出品規制解除で提出する領収書には、Amazonが求める情報がそろっている必要があります。
ですが、領収書1枚だけでは情報が不足する場合があります。
対応方法
領収書の記載が不足している場合は、「注文詳細」や「購入明細」「納品書」と組み合わせて提出してOKです。
例:Yahooショッピング → 領収書には住所がないが、「注文詳細」には住所が記載されている
提出の工夫
・「領収書」と「注文詳細」のスクリーンショットを1つのファイルにまとめて提出
・日付・注文番号・金額などで同じ取引であることが分かる状態にしておく
・分かりやすくするために、注文番号などに赤線を引いて強調するとより安心(必須ではありません)
ポイント
Amazonの審査は「書類から同一取引と判断できるか」が重要です。
領収書1枚で不足があっても、補足資料を組み合わせれば大丈夫です😊
例)左は領収書、右は注文詳細です。

仕入先にイオンがあれば試してみて!
私が行ったことがあるイオンでは、サービスカウンターに行くと手書きの領収書、がもらえます。
・名前
・セラー登録住所
・JAN
・商品名
・個数
全てお願いすると書いてくれます。
購入品明細ももらって、一緒に提出しています。
却下されてもあきらめない
申請却下されてもあきらめないでください。
・書類をチェックして最申請
・時間を置いて新たに申請
・書類のほか、仕入れた現物の写真も添付
・必要書類に、商品ASINも記載する
このように、一度申請を却下されても、再申請すると通る場合があります。
担当者により判断がわかれるのかもしれません😅
余談です
ちょっとボーッとしてて、Amazonの出品申請に、普通のレシートを送ってしまったことがあります。
レシートなので、住所も名前もないですし、商品名も途中で切れていました。
それでも、何分もしないうちに申請が許可されました。
チャットやオフ会などで話題になると、同様の体験をしている方が多数いらっしゃいます。
理由はわかりません。
アカウントの信用? 審査する担当者次第? AI判定?
前述したように、実績ゼロだと、要件の整った書類でも却下されることがある一方で、実績を積むとこのようなこともあります。
※あくまで誤って申請したエピソードです。あえてやることはオススメしません。
※追記 チャット検索で出てくる情報は古い場合あり
規制解除についてチャット検索すると、こういった情報がヒットする場合があると思います。
カワダオンラインで玩具の規制解除しました!
NETSEAで食品解除成功!
これらは、以前は、規制解除に「請求書」が必要だったため、請求書を発行してくれる下記のようなショップで仕入れる必要があったためです。
・カワダオンライン
・国分ネット卸
・NETSEA
・スーパーデリバリー
現在は領収書又は納品書でOKなので、上記のショップで買う必要はありません。
規制解除用おススメ商品
チャットなどで、解除におススメの商品として挙がっていた、単価の安いものをまとめました。
✅️食品
・プロテインバー
・ミンティア
・カルパス
✅️局所用製品(化粧品など)
・メンソレータム リップ
✅️Panasonic
・ネジ
✅️SONY
・ネジ
✅️バッファロー
・マウスパッド
✅️CANON
・レンズキャップ
✅️タカラトミー
・ポケモングミ
・プラレール 連結部品
✅️LEGO
・基礎板
✅️バンダイ
・歯磨き粉
・ウエハース
Google検索や、最安値.com などで、「SONY ネジ」などで検索して安いものを探してみてください。
領収書があればいいので、楽天でもどこでも、安いところでOKです。
場合によっては、先ほど紹介した「ネット卸しサイト」なども利用してもいいかもしれません。
1個100円ちょっとで買えるものもあります。
10個で千円ちょっと、送料がかかっても2千円くらいで解除できるものもあります。
それでも悩んだら、チャットで質問してみよう!
出品規制に関するよくある質問に、以下のようなものがあります。
「どの商品も規制があって出品できません」
「出品規制解除に苦心しています」
「効率の良い規制解除方法が知りたい」
結局のところ、どれも本質は、「利益商品のリサーチで困っている」ということです。
回答する立場では、「どのようなリサーチをしているのか」が分からないと、具体的なアドバイスは、したくてもしようがないです。
例えば「効率の良い規制解除方法が知りたい」と言われても、今のリサーチ方法が効率が悪いかどうかは、どのようなリサーチをしているかがわからないと、そもそも判断しようがありません。
ですので、チャットなどで相談するときは、できるだけ具体的に聞いてみてください。
例えばですが
・リサーチした店舗の種類(ドラッグストア、ホームセンターなど)
・回った店舗数
・かかった時間
・実際にリサーチした数
・狙いや考え
・実際にリサーチしてみた感想
こういった情報を、できるだけ具体的に書いて相談してみてください。
以上、参考になれば幸いです!
いいね♡や、ブックマーク、一言コメントいただけるとうれしいです♥
お読みいただき、ありがとうございました♪
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