- 投稿日:2026/03/06
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
「ビジネス書を読んでも、結局役に立たない」。
そう感じたことはないだろうか。
次々と新刊が出ては消えていく。
数年前のベストセラーは、もう誰も話題にしない。
今回は土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』2012年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:土井英司
1974年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業。ゲーム会社、編集者・取材記者・ライターを経てアマゾンの日本サイト立ち上げに参画。27歳で同社の社長賞にあたる「Company Award」を受賞。
✅ ビジネス書は陳腐化する前提で使え。
✅ 時代の変化は本棚に現れる。
✅ 読書は情報収集ではなく武器化である。
専門スキルがある人は、フォーマットを売る、教育コンテンツを提供するなどのやり方で稼ぐことができる。「ホワイトカラー」+「セルフブランド」+「情報発信」というパターンで収入を伸ばすことが可能です。さらに言うと、情報産業は物理的な労働を要さず、仕入れも情報ですから、体力がなくて知恵がある老人でもできる。いわば高齢化社会にぴたりとマッチしている産業なのです。情報のクリエイターもしくは体を使わずにすむ情報のディストリビューターになれた人は、定年なく働けるし、生涯現役も可能だということです。
土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』
なぜビジネス書はすぐ古くなるのか。
それでも、なぜ読む価値があるのか。
その答えを、本書から解き明かす。
「超」ビジネス書講義
ビジネス書には当たりハズレも多いが、読みたくなる「何か」がある。
しかるべきビジネス書を、しかるべき読み方で読む。そうすることで、ビジネスチャンスはいくらでも見えてきます。ここで、のっけから言ってしまいましょう。すべてのビジネス書は陳腐化します。時間の経過とともに、あっさりと劣化します。
土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』
ビジネス書は「腐る食品」である
毎年大量の本が出版される。よくもまぁ書くことがあるものだ。
誰もがこぞって買ったベストセラーも、「×万部突破!」と新聞や電車の広告をにぎわせていた本も、数年経てば「ああ、そんな本もあったっけ」と忘れ去られていきます。
土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』
⇒ ビジネス書は鮮度が命である。
ビジネス書は時間とともに価値を失う。
それは欠点ではなく、本質だ。
ビジネス書は永遠の真理を語るために書かれていない。
その時代、その環境、その空気の中で直面している課題に答えるために存在する。
ビジネス書の効能は大きく3つしかない。
①収入を増やすため
②費用を減らすため
③運用をする新たなアイデアを探すため
{(収入ー費用)×運用(利回り) }=「資産形成」である。
3つのどの効能でこの本を読んでいるのかを知ることで、「ああ、そんな本もあったっけ」とならずに済む。
本を人生に役立てたいときに読む哲学書と、
本を目の前の仕事に役立てたいときに読むビジネス書は用途が違う。
「自省録」や『ニコマコス倫理学』のような哲学書が"長生き"なのは、真の事象が抽象化されているためである。
ビジネス書は本来、時代の変化に合わせて仕事をするためのものである。
ビジネス書は世相を表す。
例えば、2000年代前半から「お金に関するビジネス書」が増えだした。
IT革命で若くて大金持ちが増え始め、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』が2000年に出版されてから「会社オーナーか投資家になりたい」と思う人が急激に増え始めたのだ。
わかりやすいのがトマス・J・スタンリー著「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」
億万長者の共通点を徹底的に“データ”で解き明かしているが、調査は2000年以前のもので、IT産業やコンピュータ関係で身を起こした人物がほぼ出てこない。つまり、安価なレバレッジが無かった。
だからビジネス書は食品に似ている。
旬のときに食べれば、驚くほど栄養になる。
だが寝かせれば、簡単に腐る。
数年前の成功法則が、今では通用しないことは珍しくない。
市場も技術も働き方も、想像以上のスピードで変わっているからだ。
重要なのは、腐ることを恐れないことだ。
買ったらすぐ読む。
気になった章だけでもいいから開く。
1つでも使えそうな考えがあれば、その場で仕事や生活に当てはめてみる。
「全部理解してから使う」は、最も腐らせる行為である。
時代の潮目はビジネス書の山に現れる
ビジネス書の中には、たまに鋭い「何か」が刺さっている本もある。
人間にとって、最優先となるのは「飯のタネ」。価値観は主義主張ではなく、「何で食っているか」で決まるのです。産業の中心が農業だった時代には、農業の価値観がありました。それでうまくいかなくなると、工業の価値観が農業の価値観を打ち壊しました。そこに閉塞感が出てきて、サービス業の価値観がスタンダードとなった……。
土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』
⇒ 本棚を見れば、時代がわかる。
毎年約5000冊のビジネス書が刊行される。
これは多すぎるのではない。
それだけ多くの人が、時代の変化に不安を感じ、適応しようとしている証拠だ。
IT。
拝金。
起業。
自己責任。
どの時代でも、人々は「どうすれば食っていけるか」を軸に価値観を変えてきた。
ビジネス書のテーマは、その時代の「飯のタネ」を正直に映し出す。
だから読むべきなのは、1冊の内容だけではない。
書店で平積みされているジャンルを見る。
似たタイトルが並んでいる分野に注目する。
なぜ今、このテーマが量産されているのかを考える。
それだけで、社会の重心がどこに移動しているかが見えてくる。
例えば、トーハン調べ 2025年 年間ベストセラー:ビジネス書TOP5を見ると…。
①改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学
②科学的に証明された すごい習慣大百科
③頭のいい人が話す前に考えていること
④嫌われる勇気
⑤DIE WITH ZERO
人生全般の幸福と効率を両立したい世相が見える。
株式会社トーハン「2025年 年間ベストセラー」(集計期間=2024年11月20日~2025年11月18日)(PDFのリンク)
行動としては、月に1度、書店を一周するだけでいい。
買わなくてもいい。
眺めるだけでいい。
時代の空気を吸い込む感覚で、本棚を観察せよ。
読書とは「情報」を「武器」に変える行為である
エスキモーで氷を売る方法のヒントを手に入れよう。
「本は抽象と具象のバランスでジャンルが決まる」というのが僕の考えですが、ビジネス書は圧倒的に具象の割合が高い。"抽象成分九〇%以上"の本を哲学書とするなら、"具象成分七五%以上"でないと、ビジネス書とは言えないでしょう。
土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』
⇒ 読んだだけでは、何も変わらない。
ビジネス書は知識を増やすためのものではない。
選択と行動を変えるための道具である。
使われなかった知識は、存在しないのと同じだ。
重要なのは、どう使うかを決めながら読むことだ。
赤ペンで線を引く。
付箋を貼る。
「これは自分の仕事のどこに使えるか」と考える。
1つ決めたら、翌日試す。
人に話すのも強力だ。
同僚に共有する。
SNSで短くまとめる。
ブログに書く。
アウトプットした瞬間、知識は自分の言葉に変わる。
情報は誰でも手に入る時代である。
検索すれば、答えはすぐ出てくる。
それでも差がつくのは、使ったかどうかだけだ。
1冊から1行動。
それを積み重ねた人だけが、読書を武器にできる。

堀内勉著『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』
どんな情報でも瞬時に手に入るインターネット時代において、超多忙な実業家がわざわざ貴重な時間を割いて読書をするのは、単に知識を得るためではありません。それは、ビジネスリーダーとして、あるいは人間としての洞察力を高めるためです。
堀内勉著『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』
頭をよくするための「熟読」だけが読書なのではありません。 ほかにも、読書自体を楽しむことを目的とする読書もあれば、知識を得たり情報を得たりすることを目的とする読書もあります。 なかには、楽しみながら情報を得ることのできるものもあります。
小宮一慶著『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』
ズンク・アーレンス著『TAKE NOTES! メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる』
大切なのは、調査や学習や研究のあとで書くのではないということです。 書くことは、これらの仕事のすべての間にあります。
ズンク・アーレンス著『TAKE NOTES! メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる』
まとめ
✅ ビジネス書は陳腐化する前提で使え。
✅ 時代の変化は本棚に現れる。
✅ 読書は情報収集ではなく武器化である。
書き手の立場に立って読むどんな本でも、「著者はどういう意図でこう書いているのか?」と書き手の立場に立って読むと深い読書ができます。
土井英司著『土井英司の「超」ビジネス書講義』
⇒ ビジネス書は時代を読むための消耗品である。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
