- 投稿日:2025/01/14
- 更新日:2025/10/08

1️⃣結論
串カツのタレは、衛生面やソースの味の変化を防ぐため1度漬けが推奨されています。笑
しかし、日焼け止めは1度塗りではなく2度塗りが推奨されています。
2️⃣日焼け止めとは!?
ご存じの方も多いと思いますが、日焼け止めを使用することで、日焼けを防止することができます。
これにより、日焼けに伴う赤み・水ぶくれ・色素沈着などの比較的短期に現れるものやシミ・シワ・皮膚がんといった長期的な影響も防ぎます。
3️⃣日焼け止めの種類と働き
実は日焼け止めには2種類存在しています。
✅️①紫外線散乱剤
紫外線を鏡のごとく反射するのが紫外線散乱剤です。
酸化チタンや酸化亜鉛などがこれに当たります。
✅️②紫外線吸収剤
紫外線はエネルギーが高い光線です。それ故にDNAの損傷や細胞へダメージを与えます。その高エネルギーを吸収して別のエネルギーに変えてくれる(主に熱エネルギーや化学エネルギー)のが紫外線吸収剤です。
ケイヒ酸などがこれに当たります。
一般的に効果が高いのは②紫外線吸収剤ですが、紫外線吸収後に出来た物がアレルギー反応を起こすことがあるため、日常的な紫外線対策としては①紫外線散乱剤の方が安全とされています。
4️⃣SPFとPAとは!?
よく耳にするSPFとPAの違いをご存知でしょうか!?
✅️①SPF(Sun Protection Factor)
UVBの防止効果の指標で、上限値は50であり、それ以上は50+と表示されます。
✅️②PA(protection grade of UVA)
UVAの防止効果の指標で、+〜++++で表示され、+が多いほどその効果が高くなります。
SPF・PAともに『この日焼け止めを塗った場合に、何も塗っていない素肌に比べて何倍の紫外線量に耐えられるか』を表してます。
例えばSPF50の製品は、『50時間効果がある!』ということではなく、『塗らなかった時よりも50倍の紫外線量を浴びてから日焼けが始まる』ということです。
5️⃣日焼け止めは、なぜで2度塗り推奨!?
なぜ2度塗りすべきなのでしょうか!?
実は、一般の人が適量と思う日焼け止め量は、SPF測定時の半分しか塗れておらず、効果が半減するから2度塗りしましょうってお話です。
具体的には、SPFは日焼け止めを1cm²当たり2mg塗布して測定されますが、一般の人がこれが適量だよねって思う量で日焼け止めを塗ると1cm²当たり1mgしか塗布できていなかったということです。
SPFは塗布量に比例して正の相関を示すので、普通の塗り方だとSPFの効果は半分しか出ないことが考えられます。
皮膚科治療薬の服薬指導術P169より抜粋
6️⃣日焼け止めに関わる落とし穴
✅️①薬剤のロスを考慮する
従来から言われているように、汗をかくとウォータープルーフといえども日焼け止めが落ちてしまうので、数時間おきに塗らないと期待した効果が得られないと言うのは言うまでもありません。
さらに注意する点としては、日焼け止めを手のひら全体に塗ると1/2〜1/3が手のひらに残ってしまうため、片手の指全体で塗布することで、均一性が維持でき指への残存率を軽減することが出来ます。
✅️②冬場や雨の日でも紫外線は降り注いでいる
紫外線は目に見えず、暖かくもないため、冬場や雨の日などは紫外線のことを忘れがちですが、雨の日であっても晴れの日の半分程度の紫外線は降り注いでいるため、晴れた日ではなくても思わぬ日焼けをすることがあります。
そのため、シミ・シワなどの予防には季節や天候に関係なく、常に紫外線対策が必須になります。
7️⃣日焼け止めの使い方
日常的な紫外線対策にはSPF15、PA+程度の日焼け止めの使用が推奨されています。
面倒くさがりの方であれば、同等の効果を得るために、 SPF15製品を使って2度塗りするのではなく、倍の効果を持つSPF30製品を”適量”塗布するればよいです。
8️⃣終わり
いかがでしたでしょうか?
日焼け止めに関する勉強をするに当たり、常に紫外線対策が必須かつやり過ぎくらいでちょうどいいのかなと感じました。
皆さんの健康資産の一助になれば嬉しいです😄
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