• 投稿日:2025/06/10
  • 更新日:2025/09/29
屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス_第8回

屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス_第8回

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ハト│企業経営アドバイザー/事業再生士補

ハト│企業経営アドバイザー/事業再生士補

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要約
連載記事の第8回です。ChatGPTとの対話で、事業の本質と自分らしさを言語化して考えた屋号「ABY Partners(Always Besides You)」に込めた意味と決断のプロセスを紹介しています。

**ご案内**

この記事は、『屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス』という連載記事の第8回になります。
これまでに検討してきた経緯については、次に掲載しておりますのでご参照ください。

<過去記事>
第1回:なぜ屋号から始めるのか?
第2回:“事業の背骨”を言語化する ─ ミッション・ビジョン・バリューの整理プロセス
第3回:誰に価値を届けるか
第4回:”特別じゃない私”のメニュー作り
第5回:価格は関係性の設計-価格設計を悩んでいるあなたへ
第6回:完成でなくても前に進める思考プロセス
第7回:売り込みが苦手な私の動線設計

屋号「ABY Partners」(仮称)に込めた意味、思い

これまでの連載では、ミッションやターゲット、サービスの方向性について言語化してきました。
その一方で、「屋号から始める~」というタイトルの記事なのに「屋号をどう決めたか」については、触れてきませんでした。(ゴメンナサイ)

「屋号をどうするか?」
この問いは、最初はそこまで重く受け止めていませんでした。けれど、いざ言葉を考えはじめると、なかなか決まらない。思った以上に難しい作業でした。

この第7回では、このタイミングで屋号について触れます。なぜなら、「屋号を決めるプロセス」こそが、コンセプト設計そのものだったと思うからです。

※本記事で紹介する屋号「ABY Partners(仮称)」は、現時点で検討中の名称であり、今後変更される可能性があります。

■ なぜ屋号から考えたのか?

きっかけは、「個人で何かを始めたい」と思ったことでした。

SNSで活動するにも、誰かに自分の取り組みを説明するにも、「名前がある」ことで、格段に伝えやすくなります。

私は法人登記をしているわけでも、フリーランスとして開業しているわけでもありません。

ですが、「自分の意志で始める何か」を、仮にでもかたちにするなら、屋号が必要だとぼんやりですが、感じていました。

■ 「ネーミング」ではなく「姿勢」を決める

ChatGPTと何度も壁打ちしながら、最終的に検討している屋号が「ABY Partners(仮称)」です。

ABYは Always Besides You の頭文字で、「いつもあなたのそばにいる存在」という意味を込めています。

強みや実績も大切ではありますが、姿勢や関わり方で信頼を築いていきたいという想いから生まれた名称です。

■ 「寄り添い」「共創」「信頼」へのこだわり

この屋号には、自分が提供したい価値観を詰め込んでいます。

 伴走する姿勢(Always)
 一緒に考える関係性(Besides)
 あなたの意思決定に寄り添う(You)

これらを言葉にしたことで、私が「何を大切にして事業を進めたいのか」を、より自覚できるようになりました。

■ 名前に引っ張られて言語化が進んだ

興味深かったのは、名前を仮決めしたことで、コンセプト設計が一気に進んだことです。

抽象的だった「何かを始めたい」が、「ABY Partnersとして、こういう支援をしたい」に変わる。

名前があることで、自分の軸が定まり、他者にも伝えやすくなった気がします。

名前を決めること自体がひとつのコンセプト整理プロセスだったんだな、と今は思っています。

■ 次回予告:支援の手段としての「ロカベン」

次回は、サービス内容の一つとして検討している「ローカルベンチマーク(ロカベン)」の活用について書いていきます。
中小企業診断士試験や企業経営アドバイザーとしての学びをどう活かしていくのか──その展望と可能性を、現時点での思考とともにまとめてみたいと思います。

次の記事
第9回:私の強みを活かしたオプションメニュー

<過去記事>
第1回:なぜ屋号から始めるのか?
第2回:“事業の背骨”を言語化する ─ ミッション・ビジョン・バリューの整理プロセス
第3回:誰に価値を届けるか
第4回:”特別じゃない私”のメニュー作り
第5回:価格は関係性の設計-価格設計を悩んでいるあなたへ
第6回:完成でなくても前に進める思考プロセス
第7回:売り込みが苦手な私の動線設計

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