- 投稿日:2024/03/04
- 更新日:2025/11/05
1.貯蓄型保険
Naoと申します。本業はChat GPTの講師で、趣味は家計管理です✨
独身・結婚・2人の子育ての過程で、10年間手取りの50%で生活し、経済的自由をほぼ達成しています❗ 詳細は↓にまとめました
【10年間実践!】手取り50%で暮らす家計管理術:夫婦で築く経済的自由
本記事は、以下の方を対象にしています
✅保険の見直しを検討している
✅保険の解約をしたいが、返戻金に税金がかかるのが嫌
✅自分で税金の計算ができるようになりたい
学長ライブでは、「貯蓄型保険=毒キノコ」とされています。その理由は簡単で、投資する際に手数料がぼったくられているからです😢
貯蓄型保険は様々な名前で販売されています。「終身保険」「養老保険」「変額保険」「学資保険」「個人年金保険」「払済保険」などなど…
リベシティに入られて、保険見直しを進められている方も多いと思います。解約した際に戻ってくる返戻金にも、税金がかかる場合があります❗
それを脅し文句に、解約を考え直すよう言われるかもしれません…
税金の計算方法を理解して、スムーズに解約を進めましょう😊
加入している保険が、ぼったくり保険かお宝保険か確認するためのツールも公開しています↓
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2.税金の計算方法
2.1.一時所得の計算
前提
✅保険の契約者と受け取り人が同一人物 ※違う場合は贈与税になります
✅法人向けの保険ではなく、個人向けの保険である
この場合、解約返戻金は「一時所得」に該当します。
一時所得の計算方法は以下の通りです。
一時所得 = (解約返戻金) - (支払った保険金の総額) - 50万円
※複数の保険を一度に解約した場合、解約返戻金、支払った保険金の総額をそれぞれ合計して計算します。
例えばこれまでに200万円支払っていた場合、解約返戻金が250万円以内であれば、そもそも所得が発生しないということです❗
多くの貯蓄型保険は、支払った保険金の総額より解約返戻金の方が少ないでしょうから、所得はゼロとなり税金はかかりません。
⭕️たとえ解約返戻金で1000万円受け取っても、支払った保険金総額より少なければ税金は払う必要がありません⭕️
なお、上の計算で一時所得がマイナスになっても、損益通算はできません。節税効果はありませんので、ご注意下さい。
※一時払いの個人年金保険や変額個人年金保険で、確定年金の場合は契約から5年以内に解約すると、利益に20.315%課税されます。5年以内に解約して利益が出ることはほとんど無いので、ご参考まで。※
2.2.確定申告の必要性の判断
一時所得がプラスでも、その金額が20万円以内なら、原則として所得税の確定申告が免除されます❗つまり、所得税がゼロになるということです✨
ただし、他の理由で確定申告する必要がある場合には、一時所得が20万円以下でも、きっちり申告・納税する必要があるので注意して下さいね❗
(例)確定申告する必要がある場合
🌀給与以外の所得(事業所得や不動産所得など)の合計が20万円超の場合
🌀2箇所以上から給与収入を得ている
🌀住宅ローン減税を申し込む
🌀ふるさと納税のワンストップ特例制度を利用しない
などなど
2.3.税金の計算
一時所得が20万円超であったり、確定申告が必要な場合には以下の式で所得税と住民税を計算します。
所得税 = 一時所得×0.5×所得税率(5-45%)
住民税 = 一時所得×0.5×10%
一時所得は、税金を計算する際に所得を半分にして良いのです✨
かなりお得ですね~
3.税金の計算方法(例)
3.1 パターン1
条件
✅保険金の総支払額が500万円
✅解約返戻金が570万円
✅一時所得以外に、確定申告をする必要性がない
一時所得 = 570万円 - 500万円 - 50万円 = 20万円
一時所得が20万円以下かつ、確定申告をする必要がないので、所得税はかかりません。
厳密には住民税の確定申告は免除されていないので、
住民税 20万円 × 0.5 ×10% =1万円
の税金がかかりますが…きっちり申告している人がいれば教えてください❗
3.1 パターン2
条件
✅保険金の総支払額が500万円
✅解約返戻金が600万円
✅所得税の税率が20%
一時所得 = 600万円 - 500万円 - 50万円 = 50万円
一時所得が20万円超なので、確定申告する必要があります。
所得税:50万円 × 0.5 × 20% = 5 万円
住民税:50万円 × 0.5 × 10% = 2.5万円
解約返戻金を600万円受け取って、税金は7.5万円となります。
返戻金に占める割合は僅か1.25%です。
4.おわりに
いかがでしたでしょうか?
解約返戻金が大きくても、支払う税金は以外と少ない…というのがよくあるパターンです✨
保険の見直しを検討されている方は、一度計算してみることをお勧めします👀
参考になった方はブックマーク、レビュー頂けると励みになります🙇♂️
皆様の資産形成のお役に立てたら嬉しいです!
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