- 投稿日:2025/11/20
初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
「動画を投稿しているのに伸びない…」
「サムネ?編集?どこを直せばいい?」
多くのYouTuberがつまずく原因は、“努力不足”ではなく“改善ポイントの誤解”にある。
今回は大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』2021年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:大須賀 淳
1975年生、福島県出身。映像作家、音楽家。企業ビデオ等様々な映像・音楽コンテンツを制作すると同時に、書籍や雑誌での執筆、大学やeラーニング等での講師、製品デモなども数多く務める。2014年、日本初のシンセサイザードキュメント映画「ナニワのシンセ界」を監督。
✅ YouTube運営は才能ではなく技術である。
✅ 改善点は「CTR」「視聴維持率」「SEO」の3点に集約される。
✅ 伸ばす方法は“必ず再現できる”。
1分あたり500時間分もの動画がアップロードされているYouTubeでは、自分の動画をユーザーに視聴してもらうための工夫が欠かせません。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
本書は、主観や才能に頼らず、データに基づいて改善するための“技術マニュアル”である。
今回は、成長のボトルネックを切り分け、再現可能に伸ばすための専門的ノウハウをわかりやすく整理した。
『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
チェックも忘れないように!
映像や音声の収録・編集技術はもちろん、企画立案や動画を公開した後の宣伝といったマーケティング的な分野にいたるまでさまざまな知識を身に付ける必用があり、YouTuberとして継続した活動を行うにはかなりの労力を要する状況となっています。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
YouTube成長は「科学」である──伸び悩みの原因は“切り分け”で必ず解決できる
分析せよ。わからないなら、わかる規模まで分割せよ。
サムネイルとは、多数の動画の中で自分が興味のある動画だと一瞬で視聴者に感じさせることです。つまり「どんな内容なのか」が分かりやすいように作るのがポイントです。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
⇒ 改善点はデータが教えてくれる。
YouTubeで伸びるかどうかは「才能」や「センス」ではなく、データに基づいた“問題の切り分け”で決まる。
動画が伸びない多くのケースでは、どこを直せばいいのかが曖昧なまま手探りの改善を続けてしまい、かえって遠回りになる。
本書が強調するのは、まずCTR(クリック率)と視聴維持率という2つの指標に基づき、原因を明確に特定することだ。
インプレッションが少ないならSEOやタグを改善し、CTRが低ければサムネイル・タイトルを修正し、視聴維持率が低ければ編集テンポを改善する。
つまり、改善の方向性は最初から“数字が教えてくれる”。
感覚で悩む必要はなく、どの指標が悪いかを見て、最適な改善手段を選べばよい。
再生数が多くても、その動画からチャンネル登録者数が少ない場合は動画自体の人気は一過性で、根強いファンが付きにくい内容である可能性が高い。
一見すると同じ再生数の動画でも、公開直後に大量に視聴された後はあまり伸びていないものと、コンスタントに再生され続けるものでは、同行が全く異なります。前者はチャンネル自体にファンが多い場合に多く、後者は動画の題材へのニーズが高い場合が多いのです。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
さらに重要なのは、ここにPDCAの考え方が組み合わさってはじめて成長が再現可能になることだ。
Plan(構成段階)では、視聴者が離脱しそうな要素をあらかじめ排除する。
Do(撮影・編集)では本書のルールに忠実に従い、Check(分析)ではアナリティクスでCTR・維持率・30秒離脱率を確認し、Act(改善)で悪い部分だけを正確に修正する。
こうした工程を通じて、運任せではなく「同じやり方をすれば同じ成果が返ってくる」という、ビジネスとしての再現性が確立される。
YouTubeを“感覚的なクリエイション”としてではなく“科学的に改善できるシステム”として扱うこと。
これこそが本書の最大の特徴であり、伸び悩みを根本から解決する思考法である。
ファンを増やすためか、動画の題材でニーズが高いものを選ぶか。
自分の意図したとおりに動画が消費されているかを考えることで、企画や編集の作り方も異なってくるのである。
視聴維持率が劇的に変わる“編集テンポ”──動画が最後まで見られる構造のつくり方
発言の「間」や無音部分を削除してテンポを良く。視聴者がお望みだ。
カット編集や音声の編集と並んで、「文字の読みやすさ」は快適な視聴の大きな条件です。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
⇒ 視聴者の集中を切らさない編集が再生時間を伸ばす。
視聴維持率は、YouTubeアルゴリズムが動画の価値を判断する最重要指標である。
どれだけCTRが高くても、視聴者がすぐ離脱すれば評価は下がり、関連動画にもおすすめにも載らない。
本書は、視聴維持率を上げるための具体的な“編集テンポの技術”を秒単位で解説している。
まず重要なのは最初の30秒である。
(最近では7~15秒とも…。)
視聴者は動画が始まって数秒で「見る/見ない」を決めるため、冒頭は情報密度を最大にし、結論や見どころを先に提示する必要がある。
間延びした導入、無意味な挨拶、沈黙が続く構成は、即座に離脱を招く。
テンポの良い冒頭編集は、視聴者をつなぎ止めるための決定的要素なのだ。
そのうえで、動画全体を通して平均カット間隔は4秒以内、沈黙は0.5秒以下、テロップは1.5秒表示といった“数値で管理する編集”が推奨されている。
つまり「なんとなく速い編集」ではダメで、視聴者の集中力が切れない最適リズムを、データに基づいて維持し続けるという姿勢が必要である。
ジャンルによっても注意点は変化する。
「チャレンジ系」動画は競争率が高く、目立ってなんぼの世界。炎上する可能性も高い。
「製品レビュー系」は動画ネタが豊富で、成長すれば企業案件に結び付きやすい。しかし、製品を購入する費用がかかる。スマホ、ガジェット、コンビニ食でも予算は変わる。
「音楽系」は最後まで聞いてくれるかがポイント(=高い視聴維持率)になる。AIで作曲する場合は実際のミュージシャンやカバー曲とは少し異なる戦略が必要だ。イントロが長い曲や同じ展開が続くAI音楽だと離脱率が高くなりる。テンポのよい展開・驚きや変化のある構成が重要。「短時間でたくさんの曲を作れる」メリットがある一方で、没個性的・似たものが増えるリスクへの対策が必要。ミックスや構成の工夫、「人の耳で仕上げる」作業を必ず挟むべし。
「Vlog系」はラフに見えていても、一定のクオリティが満たされていないと、まとまりのない動画になってしまい、視聴されなくなる。動画の最初にダイジェストやアピールシーンを入れて、視聴者に内容のイメージを早く伝え興味を引くことが必要。撮影した映像や写真は色調補正などで統一感を持たせ、一体感のある映像に仕上げること。
「ゲーム実況系」はただのゲーム画面から一歩抜きんでるためのトーク力なども必要になる。声に自信がなければ、演者を用意するか、合成音声を使用するのも手。人気ゲームは差別化が必要になる。
動画のテーマを決める際、「自分の好み」や「ウケそうという勘」のみに頼るのはおすすめしません。さまざまなデータを加味し、着実な戦略を練りましょう。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
文字の読みやすさだけでいえば…。


いくつかの些細な違いで見やすさを変えることができるのだ。
文字のフォントも太さでも変わる。
ご自身のテーマに合った構成は重要である。
テーマや雰囲気が似ている他の人気動画を参考にしてもいいだろう。
また、離脱ポイントを視聴維持率グラフで確認し、その直前の編集要素(話の切り替え、言い直し、冗長な説明など)を特定して改善することで、次の動画から維持率が上がる。
こうした改善サイクルは、編集の“クセ”や“無駄”を客観的に見直す効果もあり、作品の品質向上につながる。
本書は、編集を感覚的な「自分が好きなテンポ」で行うのではなく、「視聴者の集中が続くテンポ」に合わせることの重要性を徹底している。
視聴維持率とは、クリエイターの主観を排し、視聴者の体験を中心に据えた時に劇的に改善するものなのだ。
クリック率を最大化する“発見最適化”──SEOとサムネの統合で視聴者が集まる仕組みを作る
「見やすい」と「興味を惹く」は近い場所にある。後は欲望を誘え。
サムネイルでは一番伝えたいことを常に意識し、そこに視聴者の注目が行くように要素を調整する必要があります。サムネイルでは主に色や明るさ、大きさ、情報量といった要素がありますが、それぞれ全て目立たせると見づらくなるだけでなく、伝えたいことが埋もれてしまいます。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
⇒ 見つかり、クリックされる設計が成長の入口となる。
YouTubeの集客は、まず「見つけてもらうこと」から始まる。
どれだけ面白い動画でも、クリックされなければ存在しないのと同じである。
本書では、SEOとサムネイルを“別々の技術”ではなく、“視聴者を連れてくる一つの仕組み”として統合して考える。
タイトルは、前半に“感情を刺激するフック”、後半に“検索キーワード”を配置する二層構造が最適だとされる。
これは「人の心」と「アルゴリズム」の両方にアプローチするための設計であり、CTRと検索流入を同時に高める効果がある。
スマホで読みやすい30文字前後を目安に、視聴者が即座に理解できる言葉を使うことが重要だ。
一方、サムネイルは“デザインではなく機能”として扱われる。
迷うなら、生成AIに聞いてみるのも手である。ただ、手直しは必要。
▼もしくはこちらを参考にしてみて。▼
ド素人の私が参考にするデザインサイト3選+α。まずは真似るのだ!ただし…。
一般的になるが、文字量は画面の30%以内、コントラスト比4.5:1以上。
人物の顔は右上に配置、文字は極太で3行以内というように、サムネイルは「見やすさ」「瞬間理解」「視線誘導」の3要素を機能的に満たす必要がある。
ここでも重要なのは、「気合いで作る」サムネではなく、「CTRが上がる構造で作る」サムネを再現することだ。
視聴者の視線の動き、スマホでの視認性、クリックしたくなる心理に基づき、最も効果のあるレイアウトが定量化されている点が本書の強みである。
SEOとサムネを正しく組み合わせることで、インプレッションが増え、CTRが上がり、アルゴリズムが“価値ある動画”と判断し、さらに露出が増えるという好循環が生まれる。
まさにYouTube成長の入口そのものが、この“発見最適化”なのである。
以下のリンクは私のノウハウ図書館の記事に飛びますのでご注意ください。
◆YouTubeに関する書籍
・小山竜央著『〈超完全版〉YouTube大全』
・学識サロンまぁ〜著『“顔出しナシ”でYouTubeで稼ぐ本』
・大原昌人著『これからの集客はYouTubeが9割』
・染谷昌利・木村博史共著『世界一やさしいブログ×YouTubeの教科書1年生』
・覚詩著『動画ライティングの技術 相手の「ほしい」を引き出す』
・大原昌人著『会社の売上を爆上げするYouTube集客の教科書』
・佐々木裕一ほか著『スマホでYouTubeにハマるを科学する』
・有隣堂YouTubeチーム著『老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界』
・ハヤシユタカ著『愛される書店をつくるために僕が2000日間考え続けてきたこと』
オマケ
【本当は教えたくない】書籍と人に会って見えた!YouTubeで収益化するための7つの法則!
企業YouTubeでも『収益化の共通法則』は変わらない。
人に会い、大量の書籍を読んだシロマサル独自調査による黄金即7選を紹介中!
5万円するような情報商材を買うぐらいなら、ノウハウ図書館で書いたから一度見てってや~。
まとめ
✅ YouTube運営は才能ではなく技術である。
✅ 改善点は「CTR」「視聴維持率」「SEO」の3点に集約される。
✅ 伸ばす方法は“必ず再現できる”。
YouTubeは日進月歩でアップデートされているため、本書の発売時点ですでに細かな違いが出ている可能性がありますが、この先何年か後でも十分に有効となる内容を意識して構成しています。
大須賀淳著『YouTuberの教科書 視聴者がグングン増える!撮影・編集・運営テクニック』
⇒ YouTubeの伸び悩みは“技術”で必ず解決できる。
うまくいかない時は”あがく”しかない。
まずは試そう。
何故かいきなり再生数が伸び出す動画も増えてくる。
何にせよ。「継続は力なり」
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆

