- 投稿日:2024/05/17
- 更新日:2025/10/13
13.仕訳
仕訳とは取引に基づく勘定記入(転記)に
先立ち、どのように勘定記入するかを整理
すること(メモみたいなもの)をいう。
取引の要素ごとに、以下の3点を整理する
①どの勘定に記入するか(勘定科目)
②勘定口座における借方と貸方のどちら側に
記入するか
③いくら記入するか(金額)
仕訳は直接的に勘定記入することによる
記入漏れなどを防ぐことや、
各取引を発生順に把握できるようになる。
🟦仕訳のルール
①仕訳の記入法則
取引要素ごとに、次の法則に従って勘定科目と
金額を左右(借方と貸方)に書き分けていく。
✅資産の勘定→ 増加は借方、減少は貸方
✅負債の勘定→ 増加は貸方、減少は借方
✅純資産の勘定→増加は貸方、減少は借方
✅収益の勘定→ 増加は貸方、減少は借方
✅費用の勘定→ 増加は借方、減少は貸方
となる。
②貸借は一致する
借方に記入した金額の合計と、
貸方に記入した金額の合計は必ず一致する。
これを【貸借一致の法則】という。
14.転記(勘定記入)
各勘定口座の記入は、仕訳(メモ)からの
転記によって行う。
転記にあたっては、取引の構成要素ごとに
少なくとも3つを記入する。
①日付
②相手勘定科目(または相手勘定)
転記元の仕訳において、逆側の位置に記入
していた勘定科目。
※相手勘定が複数ある場合は「諸口」
と記入する。
③金額
各取引の構成要素は仕訳において、
借方と貸方に書き分ける形で示させる。
転記は仕訳で示された取引の構成要素毎に行う。
🟦期首残高・期末残高がある場合の勘定記入
✅期首時点で残高がある場合:期首の日付で
「前期繰越」としてその金額を記入する。
=前期繰越記入(転記ではない)
✅期末時点で残高がある場合:期末の日付で
「次期繰越」としてその金額を記入して締め切る。
=次期繰越記入(なお借方残高のものは貸方に、
貸方残高のものは借方に記入する)
✅借方残高…借方側に記入した金額が大きい
状態で把握される残高
✅貸方残高…貸方側に記入した金額が大きい
状態で把握される残高
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06.簿記3級・⑥仕訳・転記
09.簿記3級・⑨現金
10.簿記3級・⑩預金
11.簿記3級・⑪小口現金
16.簿記3級・⑯手形
18.簿記3級・⑱貸倒引当金