- 投稿日:2024/05/14
- 更新日:2025/10/13
5.貸借対照表:
B/S(Balance Sheet)
貸借対照表とは一定時点の財政状態(ストック)
を明らかにするための財務諸表の一つ。
貸借対照表には資産・負債・純資産(資本)の
内容を具体的な科目に分けて表示する。
左右の合計が一致する(貸借一致の法則)
①資産=負債+純資産
②純資産=資産−負債
③負債=資産−純資産
6.資産
資産とは、企業が有する経済的資源をいう。
現金や物、権利など、金銭を稼ぐ源泉となる
各項目が資産に該当する。
例)
・現金…硬貨や紙幣など(お金)
・預金…普通預金や当座預金、
定期預金など(お金)
・売掛金…商品を掛売り(ツケ払い)した場合の
代金請求権(権利)
・貸付金…お金を貸している場合の
返済請求権(権利)
・備品…机・椅子・パソコンなど(モノ)
・車両運搬具…自動車やオートバイなど(モノ)
・建物…店舗・事務所などの企業が有する
建物(モノ)
・土地…店舗用土地・事務所用土地などの
企業が有する土地(モノ)
7.負債
負債とは、将来金銭などを
支払わなければならない義務(準ずるもの)をいう。
将来の支払い予定額のうち、
免れない義務となっているもの
(破産手続きなどの特別な手続きをしない限りは、
免れないもの)後日支払う。
例)
・買掛金…商品を掛で仕入れた場合の
代金支払い義務(後日支払う)
・借入金…お金を借りた場合の返済義務
※注意点将来予定している仕入の代金や、将来支払う
従業員の給与など、免れられない義務と
言えないものは、基本的には負債には該当しない。
これらはビジネスを終了して商品の仕入れを止める、
従業員を解雇するなどにより、
基本的にその取引の発生自体を
免れることが出来る。
8.純資産(資本)
純資産とは、資産総額から負債総額を
差し引いた金額(正味財産)をいう。
今後の事業活動を実施するための元手に
なることから、「資本」と表現されることがある。
例)
・資本金…株主からの出資によって
形成された純資産の金額
・繰越利益剰余金…事業活動によって形成された
純資産の金額で、配当金など
されていない金額
=商売を通じて増やした金額
※簿記では純資産の管理が重要視されている。
貸借対照表の中で、わざわざ純資産の金額を
表示している。
しかもその形成された過程に応じた科目分類も
されている。
利益(儲け)は商売を通じて
純資産が増えることを意味している。
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